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PowerReplication V4.0L11 PowerReplicationユーザーズガイド V4.0

4.2.2 PowerReplicationのサービスを停止する

PowerReplicationのサービスは、Windowsの管理ツール(サービス)またはrpctlsvcコマンドを使用し停止します。


停止するサービス

停止するPowerReplicationのサービスには、以下の2つがあります。


停止方法

以下の順序で、PowerReplicationのサービスを停止してください。


  1. 自動ジョブサービス「PowerReplication ATJS」の停止

    Windowsの管理ツール(サービス)を使用し停止してください。


  2. レプリケーションサービス「PowerReplication」の停止

    Windowsの管理ツール(サービス)またはrpctlsvcコマンドを使用し開始してください。


    rpctlsvcコマンドの詳細は、"7.5 レプリケーションサービスの開始/停止コマンド"を参照してください。


なお、Windowsの管理ツールでサービスの[スタートアップの種類]に、「自動」を設定した場合、Windowsの停止で自動的にPowerReplicationのサービスが停止されます。
自動的にPowerReplicationのサービスを開始する方法は、以下を参照してください。


Oracleを使用する場合
"3.3.3 レプリケーションの環境を作成する"の"PowerReplicationのサービスを開始する"

SQL Serverを使用する場合
"3.4.3 レプリケーションの環境を作成する"の"PowerReplicationのサービスを開始する"



利用者プログラムなどで更新したデータは、即座に相手サーバへ反映されません。また、PowerReplicationのサービスを停止すると、同期が実行されず、更新データは相手サーバへ反映されなくなります。
更新データを相手サーバへ反映しておく必要がある場合、同期実行の完了を待ち合わせてPowerReplicationのサービスを停止してください。
同期の実行結果は、レプリケーションマネージャ、イベントビューア(アプリケーションログ)、または詳細メッセージ情報ファイルを参照し確認してください。
同期の実行方法および同期実行結果の確認方法は、"2.2.3 同期の実行"を参照してください。



PowerReplicationのサービスの停止は、ローカルコンピュータの"Administrators"グループ、または、ドメインの"Domain Admins"グループに属するユーザで実行してください。



差分同期を使用してレプリケーションの環境を構築した場合、以下の場合を除いて、更新情報の取得を停止しないでください。

更新情報の取得を停止した場合、PowerReplicationのサービスが開始されても更新情報の取得は自動的に開始されません。
このため、レプリケーションマネージャまたはrpctldifコマンドを使用して、必ず更新情報の取得を開始してください。



更新情報の取得を停止する必要がある場合は、事前に同期を実行して、すべての更新情報を反映してから、更新情報の取得を停止してください。
未反映の更新情報の有無は、rpdspdifコマンドの表示内容の以下を参照することで確認できます。

上記の値が0でない場合、未反映データ(更新情報)が残っていると判断できます。
rpdspdifコマンドの詳細は、"7.9 更新情報取得の状態表示コマンド"を参照してください。
rpdspdifコマンドの表示内容は、"付録G 更新情報取得状態の表示内容"を参照してください。



同期実行中は、PowerReplicationのサービスを停止できません。同期実行の完了を待ち合わせてPowerReplicationのサービスを停止してください。
同期実行の結果を確認する方法は、"2.2.3 同期の実行"を参照してください。



レプリケーションマネージャでサーバに接続している状態で、PowerReplicationのサービスを停止すると、サービスの停止がエラーとなる場合があります。



使用するDBMSのサービスを停止してからPowerReplicationのサービスを停止すると、サービスの停止がエラーとなる場合があります。