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Interstage Application Server アプリケーション作成ガイド(イベントサービス編)

2.7 SSL環境設定

  イベントサービスを使用したクライアント・サーバアプリケーション連携では、SSLを使用した暗号化通信を行うことで、盗聴/改ざん/なりすましなどの危険を回避し、情報のプライバシーを守ることができます。

  SSL通信を行うための環境設定の手順を以下に説明します。


(1) CORBAサービスのSSL環境設定

  イベントサービスでSSL通信を行うためには、CORBAサービスのSSL環境設定を行う必要があります。CORBAサービスのSSL環境設定については、“セキュリティシステム運用ガイド”の“CORBAサービスでSSLを利用する方法”を参照してください。


(2) イベントサービスのSSL環境設定

  イベントサービスの静的生成運用/動的生成運用の環境設定時にSSL環境設定を行います。環境設定時に必要なコマンドオプション、または定義を行ってください。静的生成運用の環境設定については“2.1 静的生成運用”を、動的生成運用の環境設定については“2.2 動的生成運用”を参照してください。

  IPCOMなどのSSLアクセラレータを使用して運用する場合、イベントチャネルが存在するマシンにSSL環境設定を行う必要はありません。
  イベントチャネルの静的生成運用を行う場合は、esmkchnlコマンド実行時に-sslオプション(SSL通信を行う)を指定してイベントチャネルを作成してください。esmkchnlコマンドについては、“リファレンスマニュアル(コマンド編)”を参照してください。