レプリカとするデータファイルを定義し、マスタ定義とレプリカ定義を関連づけます。同期の実行で反映する項目や条件などを設定します。
図6.29 レプリカ定義 - [基本設定]画面
レプリカ定義の作成方法
ツリービューでレプリカグループ定義を選択し、以下のいずれかの手順で作成できます。
[ファイル]メニュー → [新規作成] → [レプリカの作成]
マウスを右クリック → [レプリカの作成]
設定項目を入力して[次へ]ボタンを押し、設定が完了したら[OK]ボタンを押してください。
前の画面を戻って入力を訂正する場合、[戻る]ボタンを押してください。設定を取り消す場合、[キャンセル]ボタンを押してください。[ヘルプ]ボタンを押して、レプリケーションヘルプ画面を表示できます。
事前に、関連づけるマスタ定義を作成しておき、マスタ側のサーバと接続しておくことが必要です。
レプリカ定義を作成すると、レプリカ定義の情報がマスタ側のサーバに転送され、関連づけたマスタグループ定義に設定されます。
更新情報の取得を開始しているレプリカグループ定義に対して、レプリカ定義を追加すると、更新情報の取得が停止されます。
レプリカ定義の表示方法
作成済みのレプリカ定義を表示する場合、ツリービューでレプリカ定義を選択し、以下のいずれかの手順で表示できます。
[ファイル]メニュー → [開く]
マウスを右クリック → [開く]
ツールバーの[開く]ボタンを押す
図6.30 レプリカ定義表示画面(ツールバー)
レプリカ定義画面の設定項目
名前、説明
名前
レプリカ定義の名前を入力します。
同一レプリカグループ定義内に同名のレプリカ定義を複数設定できません。
レプリカ定義の名前は、英数字で62文字、日本語で31文字まで入力できます。シフトJISコードで表現できる文字を使用してください。
外字および特殊文字は使用できません。接続しているサーバがASP(PRIMERGY 6000)の場合、半角英小文字と半角カナ文字は使用できません。
説明
レプリカ定義についての説明を入力します。
説明は、英数字で 255文字、日本語で 127文字まで入力できます。シフトJISコードで表現できる文字を使用してください。
入力は省略できます。
関連づけマスタ
[マスタ名]に表示されるマスタグループ定義の一覧から、関連づけるマスタグループ定義を選択します。
表の設定
表名
レプリカとする表名(データファイル名)を入力します。
DBMSが富士通製DBMSまたはOracleの場合は「スキーマ名.表名」の書式で入力します。SQL Serverの場合は「DB名.所有者名.表名」の書式で入力します。
[参照]ボタン
レプリカとする表(データファイル)を選択できます。
[参照]ボタンを押して表示される画面の詳細は、"表の選択画面"を参照してください。
項目の拡張定義を行う
Symfoware6000の数値型、文字型項目を日時型として扱うことができます。設定すると表示される画面および設定方法は、"マスタ定義 - [項目の拡張定義]"の画面と同じです。詳細は、"マスタ定義-[項目の拡張定義]画面"を参照してください。
なお、画面のタイトルは、"レプリカ定義 - [項目の拡張定義]"となります。
レプリカ定義の設定を変更した場合、対象のレプリカグループ定義に設定したスケジュール定義は、再度設定してください。
レプリカ定義で主キーの選択が必要な場合、[次へ]ボタンを押すと、"レプリカ定義 - [主キーの選択]"の画面が表示されます。画面の詳細は、"マスタ定義 - [主キーの選択]画面"を参照してください。
レプリカ側からマスタ側に反映するデータの抽出条件を設定できます。関連づけたマスタグループ定義の運用形態に「集約」または「共用」を設定した場合、"レプリカ定義 - [抽出条件の設定]"の画面が表示されます。画面の詳細は、"マスタ定義 - [抽出条件の設定]画面"を参照してください。
レプリカ定義 - [関連づけの設定]画面
マスタ定義とレプリカ定義で同期の対象とするデータファイルの項目を関連づけます。
図6.31 レプリカ定義 - [関連づけの設定]画面
[追加]ボタン
マスタとレプリカの項目を1項目ずつ関連づけます。
マスタの項目を[関連づけ情報]から選択
関連づけるレプリカの項目を[レプリカ項目一覧]から選択
[追加]ボタンを押す
1~3を繰り返して、同期の対象とする項目を関連づけます。
[削除]ボタン
マスタとレプリカで関連づけられている項目を1項目ずつ解除します。
関連づけを解除する項目を[関連づけ情報]から選択
[削除]ボタンを押す
1と2を繰り返して、同期の対象とする項目の関連づけを解除します。
[全項目追加]ボタン
[レプリカ項目一覧]のすべての項目を[関連づけ情報]の[マスタ項目名]に関連づけます。
主キーを除く項目が[レプリカ項目一覧]の[項目名]の順番で関連づけられます。
[全項目削除]ボタン
マスタとレプリカで関連づけられている項目をすべて解除します。
主キーを除いて、[関連づけ情報]に示されている関連づけがすべて解除されます。
[マスタの項目情報]ボタン
関連づけるマスタ定義の項目(マスタの項目情報画面)が表示されます。
マスタの項目情報画面を表示した状態で関連づけを設定できます。
[レプリカ項目一覧]は、レプリカ側がOracleまたはSQL Serverのデータファイルの場合、NATIONAL CHARACTERの項目は、[データ型]に"CHARACTER"と表示し、[長さ]はバイト長で表します。