MultiCastモデルとPoint-To-Pointモデルの概要についての相違点を以下に説明します。
| MultiCastモデル | Point-To-Pointモデル |
---|---|---|
適用する非同期通信形態 | 1対多 | 1対1 |
運用性 | イベントデータの破棄を防止するため、コンシューマを事前に接続し、オブジェクトリファレンスを不揮発媒体に保存する必要あり。 | コンシューマの接続処理に関わらず、常にイベントデータの受信可能。 |
コンシューマ増減によるアプリケーションへの影響 | 影響なし。 | 影響あり。 |
システム処理性能 | コンシューマは1多重のため、性能向上なし。 | コンシューマの多重度の増加により性能向上あり。 |
注意
Point-To-Pointモデルで複数のコンシューマが受信待ちになった場合は、一部のコンシューマに以下のタイムアウトエラーが通知されることがあります。本現象が発生した場合、再度受信待ちになるようにしてください。トランザクション運用を行っている場合は、いったんロールバックしてから、再度トランザクションを開始してください。
タイムアウトの種類 | 例外 | マイナーコード |
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pullのイベントデータ待ちタイムアウト | COMM_FAILURE | 0x464a01c1 |
CORBAサービスのタイムアウト | COMM_FAILURE | 0x464a0101 |
ローカルトランザクションタイムアウト | COMM_FAILURE | 0x464a01c5 |
グローバルトランザクションタイムアウト | COMM_FAILURE | 0x464a01c9 |