リソースプールへのリソース操作について説明します。
登録
以下の手順で、リソースプールにリソースを登録します。
オーケストレーションツリーで対象のリソースプールを右クリックし、表示されたメニューで[リソース登録]を選択します。
[リソースの登録]ダイアログが表示されます。
[リソースの登録]ダイアログで登録するリソースの"選択"チェックボックスにチェックを入れて、<OK>ボタンをクリックします。
リソースプールにリソースが登録されます。
変更
以下の手順で、リソースプールに登録されているリソースの設定を変更します。
オーケストレーションツリーで対象のリソースを右クリックし、表示されたメニューで[設定変更]-[基本情報]を選択します。
[リソースの設定変更]ダイアログが表示されます。
[リソースの設定変更]ダイアログで変更したい項目を修正し、<OK>ボタンをクリックします。
リソースの設定が変更されます。
注意
L-Serverのサブネットと異なるサブネット情報を変更する際に、変更するサブネットに管理対象サーバが存在している場合、"サブネットアドレス/マスク"は変更できません。
"サブネットアドレス/マスク"を変更する場合、「サブネットに管理対象サーバが存在している場合の変更」を参照してください。
サブネットに管理対象サーバが存在している場合の変更
サブネットに管理対象サーバが存在している場合、以下の手順でネットワークアドレスまたはサブネットマスクを変更してください。
変更後のネットワークアドレスまたはサブネットマスクをもつテナント管理LANリソース情報を登録します。
変更前のサブネットに属しているすべてのL-Serverの接続先テナント管理LANを変更します。
変更前のテナント管理LANを必要に応じて削除します。
ネットワークリソースの仕様変更
ネットワークリソース種別ごとの、各項目の変更可否は、以下のとおりです。
分類 | 項目 | マネージャーが直接接続している管理LANのネットワークリソース | 追加で作成した管理LANのネットワークリソース | iSCSIまたは業務LANのネットワークリソース |
---|---|---|---|---|
基本情報 | ネットワークリソース名 | ○ | ○ | ○ |
ラベル | ○ | ○ | ○ | |
コメント | ○ | ○ | ○ | |
接続情報 | VLAN ID | × | × | × |
外部接続ポート | ○ (*3) | ○ (*3) | ○ (*3) | |
自動設定 | × | × | × | |
サブネット情報 | サブネットアドレス/サブネットマスク | ○ (*1、*2) | ○ (*1) | ○ |
対象外のIPアドレス | ○ | ○ | ○ | |
デフォルトゲートウェイ | ○ (*2) | ○ | ○ | |
ネットワークリソース種別 | - | × | × | × |
○: 変更可
×: 変更不可
*1: 管理LANのサブネットアドレスおよびサブネットマスクは、変更対象のネットワークリソースを利用している物理サーバが存在しない場合に変更できます。
*2: rcxadm mgrctl modifyコマンドを実行すると変更できます。
*3: 外部接続ポートに対する操作は、外部ネットワークが1つ以上存在している場合、かつ対象の外部ネットワークに増設した外部接続ポートの追加だけ行えます。外部接続ポートの削除や変更はできません。
以下の手順で、ネットワークリソースの仕様を変更します。
オーケストレーションツリーで対象のネットワークリソースを右クリックし、表示されたメニューで[設定変更]-[仕様]を選択します。
[ネットワークリソースの仕様変更]ダイアログが表示されます。
[ネットワークリソースの仕様変更]ダイアログで変更したい項目を修正し、<OK>ボタンをクリックします。
ネットワークリソースが変更されます。
シャーシ増設に伴う外部接続ポートの追加
外部ネットワークが1つ以上存在している場合、対象の外部ネットワークに増設したシャーシの外部接続ポートを追加できます。
シャーシを増設してネットワークリソースを増設する場合に本機能を利用します。
追加の手順は以下のとおりです。
シャーシの登録
シャーシを本製品のリソースとして登録します。
「ServerView Resource Coordinator VE 導入ガイド」の「6.1.2 シャーシの登録」を参照してください。
LANスイッチブレードの登録
LANスイッチブレードを本製品のリソースとして登録します。
「ServerView Resource Coordinator VE 導入ガイド」の「6.1.4.1 LANスイッチブレードの登録」を参照してください。
LANスイッチブレードの外部ポートのVLAN設定
「ServerView Resource Coordinator VE 導入ガイド」の「6.2.1 LANスイッチブレードのVLAN設定」を参照してください。
外部接続ポートの追加
外部接続ポートを追加します。
オーケストレーションツリーで対象のネットワークリソースを右クリックし、表示されたメニューで[設定変更]-[仕様]を選択します。
[ネットワークリソースの仕様変更]ダイアログが表示されます。
[ネットワークリソースの仕様変更]ダイアログで<設定>ボタンをクリックします。
[外部接続ポート設定]ダイアログが表示されます。
[外部接続ポート設定]ダイアログで"VLAN IDでポートを絞り込む"チェックボックスにチェックを入れると、手順1.で追加したシャーシの外部接続ポートのチェックボックスがチェックされない状態で表示されます。
外部接続ポート設定のチェックボックスをチェックし、<OK>ボタンをクリックします。
[ネットワークリソースの仕様変更]ダイアログで、<OK>ボタンをクリックします。
外部接続ポートが追加されます。
注意
マネージャーと同一サブネットアドレスの、管理LANリソースのデフォルトゲートウェイアドレスは変更できません。
また、サブネットアドレスやサブネットマスクを変更したあと、使用するIPアドレスの数が変更された場合、L-ServerのIPアドレスも自動的に変更されます。
なお、L-ServerにインストールされているOSの設定は変更されませんので、L-Serverの詳細情報に合わせて手動で変更してください。
移動
以下の手順で、リソースをほかのリソースプールに移動します。
オーケストレーションツリーで対象のリソースを右クリックし、表示されたメニューで[別プールへ移動]を選択します。
[リソースの移動]ダイアログが表示されます。
[リソースの移動]ダイアログの"移動先プール"に、リソースの移動先リソースプールを選択し、<OK>ボタンをクリックします。
対象のリソースが選択したリソースプールに移動します。
テナントを利用してリソースを隔離する場合、移動が制限される場合があります。
詳細は、「1.2.9 テナントによる複数部門での安全なリソースの隔離と共用」を参照してください。
注意
移動するディスクリソースが、事前に作成されたLUNの場合、ディスクリソースを移動する前に、ディスク内のデータを削除することをお勧めします。ディスク内のデータを削除する方法については、「5.3.3 ストレージリソース」の注意事項を参照してください。
登録解除
以下の手順で、リソースプールに登録されているリソースの登録を解除します。
オーケストレーションツリーで対象のリソースを右クリックし、表示されたメニューで[登録解除]を選択します。
[リソースの登録解除]ダイアログが表示されます。
<OK>ボタンをクリックします。
削除
以下の手順で、リソースプールに登録されているリソースを削除します。
オーケストレーションツリーで対象のリソースを右クリックし、表示されたメニューで[削除]を選択します。
[リソースの削除]ダイアログが表示されます。
<OK>ボタンをクリックします。
注意
削除するサブネットに管理対象サーバが存在している場合、サブネット情報は削除できません。
管理対象サーバを削除したあと、サブネット情報を削除してください。