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ServerView Resource Orchestrator V2.3.0 ユーザーズガイド

A.3 リソース操作

リソースプールへのリソース操作について説明します。


登録

以下の手順で、リソースプールにリソースを登録します。

  1. オーケストレーションツリーで対象のリソースプールを右クリックし、表示されたメニューで[リソース登録]を選択します。
    [リソースの登録]ダイアログが表示されます。

  2. [リソースの登録]ダイアログで登録するリソースの"選択"チェックボックスにチェックを入れて、<OK>ボタンをクリックします。

    リソースプールにリソースが登録されます。


変更

以下の手順で、リソースプールに登録されているリソースの設定を変更します。

  1. オーケストレーションツリーで対象のリソースを右クリックし、表示されたメニューで[設定変更]-[基本情報]を選択します。
    [リソースの設定変更]ダイアログが表示されます。

  2. [リソースの設定変更]ダイアログで変更したい項目を修正し、<OK>ボタンをクリックします。
    リソースの設定が変更されます。

注意

L-Serverのサブネットと異なるサブネット情報を変更する際に、変更するサブネットに管理対象サーバが存在している場合、"サブネットアドレス/マスク"は変更できません。

"サブネットアドレス/マスク"を変更する場合、「サブネットに管理対象サーバが存在している場合の変更」を参照してください。


ブネットに管理対象サーバが存在している場合の変更

サブネットに管理対象サーバが存在している場合、以下の手順でネットワークアドレスまたはサブネットマスクを変更してください。

  1. 変更後のネットワークアドレスまたはサブネットマスクをもつテナント管理LANリソース情報を登録します。

  2. 変更前のサブネットに属しているすべてのL-Serverの接続先テナント管理LANを変更します。

  3. 変更前のテナント管理LANを必要に応じて削除します。


ネットワークリソースの仕様変更

ネットワークリソース種別ごとの、各項目の変更可否は、以下のとおりです。

表A.1 仕様変更可否の一覧

分類

項目

マネージャーが直接接続している管理LANのネットワークリソース

追加で作成した管理LANのネットワークリソース

iSCSIまたは業務LANのネットワークリソース

基本情報

ネットワークリソース名

ラベル

コメント

接続情報

VLAN ID

×

×

×

外部接続ポート

○ (*3)

○ (*3)

○ (*3)

自動設定

×

×

×

サブネット情報

サブネットアドレス/サブネットマスク

○ (*1、*2)

○ (*1)

対象外のIPアドレス

デフォルトゲートウェイ

○ (*2)

ネットワークリソース種別

-

×

×

×

○: 変更可
×: 変更不可

*1: 管理LANのサブネットアドレスおよびサブネットマスクは、変更対象のネットワークリソースを利用している物理サーバが存在しない場合に変更できます。
*2: rcxadm mgrctl modifyコマンドを実行すると変更できます。
*3: 外部接続ポートに対する操作は、外部ネットワークが1つ以上存在している場合、かつ対象の外部ネットワークに増設した外部接続ポートの追加だけ行えます。外部接続ポートの削除や変更はできません。

以下の手順で、ネットワークリソースの仕様を変更します。

  1. オーケストレーションツリーで対象のネットワークリソースを右クリックし、表示されたメニューで[設定変更]-[仕様]を選択します。

    [ネットワークリソースの仕様変更]ダイアログが表示されます。

  2. [ネットワークリソースの仕様変更]ダイアログで変更したい項目を修正し、<OK>ボタンをクリックします。

    ネットワークリソースが変更されます。

シャーシ増設に伴う外部接続ポートの追加

外部ネットワークが1つ以上存在している場合、対象の外部ネットワークに増設したシャーシの外部接続ポートを追加できます。

シャーシを増設してネットワークリソースを増設する場合に本機能を利用します。

追加の手順は以下のとおりです。

  1. シャーシの登録

    シャーシを本製品のリソースとして登録します。

    「ServerView Resource Coordinator VE 導入ガイド」の「6.1.2 シャーシの登録」を参照してください。

  2. LANスイッチブレードの登録

    LANスイッチブレードを本製品のリソースとして登録します。

    「ServerView Resource Coordinator VE 導入ガイド」の「6.1.4.1 LANスイッチブレードの登録」を参照してください。

  3. LANスイッチブレードの外部ポートのVLAN設定

    「ServerView Resource Coordinator VE 導入ガイド」の「6.2.1 LANスイッチブレードのVLAN設定」を参照してください。

  4. 外部接続ポートの追加

    外部接続ポートを追加します。

    1. オーケストレーションツリーで対象のネットワークリソースを右クリックし、表示されたメニューで[設定変更]-[仕様]を選択します。

      [ネットワークリソースの仕様変更]ダイアログが表示されます。

    2. [ネットワークリソースの仕様変更]ダイアログで<設定>ボタンをクリックします。

      [外部接続ポート設定]ダイアログが表示されます。

    3. [外部接続ポート設定]ダイアログで"VLAN IDでポートを絞り込む"チェックボックスにチェックを入れると、手順1.で追加したシャーシの外部接続ポートのチェックボックスがチェックされない状態で表示されます。

      外部接続ポート設定のチェックボックスをチェックし、<OK>ボタンをクリックします。

  5. [ネットワークリソースの仕様変更]ダイアログで、<OK>ボタンをクリックします。

    外部接続ポートが追加されます。

注意

マネージャーと同一サブネットアドレスの、管理LANリソースのデフォルトゲートウェイアドレスは変更できません。

また、サブネットアドレスやサブネットマスクを変更したあと、使用するIPアドレスの数が変更された場合、L-ServerのIPアドレスも自動的に変更されます。

なお、L-ServerにインストールされているOSの設定は変更されませんので、L-Serverの詳細情報に合わせて手動で変更してください。


移動

以下の手順で、リソースをほかのリソースプールに移動します。

  1. オーケストレーションツリーで対象のリソースを右クリックし、表示されたメニューで[別プールへ移動]を選択します。
    [リソースの移動]ダイアログが表示されます。

  2. [リソースの移動]ダイアログの"移動先プール"に、リソースの移動先リソースプールを選択し、<OK>ボタンをクリックします。
    対象のリソースが選択したリソースプールに移動します。

テナントを利用してリソースを隔離する場合、移動が制限される場合があります。

詳細は、「1.2.9 テナントによる複数部門での安全なリソースの隔離と共用」を参照してください。

注意

移動するディスクリソースが、事前に作成されたLUNの場合、ディスクリソースを移動する前に、ディスク内のデータを削除することをお勧めします。ディスク内のデータを削除する方法については、「5.3.3 ストレージリソース」の注意事項を参照してください。


登録解除

以下の手順で、リソースプールに登録されているリソースの登録を解除します。

  1. オーケストレーションツリーで対象のリソースを右クリックし、表示されたメニューで[登録解除]を選択します。

    [リソースの登録解除]ダイアログが表示されます。

  2. <OK>ボタンをクリックします。


削除

以下の手順で、リソースプールに登録されているリソースを削除します。

  1. オーケストレーションツリーで対象のリソースを右クリックし、表示されたメニューで[削除]を選択します。

    [リソースの削除]ダイアログが表示されます。

  2. <OK>ボタンをクリックします。

注意

削除するサブネットに管理対象サーバが存在している場合、サブネット情報は削除できません。

管理対象サーバを削除したあと、サブネット情報を削除してください。