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Systemwalker Software Configuration Manager V14g 運用ガイド
Systemwalker

5.1.1 管理サーバ上のログ

管理サーバ上のログには以下のものがあります。

監査ログ【Windows】

ログ名

説明

ファイル

サイズ

世代数

vsys_audit_log

監査ログが出力されます。

10MB

10世代(注)

注) 超えた場合は、古い順から削除されます。

調査用ログ

ログ名

説明

ファイル

サイズ

世代数

vsys_trace_log

管理機能のトレースログが出力されます。

10MB

10世代(注)

vsys_batch_log

管理機能のバッチ処理部分のトレースログが出力されます。

managerview_trace_log

管理者ビューのトレースログが出力されます。

cfmg_api_log

CFMG APIのログが出力されます。

イベントログ

管理者ビューを利用中に発生したエラー情報などが出力されます。なお、イベントログについては、『操作ガイド』の「イベントログ」を参照してください。

注) 超えた場合は、古い順から削除されます。

5.1.1.1 ログの出力先

ログの出力先は以下のとおりです。

【Windows】

出力先フォルダ

出力先ファイル

%SystemDrive%\ProgramData\Fujitsu\SystemwalkerCF-MG\logs

ログ名と同じです。

注意

フォルダ「%SystemDrive%\ProgramData」は、隠しフォルダです。

通常の設定ではエクスプローラに表示されません。

フォルダ内を参照する場合は、フォルダ名を直接指定するか、もしくは、エクスプローラの「フォルダオプション」にて「すべてのファイルとフォルダを表示する」設定にしてください。

【Linux】

出力先ディレクトリ

出力先ファイル

/var/opt/FJSVcfmg/logs

ログ名と同じです。

5.1.1.2 監査ログ【Windows】

ファイルサイズおよび保存世代数を変更することができます。変更方法については、「監査ログのファイルサイズ変更手順」「監査ログの保存世代数変更手順」を参照してください。

デフォルトの設定値の場合、10人が1日1時間利用したとして、50日程度保持されます。必要であれば、利用頻度に応じて、適切な間隔でバックアップを行ってください。なお、対象ファイル名は以下のとおりです。

vsys_audit_log.[n] (n は世代数)
(例) 3世代分のファイルをバックアップする場合は、バックアップ対象ファイル名は以下のとおりです。
・vsys_audit_log.1
・vsys_audit_log.2
・vsys_audit_log.3

監査ログの出力形式

出力形式

<操作日時>,<ユーザーID>,<組織ID>,<操作種別>,<パラメーター>,<操作結果>


項目

説明

操作日時

YYYY-MM-DD HH:MM:SS.sss(ローカルタイム)

ユーザーID

操作を実行したユーザーのユーザーID

組織ID

操作を実行したユーザーの組織ID

操作種別

操作内容を示す文字列(注)

パラメーター

リクエストで指定されたパラメーター

操作結果

成功時は"SUCCESS"、失敗時は"FAILURE"

注) 操作種別は以下のとおりです。

操作種別

説明

VSYS#deploy

システムを配備する。

VSYS#update

システムの構成変更を行う。

VSYS#getList

システムの一覧を取得する。

VSYS#getDetail

システムの詳細情報を取得する。

VSYS#release

システムを一括返却する。

VSYS#lock

システムをロックする。

VSYS#unlock

システムのロックを解除する。

VServer#create

サーバを追加する。

VServer#search

サーバ情報を取得する。

VServer#stop

サーバを停止する。

VServer#start

サーバを起動する。

VServer#release

サーバを返却する。

VServer#attach

拡張ディスクを追加する。

VServer#detach

拡張ディスクを削除する。

VServer#changeSpec

サーバの性能を変更する。

VServer#backup

スナップショットを作成する。

VServer#restore

サーバをリストアする。

VServer#removeBackup

スナップショットを削除する。

VServer#getBackupList

スナップショットのリストを取得する。

VServer#cancelError

スナップショット、リストアのエラー状態を解除する。

VServer#addPatch

パッチ情報を登録する。

VServer#deletePatch

パッチ情報を削除する。

VServer#getInitPW

サーバの初期パスワードを取得する。

Event#notify

ServerView Resource Orchestratorからサーバに起きたイベントを通知する。現状は電源状態の変更、マイグレーションを通知。

EventLog#getList

イベントログの一覧を取得する。

VSYS#setLoginDate

管理者ビューにログインした日時を更新する。

VSYS#getLoginDate

管理者ビューにログインしたログイン日時を取得する。

VSYS#setUndeploy

システム、サーバ、ディスクを返却済みのステータスに変更する。

VSYS#flowDeploy

システムの配備を行う。(フロー用。承認後操作なし)

VSYS#flowEnableDeploy

システムの配備を行う。(フロー用。承認後操作あり)

