ここでは、レプリケーション動作環境の設定機能について説明します。
レプリケーション動作環境の設定機能は、PowerReplicationが動作するために必要な環境を設定する機能です。
動作環境の設定は、PowerReplicationのサービスを起動する前に行います。
設定方法
レプリケーション動作環境の設定画面に入力することで設定できます。
設定するために必要な権限
動作環境の設定は、ローカルコンピュータの"Administrators"グループ、または、ドメインの"Domain Admins"グループに属するユーザで行ってください。
レプリケーション動作環境の設定画面の起動方法
Windowsの[スタート]メニューから起動できます。
[スタート]→[すべてのプログラム]→[PowerReplication]→[環境設定]
設定内容
設定する動作環境には、以下の3つがあります。
レプリケーションサービスの動作環境(必須)
レプリケーション動作環境の設定画面の[共通(1)タブ]と[共通(2)タブ]に設定します。
共通(1)タブ
構成情報と詳細メッセージ情報の格納情報、使用するDBMSおよびエラーの通知レベルが設定できます。
共通(2)タブ
ネットワークの環境および文字コード変換の動作環境が設定できます。
詳細は、"2.5.1 レプリケーションサービスの動作環境設定"を参照してください。
Oracleとの接続情報(選択)
PowerReplicationをインストールしたサーバでOracleを使用する場合、レプリケーション動作環境の設定画面の[Oracle]に設定します。
Oracleと接続するためのODBC接続情報が設定できます。
詳細は、"2.5.2 Oracleを使用する時の動作環境設定"を参照してください。
SQL Serverとの接続情報(選択)
PowerReplicationをインストールしたサーバでSQL Serverを使用する場合、レプリケーション動作環境の設定画面の[SQL Server]に設定します。
SQL Serverと接続するためのODBC接続情報が設定できます。
詳細は、"2.5.3 SQL Serverを使用する時の動作環境設定"を参照してください。
PRIMERGY 6000/ASPと連携する場合、動作環境の文字コード変換形式を連携する「ASP レプリケーションサービス」の動作環境と合わせて設定することが必要です。
この場合、設定方法は、"2.5.4 Symfoware6000と連携する時の動作環境設定"を参照してください。
連携する相手サーバで、同様に動作環境を設定することが必要です。
PowerReplicationの動作環境を変更する場合、使用するDBMSのサービスが起動状態であることを確認した後、PowerReplicationのサービスを一旦停止してください。
PowerReplicationのサービス停止は、"4.2.2 PowerReplicationのサービスを停止する"を参照してください。