蓄積データファイル削除コマンドが異常終了するトラブル、および対処方法について説明します。
蓄積データファイル削除コマンド(dccdelete)を実行したところ、画面に以下のメッセージが「表示され、異常終了する。
FSP_INTS-IS_IIS: ERROR: dcc09020-e: パラメタの指定に誤りがあります。(dccdelete パラメタ=[パラメタ名]) または FSP_INTS-IS_IIS: ERROR: dcc09030-e: パラメタの指定の方法に誤りがあります。(dccdelete)
パラメタ名が表示されている場合、画面に出力されたエラーメッセージの「パラメタ名」に出力されているパラメタについて、以下を確認します。
パラメタの記述方法が正しいか(日付の書式など)
パラメタ名が表示されていない場合、以下の点を確認します。
同時に指定できないパラメタが指定されていないか
dccdeleteコマンドの実行モードに対して指定できるパラメタか
いずれかに該当した場合、本現象が発生します。
dccdeleteコマンドは、実行モードとパラメタの組み合わせや、パラメタ同士の組み合わせ、パラメタの記述に誤りがあると異常終了します。
パラメタの指定方法を見直し、再実行してください。
蓄積データファイル削除コマンド(dccdelete)を"mode=dfe"を指定して実行したところ、画面に以下のメッセージがと表示され、異常終了する
FSP_INTS-IS_IIS: INFO: dcc09200-i: コマンドが終了しました。(dccdelete 終了コード=2)
dccdeleteコマンドのspec_dateオプションを指定しているか確認します。
指定している場合、資源管理ログファイルに以下のログが出力されているか確認します。
[日時] FSP_INTS-IS_IIS: ERROR: dcx00301-e: ([プロセスID]) パラメタの指定に誤りがあります。([エラー詳細情報])
このログが出力されている場合、本現象が発生します。
dccdeleteコマンドのspec_dateオプションを使用する場合、spec_dateにコマンドを実行した日時よりも未来日を指定することはできません。
コマンド実行時点よりも過去日を指定する、またはspec_dateの指定を省略して、コマンドを実行しなおしてください。
spec_dateの指定を省略すると、コマンド実行日時が入力されたものとして動作します。
“2.2.1 資源管理常駐プロセス(dcdaemon)が起動できない”の“2.2.1.2 資源管理ログ出力先の指定に誤りがある”を参照してください。