本製品が管理する資源は以下のとおりです。
本製品の構成定義情報(本製品マネージャーのデータベース)
システムイメージとクローニングマスタ(イメージファイル格納フォルダー配下のファイル)
バックアップ対象の資産 | システム構築時 | バックアップが必要な資産の更新契機 | マネージャー停止の必要性 | 備考 |
---|---|---|---|---|
証明書 | ○ | なし | 不要 | - |
セッション暗号キー | ○ | パスワード保存(rcxlogin -saveコマンド実行後) | 不要 | - |
システムイメージ、クローニングマスタ | ○ | 物理L-Serverのイメージ追加、削除、変更 | 不要 | 仮想L-Serverのシステムイメージおよびクローニングマスタのバックアップは、仮想マシンのバックアップ運用の一環として行います。 仮想マシンのバックアップ運用は、VM管理製品のバックアップ運用で行ってください。 |
構成定義情報 | ○ | L-Serverやリソースの作成、登録、変更、登録解除、削除 | 不要 | - |
SystemcastWizardに関連する情報 | ○ | 物理イメージ追加、削除、変更 | 必要 | マネージャーを停止して採取する必要があります。 |
各種定義ファイル | ○ | 定義ファイル変更 | 不要 | - |
イメージ管理情報 | ○ | rcxadm imagemgrコマンド操作 | 不要 | - |
バックアップが必要な契機は、「表E.1 バックアップ対象の資源と更新契機」のほか、以下の保守作業後です。
バックアップ後に、以下の、ハードウェアの設定と構成変更が行われていない場合だけリストアできます。
ハードウェアの設定や構成変更を行った場合、再度、バックアップしてください。
シャーシ、LANスイッチ、管理対象サーバ、電力監視デバイスのハードウェア交換
管理対象サーバのNIC交換
管理対象サーバとLANスイッチ間のLAN結線
サーバ切替え、継続 (*1)
物理L-Serverの作成、削除、変更 (*2)
物理L-Serverのディスク増設と削減
*1: サーバ切替え後に切戻しを行っている状態の場合、リストアできます。
*2: 管理サーバのバックアップ後に仮想L-Serverの操作をした場合でも、管理サーバのリストア後に復旧できます。詳細は、「E.4 リストアしたあとのL-Serverの復旧」を参照してください。
バックアップ後の物理L-Serverの操作は復旧できないため、再度バックアップしてください。
注意
本製品が管理する構成定義情報がバックアップ・リストアの対象です。
システムイメージとクローニングマスタ(イメージファイル格納フォルダー配下のファイル)、VM管理製品、VMホストおよびL-Serverを構成するVMゲストの起動イメージや仮想ディスクは、バックアップ・リストアの対象ではありません。別途バックアップ・リストアを行ってください。