VSYS#flowUpdate

システムの構成変更を行う。(フロー用。承認後操作なし)

VSYS#flowEnableUpdate

システムの構成変更を行う。(フロー用。承認後操作あり)

VSYS#flowRejectApplication

配備申請を却下する。

VSYS#flowForward

配備、または構成変更の申請を行う。

VSYS#flowError

配備、または構成変更の申請フローがエラーとなった際の後処理を実行する。

VSYS#flowCancel

配備、または構成変更の申請をキャンセルする。

VSYS#flowSaveCancel

配備、または構成変更の申請をキャンセルする。

VSYS#flowCancelRetry

構成保存のフローをキャンセル後、再申請時を行う。

VSYS#flowReleaseApplication

システムの返却申請を行う。

VSYS#flowRelease

システムを一括返却する。(フロー用。承認後操作なし)

VSYS#flowEnableRelease

システムを一括返却する。(フロー用。承認後操作あり)

VSYS#flowReleaseForward

返却申請を回送完了状態にする。

VSYS#changeOrg

システムのユーザーID、組織IDを変更する。

VSYS#recoverSystem

システムをリカバリする。

VSYS#recoverServer

サーバをリカバリする。

VSYS#recoverDisk

ディスクをリカバリする。

VSYS#setRecoverInfo

リソースID、およびディスク番号をリカバリする。

VSYS#setChangeInfo

システム名、サーバ名、サーバスペックをリカバリする。

VSYS#setServerStatus

サーバの状態をリカバリする。

SoftwareSetups#set

ソフトウェア設定情報を登録、更新する。

SoftwareSetups#getList

ソフトウェア設定情報の一覧を取得する。

SoftwareSetups#getDetail

ソフトウェア設定情報の詳細情報を取得する。

SoftwareSetups#delete

ソフトウェア設定情報を削除する。

SoftwareSetups#attach

ソフトウェア設定情報とソフトウェア情報を関連付ける。

SoftwareSetups#detach

ソフトウェア設定情報とソフトウェア情報の関連付けを解除する。

SoftwareSetups#getLinkList

ソフトウェア設定情報とソフトウェア情報の関連付けの一覧を取得する。

Parameters#set

パラメーター情報を登録、更新する。

Parameters#getList

パラメーター情報の一覧を取得する。

Parameters#getDetail

パラメーター情報の詳細情報を取得する。

Parameters#delete

パラメーター情報を削除する。

Packages#upload

ソフトウェア設定情報やパラメーター情報にパッケージをアップロードする。

Packages#download

ソフトウェア設定情報やパラメーター情報のパッケージをダウンロードする。

Templates#setSoftwareOption

テンプレートのソフトウェアオプションのみを設定する。

Softwares#create

ソフトウェア情報を登録する。

Softwares#getList

ソフトウェアの一覧を取得する。

Softwares#getDetail

ソフトウェアの詳細情報を取得する。

Softwares#delete

ソフトウェア情報を削除する。

Images#getList

ServerView Resource Orchestratorに登録されているイメージ一覧を取得する。

Images#register

イメージ情報を本製品に登録する。

Images#unregister

イメージ情報を本製品から登録解除する。

Images#update

イメージ情報を更新する。

Images#search

イメージ情報を検索する。

Images#getDetail

イメージ情報の詳細情報を取得する。

Images#getServerType

L-Serverテンプレートの一覧を取得する。

Network#getList

ネットワーク一覧を取得する。

Network#addCategory

ネットワークリソースの種別を登録する。

Network#deleteCategory

ネットワークリソースの種別を削除する。

Network#getCategoryList

ネットワーク種別一覧を取得する。

Templates#importPublic

テンプレート情報を登録する。

Templates#search

システムテンプレートを検索する。

Templates#getDetail

システムテンプレートの詳細情報を取得する。

Templates#changeShow

システムテンプレートの表示可否を変更する。

Templates#deletePublic

システムテンプレートを削除する。

DeployMaster#getTemplate

システムテンプレートから配備マスタを取得する。

DeployMaster#save

構成保存情報を保存する。

DeployMaster#getSaveList

構成保存情報の一覧を取得する。

DeployMaster#getDetail

構成保存情報の詳細情報を取得する。

DeployMaster#delete

構成保存情報を削除する。

DeployMaster#setStatus

構成保存情報の状態を設定する。

VSYS#getPoolList

ServerView Resource Orchestratorのリソースプールの一覧を取得する。

監査ログの出力先変更手順

監査ログの出力先変更手順は以下のとおりです。

  1. 設定ファイルを書き換えます。

    設定ファイルと変更箇所は以下のとおりです。

    ログ名

    設定ファイル

    変更箇所(1箇所)

