SOAPサービスは、以下の製品で利用可能です。
Interstage Application Server Enterprise Edition
Interstage Application Server Standard-J Edition
本節では、旧バージョン・レベルで開発したSOAPサービスの資源を本製品のSOAPサービスに移行する場合について説明します。新機能J2EEのWebサービス機能への移行については、“8.5 SOAPサービスの移行”の“8.5.1 J2EEのWebサービス機能への移行”を参照してください。
■環境定義ファイル
Interstage V9.1.0の“SOAPサービス ユーザーズガイド”の“サーバシステムの環境構築”および“Webアプリケーションファイルの編集”を参照して、旧バージョン・レベルと同様な環境を構築してください。
Webサービス情報管理ファイルをInterstage Application Server V5.x/V4.xから移行する場合は、“8.5 SOAPサービスの移行”の“8.5.3 Interstage Application Server V6.0以前からの移行方法”を参照してください。
■Webサービスのセキュリティ環境
旧バージョン・レベルのサーバシステム上に構築したWebサービスで使用するセキュリティ環境はInterstage Application Server V6.0で使用することはできますが、移行することはできません。soapSetSecurity、soapMngSecurityコマンドで操作してください。
Interstage管理コンソールからWebサービスのセキュリティ環境を構築および操作するためには、Interstage証明書環境を構築する必要があります。詳細は“セキュリティシステム運用ガイド”の“Interstage証明書環境の構築と利用”を参照してください。
なおクライアントシステム上に構築したWebサービスのセキュリティ環境はsoapSetSecurity、soapMngSecurityコマンドで操作してください。
■ユーザデータ(Webサービス情報管理ファイル)
旧バージョン・レベル | 本バージョン・レベルでの使用可否 |
---|---|
V4.x ~ V5.0 | × (注1) |
V5.1 以降 | ○ |
[○:互換あり。 △:一部互換なし。 ×:互換なし。 -:定義が存在しない。]
soapdd2wsddコマンドを使用して旧バージョン・レベルのWebサービス情報管理ファイルを本バージョン・レベルの形式に変換できます。
■ユーザデータ(CORBA/SOAPゲートウェイ)
旧バージョン・レベル | 本バージョン・レベルでの使用可否 |
---|---|
V4.x | △ |
V5.x 以降 | ○ |
[○:互換あり。 △:一部互換なし。 ×:互換なし。 -:定義が存在しない。]
■Webサービス情報編集ツール
Webサービス情報編集ツールは、Interstage管理コンソールから起動します。ディレクトリサービスで管理していた認証情報はシステム認証に移行する必要があります。
■旧バージョン・レベルのJavaクラスライブラリのAPIを使用したRPCアプリケーション