以下の手順を実施して、設定方法を指定してください。
定義ファイルをエディタで開きます。
定義ファイルは、以下に格納されています。
<本製品のインストール先ディレクトリ>\config\vsys_config.xml
以下のキーと値を追加してください。
キー名 | 設定範囲 | 内容 |
---|---|---|
folder-name-method | 1~3 | フォルダ名の設定方式を指定します。 省略した場合は、「1」となります。(注) 注)番号は「概要」の「フォルダの名前」の表の設定方式番号に対応 |
lserver-name-method | 1~3 | L-Server名の設定方法を指定します。 省略した場合は、「1」となります。(注) 注)番号は「概要」の「L-Serverの名前」の表の設定方式番号に対応 |
設定例は以下のとおりです。
例
<properties version="1.0"> : <entry key="folder-name-method">2</entry> <entry key="lserver-name-method">2</entry>
ファイルを保存します。
管理機能のワークユニットを再起動します。
フォルダの名前
本製品で配備するシステムは、ServerView Resource Orchestratorのフォルダと1対1に対応しています。
フォルダの名前の設定方式を変更することにより、本製品で配備したシステムまたは組織と、ServerView Resource Orchestratorのフォルダの対応を取りやすくすることができます。
配備するシステムに対応する、ServerView Resource Orchestratorのフォルダの名前に、システムIDを設定します。
システムIDは、組織IDに9桁のランダムな英数字を付加した文字列となります。
例
以下のような文字列となります。
sosiki1-WCJFRUH6L
本設定が本製品のデフォルト設定となっています。運用上、本製品で配備したシステムと、ServerView Resource Orchestratorのフォルダの対応を取る必要がない場合には、本設定で利用することを推奨します。
配備するシステムに対応する、ServerView Resource Orchestratorのフォルダの名前に、組織IDに4桁の連番を付加した文字列を設定します。
例
以下のような文字列となります。
sosiki1-0001
上記の文字列は、本製品の管理者ビューでは表示されないため、本製品で配備したシステムと、ServerView Resource Orchestratorのフォルダの対応を取るには、フォルダのコメント欄に設定されるシステム名などを参照する必要があります。
本設定は、運用上、組織単位にフォルダの対応が取れればよい場合に利用することを推奨します。
注意
1つの組織内で、累計で10,000システム以上の配備が想定される環境では、利用しないでください。
累計10,000システム以上の配備を実施した場合、配備は正常に実行されますが、フォルダの名前には5桁以上の連番が付加されます。
配備するシステムに対応する、ServerView Resource Orchestratorのフォルダの名前に、組織IDと管理者ビューで指定したシステム名を連結した文字列を設定します。
例
以下のような文字列となります。
sosiki1-system1
上記のように、フォルダ名に利用者が指定したシステム名が含まれるため、「システムID」よりも、ServerView Resource OrchestratorのRCコンソールで該当のシステムを見つけることが容易になります。
ただし、本設定の場合、システム名には、半角英数字、アンダースコア、およびハイフンのみから構成される23文字以内の文字列を指定する必要があります。
運用上、システム名に日本語を指定する必要がない場合は、本設定で利用することを推奨します。
L-Serverの名前
本製品で配備するサーバは、ServerView Resource OrchestratorのL-Serverと対応しています。
L-Serverの名前の設定方式を変更することにより、本製品で配備したサーバと、ServerView Resource OrchestratorのL-Serverの対応を取りやすくすることができます。
配備するサーバに対応する、ServerView Resource OrchestratorのL-Serverの名前に、サーバIDを設定します。
サーバIDは、システムIDに4桁の連番を付加した文字列となります。
例
以下のような文字列となります。
sosiki1-WCJFRUH6L-S-0001
サーバIDは、本製品の管理者ビューでは表示されないため、本製品で配備したサーバとL-Serverの対応を取るには、IPアドレスなどを参照する必要があります。
本設定が、本製品のデフォルト設定となっています。運用上、本製品で配備したサーバと、ServerView Resource OrchestratorのL-Serverの対応を取る必要がない場合などは、本設定で利用することを推奨します。
配備するサーバに対応する、ServerView Resource OrchestratorのL-Serverの名前に、ホスト名(コンピュータ名)を設定します。
ホスト名は、VMwareなどの仮想化ソフトの操作画面やゲストOS上でも参照可能なため、本製品とServerView Resource Orchestratorや、本製品と仮想化ソフトの間でサーバの対応を取る必要がある場合などに、本設定で利用することを推奨します。
配備するサーバに対応する、ServerView Resource OrchestratorのL-Serverの名前に、管理者ビューで指定したサーバ名を設定します。
本製品で配備したサーバと、ServerView Resource OrchestratorのL-Serverの対応を取る必要がある場合などに、本設定で利用することを推奨します。
ただし、本設定の場合、サーバ名には、先頭半角英数字で、半角英数字、アンダースコア、およびハイフンのみから構成される64文字以内の文字列を指定する必要があります。