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ServerView Resource Orchestrator V2.3.0 リファレンスガイド

1.3.11 rcxadm tenant

名前

【Windows】
インストールフォルダー\Manager\bin\rcxadm tenant - テナントの操作

【Linux】
/opt/FJSVrcvmr/bin/rcxadm tenant - テナントの操作


形式

rcxadm tenant list [-name name]
rcxadm tenant show -name name rcxadm tenant create -file file.xml [-nowait]
rcxadm tenant modify -name name {[-new_name new_name] [-label label] [-comment comment] [-global pool,...]} [-nowait]
rcxadm tenant delete -name name [-nowait]
rcxadm tenant move -name name [-to folder] [-nowait]

機能説明

rcxadm tenantは、テナントの管理と操作をするためのコマンドです。


サブコマンド

list

テナントフォルダーの一覧を表示します。

以下の情報が表示されます。

  • オプションに-nameを指定しない場合

    表1.45 テナントの情報(-nameを指定しない場合)

    項目名

    内容

    NAME

    テナントフォルダー名

    LABEL

    テナントフォルダーのラベル

  • オプションに-nameを指定した場合

    表1.46 テナントの情報(-nameを指定する場合)

    項目名

    内容

    TYPE

    リソースフォルダー、リソースプール、または各リソースの種別

    NAME

    リソースフォルダー、リソースプール、または各リソースの名前

    LABEL

    リソースフォルダー、リソースプール、または各リソースのラベル

show

テナントフォルダーの詳細情報を表示します。

以下の情報が表示されます。

表1.47 テナントの詳細情報

項目名

内容

NAME

テナントフォルダー名

LABEL

テナントフォルダーのラベル

COMMENT

テナントフォルダーのコメント

GLOBAL POOL

グローバルプール名

create

テナントを作成します。

modify

テナントの名前、ラベル、コメント情報、グローバルプールの定義を変更します。どれか1つは必ず指定します。

delete

テナントを削除します。

注意

テナントフォルダー配下にL-Serverが作成されている場合、テナントの削除でL-Serverが削除されます。
L-Serverの削除については、「1.3.1 rcxadm lserver」の注意事項を参照してください。

move

テナントフォルダーを、指定したリソースフォルダーに移動します。移動先のリソースフォルダーを指定しなかった場合、ホームフォルダーに移動します。

テナントフォルダー配下には移動できません。


オプション

-file file.xml

file.xmlには、テナントに関する情報を定義したXMLファイルを指定します。

XMLファイルの定義については、「2.8 テナントフォルダー」を参照してください。

ディレクトリサービスを利用してユーザーを管理する場合、XMLファイルで指定したユーザーおよびユーザーグループは作成されません。

テナント作成後、ldifファイルを利用してユーザーおよびユーザーグループを作成し、ロールを設定してください。

ディレクトリサービスによるユーザー管理、ロール設定の詳細は、「ServerView Resource Orchestrator ユーザーズガイド」の「C.4 ディレクトリサービスによるユーザー管理」を参照してください。

-nowait

サブコマンドで指定した操作が完了するのを待たずに、コマンドを復帰させる場合に指定します。

-name name

nameには、操作対象のテナント名を指定します。リソースフォルダー配下に作成したテナントフォルダーを指定する場合、リソースフォルダー名をスラッシュ("/")でつないで指定してください。

-global pool

poolには、テナントのグローバルプールに定義するリソースプール名を指定します。リソースフォルダー配下にあるリソースプールを指定する場合、リソースフォルダー名をスラッシュ("/")でつないで指定してください。複数のリソースプールを指定する場合、カンマ(",")で区切って指定します。

-new_name new_name

new_nameには、変更後のテナントフォルダー名を指定します。

-label label

labelには、変更後のラベルを指定します。

-comment comment

commentには、テナントフォルダーのコメントを指定します。

-to folder

folderには、移動先のリソースフォルダーを指定します。階層化されたリソースフォルダーの場合、リソースフォルダー名をスラッシュ("/")でつないで指定してください。また、テナントフォルダー、およびテナントフォルダー配下のリソースフォルダーには移動できません。

省略時は、ホームフォルダーへ移動します。

なお、複数のアクセス範囲を指定したユーザーで実行する場合、省略できません。リソースフォルダーを指定してください。


使用例