PowerReplicationのサービスは、Windowsの管理ツール(サービス)またはrpctlsvcコマンドを使用し停止します。
停止するサービス
停止方法
以下の順序で、PowerReplicationのサービスを停止してください。
自動ジョブサービス「PowerReplication ATJS」の停止
Windowsの管理ツール(サービス)を使用し停止してください。
レプリケーションサービス「PowerReplication」の停止
Windowsの管理ツール(サービス)またはrpctlsvcコマンドを使用し開始してください。
rpctlsvcコマンドの詳細は、"7.5 レプリケーションサービスの開始/停止コマンド"を参照してください。
なお、Windowsの管理ツールでサービスの[スタートアップの種類]に、「自動」を設定した場合、Windowsの停止で自動的にPowerReplicationのサービスが停止されます。
自動的にPowerReplicationのサービスを開始する方法は、以下を参照してください。
Oracleを使用する場合
"3.3.3 レプリケーションの環境を作成する"の"PowerReplicationのサービスを開始する"
SQL Serverを使用する場合
"3.4.3 レプリケーションの環境を作成する"の"PowerReplicationのサービスを開始する"
利用者プログラムなどで更新したデータは、即座に相手サーバへ反映されません。また、PowerReplicationのサービスを停止すると、同期が実行されず、更新データは相手サーバへ反映されなくなります。
更新データを相手サーバへ反映しておく必要がある場合、同期実行の完了を待ち合わせてPowerReplicationのサービスを停止してください。
同期の実行結果は、レプリケーションマネージャ、イベントビューア(アプリケーションログ)、または詳細メッセージ情報ファイルを参照し確認してください。
同期の実行方法および同期実行結果の確認方法は、"2.2.3 同期の実行"を参照してください。
PowerReplicationのサービスの停止は、ローカルコンピュータの"Administrators"グループ、または、ドメインの"Domain Admins"グループに属するユーザで実行してください。
差分同期を使用してレプリケーションの環境を構築した場合、以下の場合を除いて、更新情報の取得を停止しないでください。
バッチ処理の実行
バッチ処理の運用方法は、以下を参照して設計してください。
Oracleを使用する場合:"3.3.2 レプリケーションの環境を設計する"の"運用方法を設計する"
SQL Serverを使用する場合:"3.4.2 レプリケーションの環境を設計する"の"運用方法を設計する"
レプリケーションの環境変更
レプリケーションの環境を変更する方法は、"3.6 レプリケーションの環境を変更する"を参照してください。
システム異常の発生
システム異常発生時の対処方法は、"5.2 システム異常発生時の復旧方法"を参照してください。
更新情報の取得を停止した場合、PowerReplicationのサービスが開始されても更新情報の取得は自動的に開始されません。
このため、レプリケーションマネージャまたはrpctldifコマンドを使用して、必ず更新情報の取得を開始してください。
更新情報の取得を停止する必要がある場合は、事前に同期を実行して、すべての更新情報を反映してから、更新情報の取得を停止してください。
未反映の更新情報の有無は、rpdspdifコマンドの表示内容の以下を参照することで確認できます。
更新件数
コミット数
上記の値が0でない場合、未反映データ(更新情報)が残っていると判断できます。
rpdspdifコマンドの詳細は、"7.9 更新情報取得の状態表示コマンド"を参照してください。
rpdspdifコマンドの表示内容は、"付録G 更新情報取得状態の表示内容"を参照してください。
同期実行中は、PowerReplicationのサービスを停止できません。同期実行の完了を待ち合わせてPowerReplicationのサービスを停止してください。
同期実行の結果を確認する方法は、"2.2.3 同期の実行"を参照してください。
レプリケーションマネージャでサーバに接続している状態で、PowerReplicationのサービスを停止すると、サービスの停止がエラーとなる場合があります。
使用するDBMSのサービスを停止してからPowerReplicationのサービスを停止すると、サービスの停止がエラーとなる場合があります。