ログ採取を行うため、アプリケーション開発時に以下に注意する必要があります。
IDLファイルから生成されるスタブ・スケルトンにログ採取機能を組み込むため、IDLコンパイルを行います。
ログ採取機能は、V4.0L20以降のIDLコンパイラを使用することにより有効になります。
Javaマッピングではログ採取機能は組み込まれません。
IDLコンパイラ実行時に-nologオプションを指定するとログ採取処理は組み込まれなくなりますが、トラブル発生時の原因究明のために-nologオプションを指定しないことを推奨します。
■プログラミング
静的起動インタフェース・静的スケルトンインタフェースを使用してプログラミングすることにより、スタブ・スケルトンでもログ採取できます。
静的起動インタフェース・静的スケルトンインタフェースを使用しない場合は、CORBAサービス、およびライブラリのみでログ採取されます。
■ライブラリのリンク
ログ採取するためには、アプリケーションにサーバ用ライブラリ(“CORBAサービス”パッケージに含まれる)をリンクする必要があります。以下に必要となるサーバ用ライブラリを示します。
開発言語 | ライブラリ名 |
---|---|
C・C++ | ODSV.LIB |
Java (JDK1.4以降) | ODjava4.jar |
Java (JDK1.2/1.3) | ODjava2.jar |
Java (JDK1.1) | ODjava.jar |
COBOL (スレッドモード) | ODCOBCBLMTSV.LIB または ODCOBCBLSVUC.LIB |
COBOL (プロセスモード) | ODCOBCBLSV.LIB または ODCOBCBLSVUC.LIB |
OOCOBOL | ODOOCOBSV.LIB または ODOOCOBSVUC.LIB |
開発言語 | ライブラリ名 |
---|---|
C・C++ | libOM.so |
Java (JDK1.4以降) | ODjava4.jar |
Java (JDK1.2/1.3) | ODjava2.jar |
Java (JDK1.1) | ODjava.jar |
COBOL (スレッドモード) | libOMcblMT.so |
COBOL (プロセスモード) | libOMcbl.so |
OOCOBOL | libOMoocob.so |
開発言語 | ライブラリ名 |
---|---|
C・C++ | libOM.so |
Java (JDK1.4以降) | ODjava4.jar |
サーバ用ライブラリは、本製品の“CORBAサービス”(サーバ機能)に含まれています。インストール時には、必ず、“CORBAサービス”パッケージを選択してください。“CORBAサービスクライアント”(クライアント機能)をインストールしても、ログ採取機能は有効になりませんので注意してください。