    vsys_audit_log

    <本製品のインストール先>\config\

    vsys_log4j.xml

    <param name="File" value="C:\ProgramData\

    Fujitsu\SystemwalkerCF-MG\logs\

    vsys_audit_log" />

  2. 本製品を再起動します。

    再起動方法は、「4.2 停止手順」「4.1 起動手順」を参照してください。

監査ログのファイルサイズ変更手順

監査ログのファイルサイズ変更手順は以下のとおりです。

  1. 設定ファイルを書き換えます。

    変更箇所は以下のとおりです。

    ログ名

    設定ファイル

    変更箇所(1箇所)

    vsys_audit_log

    <本製品のインストール先>\config\

    vsys_log4j.xml

    <appender name="auditfileout" class="org.apache.log4j.RollingFileAppender">要素配下の

    <param name="MaxFileSize" value="10MB" />

    下線部を任意の値に変更

    (例) value="100MB" (100MBの場合)

  2. 本製品を再起動します。

    再起動方法は、「4.2 停止手順」「4.1 起動手順」を参照してください。

監査ログの保存世代数変更手順

監査ログの保存世代数変更手順は以下のとおりです。

  1. 設定ファイルを書き換えます。

    変更箇所は以下のとおりです。

    ログ名

    設定ファイル

    変更箇所(1箇所)

    vsys_audit_log

    <本製品のインストール先>\config\

    vsys_log4j.xml

    <appender name="auditfileout" class="org.apache.log4j.RollingFileAppender">要素配下の

    <param name="MaxBackupIndex" value="9" />

    下線部を任意の値に変更

    (例) value="100" (100世代の場合)

  2. 本製品を再起動します。

    再起動方法は、「4.2 停止手順」「4.1 起動手順」を参照してください。

5.1.1.3 調査ログ

調査ログの出力形式

出力形式

<日時> <ログレベル> <メッセージID> <メッセージ本文>


項目

説明

日時

yyyy-mm-dd hh:mm:ss,sss

ログレベル

以下のいずれかです。

info

情報レベルのメッセージ

warm

警告レベルのメッセージ

error

誤りレベルのメッセージ

fatal

致命的レベルのメッセージ

メッセージID(注)

プレフィックスとメッセージ番号

・managerview_trace_logのプレフィックスは"MGRV"
・cfmg_api_logのプレフィックスは"PAPI"
・上記以外は"VSYS"

メッセージ本文(注)

メッセージの内容

注) メッセージIDとメッセージ本文の詳細については、『メッセージ集』の「ログが出力するメッセージ」を参照してください。

調査ログの出力先変更手順

ログの出力先変更手順は以下のとおりです。

  1. 各ログに対応する設定ファイルを書き換えます。

    設定ファイルと変更箇所は以下のとおりです。

    【Windows】

    ログ名

    設定ファイル

    変更箇所(1箇所)

    vsys_trace_log

    <本製品のインストール先>\config\

    vsys_log4j.xml

    <param name="File" value="C:\ProgramData\

    Fujitsu\SystemwalkerCF-MG\logs\

    vsys_trace_log" />

    vsys_batch_log

    <本製品のインストール先>\config\

    batch_log4j.xml

    <param name="File" value="C:\ProgramData\

    Fujitsu\SystemwalkerCF-MG\logs\

    vsys_batch_log" />

    managerview_trace_log

    <本製品のインストール先>\config\

    managerview_log4j.xml

    <param name="file" value="C:\ProgramData\

    Fujitsu\SystemwalkerCF-MG\logs\

    managerview_trace_log" />

    cfmg_api_log

    <本製品のインストール先>\config\

    api_log4j.xml

    <param name="file" value="C:\ProgramData\

    Fujitsu\SystemwalkerCF-MG\logs\

    cfmg_api_log" />

    【Linux】

    ログ名

    設定ファイル

    変更箇所(1箇所)

    vsys_trace_log

    /etc/opt/FJSVcfmg/config/

    vsys_log4j.xml

    <param name="File" value="/var/opt/

    FJSVcfmg/logs/vsys_trace_log" />

    vsys_batch_log

    /etc/opt/FJSVcfmg/config/

    batch_log4j.xml

    <param name="File" value="/var/opt/

    FJSVcfmg/logs/vsys_batch_log" />

    managerview_trace_log

    /etc/opt/FJSVcfmg/config/

    managerview_log4j.xml

    <param name="file" value="/var/opt/

    FJSVcfmg/logs/managerview_trace_log" />

    cfmg_api_log

    /etc/opt/FJSVcfmg/config/

    api_log4j.xml

    <param name="File" value="/var/opt/

    FJSVcfmg/logs/cfmg_api_log" />

  2. 本製品を再起動します。

    再起動方法は、「4.2 停止手順」「4.1 起動手順」を参照してください。