レプリケーションマネージャが動作する環境を変更する場合に必要な作業を説明します。
空き領域が十分なディスクに構成情報ファイルを移動する場合など、構成情報ファイルの保存フォルダを変更したい場合、以下の手順で作業を行ってください。
レプリケーションマネージャの終了
レプリケーションマネージャを起動している場合、終了してください。
構成情報ファイルの移動
レプリケーションマネージャ動作環境に設定した構成情報のフォルダを確認してください。このフォルダに保存されている構成情報ファイル(repli705.rmf)を移動してください。
レプリケーションマネージャ動作環境設定の操作方法は、"2.4.2 レプリケーションマネージャ動作環境の設定機能"を参照してください。
構成情報ファイルの保存フォルダ設定
レプリケーション動作環境の設定機能を使用して、構成情報ファイルの保存フォルダを設定してください。このとき、2.の作業で移動した構成情報ファイルが保存されたフォルダを設定してください。
レプリケーションの環境を構築したサーバと物理的に離れた場所からレプリケーションを運用/管理したい場合、クライアントにレプリケーションマネージャをインストールして実現できます。
クライアントの準備
レプリケーションマネージャ(Windowsクライアント)をインストールするクライアントを準備して、PowerReplicationで連携するサーバとTCP/IPで接続できるネットワークの環境を構築してください。
ここで準備したクライアントで動作するWindows OSについては、1.4.1 動作環境"の"Windowsクライアント"を参照してください。
レプリケーションマネージャのインストール
レプリケーションマネージャ(Windowsクライアント)をクライアントにインストールしてください。
インストール方法は、"3.2.1 インストールする"の"レプリケーションマネージャ(Windowsクライアント)のインストール"を参照してください。
レプリケーションマネージャの動作環境
レプリケーションマネージャ動作環境の設定機能を使用して、構成情報ファイルの保存フォルダを設定してください。
レプリケーションマネージャ動作環境設定の操作方法は、2.4.2 レプリケーションマネージャ動作環境の設定機能"を参照してください。
サーバ定義の作成
レプリケーションマネージャを起動し、既にレプリケーションの環境を構築しているサーバのサーバ定義を作成してください。
レプリケーションマネージャの起動方法およびサーバ定義の作成方法は、"6.1 レプリケーションマネージャ"を参照してください。
レプリケーションのグループ定義やマスタ定義/レプリカ定義、スケジュール定義の移行や再作成は不要です。
また、サーバ側での作業は不要です。
Windowsサーバのレプリケーションマネージャは、アンインストールできません。WindowsサーバとWindowsクライアントで同時にレプリケーションマネージャを使用しないでください。
分散したコンピュータの管理コストを削減するため、レプリケーションマネージャの運用をサーバで行いたい場合、サーバのレプリケーションマネージャを使用できます。
クライアントのレプリケーションマネージャをアンインストールしてください。
アンインストールの方法は、"3.2.2 アンインストールする"の"レプリケーションマネージャ(Windowsクライアント)のアンインストール"を参照してください。
レプリケーションのグループ定義やマスタ定義/レプリカ定義、スケジュール定義の移行や再作成は不要です。サーバでレプリケーションマネージャを起動し、既にレプリケーションの環境を構築したサーバに接続することで、運用/管理できます。サーバにレプリケーションマネージャをインストールする必要はありません。
レプリケーションマネージャの起動方法およびサーバへの接続方法は、"6.1 レプリケーションマネージャ"を参照してください。
既にレプリケーションの環境を構築しているレプリケーション製品よりも新しいバージョンのレプリケーション製品を導入した場合、新しいバージョンのレプリケーションマネージャに入れ換える必要があります。
レプリケーションマネージャのアンインストール
クライアントのレプリケーションマネージャをアンインストールしてください。
このとき、クライアントの動作環境に設定した構成情報ファイルは削除しないでください。
レプリケーションマネージャのアンインストール方法は、"3.2.2 アンインストールする"の"レプリケーションマネージャ(Windowsクライアント)のアンインストール"を参照してください。
なお、サーバのレプリケーションマネージャは、アンインストールできません。PowerReplicationをバージョンアップすると、サーバのレプリケーションマネージャもバージョンアップされます。PowerReplicationのバージョンアップ方法については、"3.6.3 旧製品からPowerReplication V4.0に変更する"を参照してください。
新しいバージョンのレプリケーションマネージャのインストール
新しいバージョンのレプリケーション製品に同梱されているレプリケーションマネージャ(Windowsクライアント/ASPクライアント)をインストールしてください。
レプリケーションマネージャ(Windowsクライアント)のインストール方法は、"3.2.1 インストールする"の"レプリケーションマネージャ(Windowsクライアント)のインストール"を参照してください。レプリケーションマネージャ(ASPクライアント)のインストール方法は、PRIMERGY 6000/ASPに添付されている「ASP PCクライアント」のソフトウェア説明書(README.TXT)を参照してください。
レプリケーションマネージャの動作環境設定
クライアントに作成された構成情報を新しいバージョンの形式に変更する必要があります。このため、レプリケーションマネージャ動作環境設定を起動し、[OK]ボタンを押してください。このとき、旧バージョンのレプリケーションマネージャで動作環境に設定していた構成情報のフォルダ名を設定してください。
レプリケーションマネージャ動作環境設定の操作方法は、"2.4.2 レプリケーションマネージャ動作環境の設定機能"を参照してください。
クライアントに構築されたレプリケーションマネージャ(Windowsクライアント)の動作環境を別のクライアントに移行する場合、以下の手順で作業を行ってください。
レプリケーションマネージャの終了
レプリケーションマネージャを起動している場合、終了してください。
構成情報ファイルの移行
レプリケーションマネージャ動作環境に設定した構成情報のフォルダを確認してください。このフォルダに保存されている構成情報ファイル(repli705.rmf)を移行先のクライアントに保存してください。
レプリケーションマネージャ動作環境設定の操作方法は、"2.4.2 レプリケーションマネージャ動作環境の設定機能"を参照してください。
レプリケーションマネージャのアンインストール
移行元のクライアントにインストールされているレプリケーションマネージャをアンインストールしてください。
レプリケーションマネージャのアンインストール方法は、"3.2.2 アンインストールする"の"レプリケーションマネージャ(Windowsクライアント)のアンインストール"を参照してください。
レプリケーションマネージャのインストール
移行先のクライアントに最新のレプリケーションマネージャをインストールしてください。
レプリケーションマネージャ(Windowsクライアント)のインストール方法は、"3.2.1 インストールする"の"レプリケーションマネージャ(Windowsクライアント)のインストール"を参照してください。レプリケーションマネージャ(ASPクライアント)のインストール方法は、PRIMERGY 6000/ASPに添付されている「ASP PCクライアント」のソフトウェア説明書(README.TXT)を参照してください。
レプリケーションマネージャの動作環境
レプリケーションマネージャ動作環境の設定機能を使用して、構成情報ファイルの保存フォルダを設定してください。このとき、2.の作業で移行した構成情報ファイルを保存したフォルダを設定してください。