一括操作時異常が発生した場合の操作について説明します。
基本的な動作を以下に示します。
前回操作 | 結果 | 次回可能操作 |
---|---|---|
作成・更新・配備・配備のリトライ | 一部失敗 | 作成/更新/配備/配備のリトライ。前回失敗した管理対象サーバだけ実行します。 |
起動などの運用操作。前回成功している管理対象サーバだけ実行します。 | ||
全部失敗 | 作成/更新/配備/配備のリトライ | |
削除・配備解除 | 一部失敗 | 停止/配備解除/削除 |
全部失敗 | 停止/配備解除/削除 |
IJServerを例に、以下に説明します。
定義変更を含む一括操作に失敗した場合(一部)
定義変更を含む一括操作とは、IJServerの新規作成/更新/配備/配備のリトライ操作を指します。これらの一括操作が一部の管理対象サーバのIJServerで失敗した場合、各管理対象サーバのIJServerごとに、成功または失敗の状態となります。この状態で、IJServerの起動などの運用操作を行うと、成功状態になっている管理対象サーバのIJServerだけが操作の対象となります。
本環境を復旧する場合は、再度、新規作成/更新/配備/配備のリトライ操作を行ってください。
なお、この状態で、再度、新規作成/更新/配備/配備のリトライ操作を実行すると、前回操作に失敗した管理対象サーバのIJServerだけが操作の対象となります。詳細については、“3.5 Interstageの環境構築”を参照してください。
定義変更を含む一括操作に失敗した場合(全部)
定義変更を含む一括操作とは、IJServerの新規作成/更新/配備/配備のリトライ操作を指します。これらの一括操作がすべての管理対象サーバで失敗した場合、すべての管理対象サーバのIJServerが失敗の状態となります。この状態では、運用操作を行うことができません。再度、新規作成/更新/配備/配備のリトライ操作を実行して、IJServerを復旧してください。詳細については、“3.5 Interstageの環境構築”を参照してください。
配備解除、削除の一括操作に失敗した場合
削除/配備解除の一括操作が失敗した場合、そのサーバグループのIJServerに対しては、停止/削除だけ操作することができます。起動/配備を運用することはできません。