Active DB Guardを新規に導入する場合のセットアップの流れは、Capitalシステム、Satelliteシステムで共通です。
以下に、Active DB Guardの新規導入時のセットアップの流れについて、説明します。
図3.15 新規導入時のセットアップ手順
太線で囲んでいる手順は、“3.3.4 ロードシェア運用のセットアップ操作”で説明します。
注意
Active DB GuardはストレージシステムとしてETERNUSを使用し、ETERNUSのリモートコピー機能を使用して、相手システムとの連携を行います。このため、Active DB Guardのセットアップを開始する前に、ETERNUSの以下の設定を完了させてください。
リモートコピー機能が使用できるための設定
Consistencyバッファの設定
ETERNUSの各種設定については、“ETERNUSmgr ユーザーガイド 設定/保守編”を参照してください。
セットアップの作業項目について、ノード別の実施要否および作業説明の参照先を以下の表に示します。
作業項目 | 運用ノード | 待機ノード | 参照先 |
---|---|---|---|
Symfoware/RDBの環境作成 | ○ | ○ | |
サブプロシジャの登録 | ○ | ○ | |
リソースの作成とクラスタアプリケーションの作成 | ○ | × | |
ACMのクラスタアプリケーションへの登録 | ○ | × | |
クラスタアプリケーションの起動 | ○ | × | |
データベース定義およびデータの創成 | ○ | × | |
RLP名の決定 | ○ | × | |
システムの時刻合わせ | ○ | ○ | |
ACMのセットアップ | ○ | × | |
複写用ローデバイスの作成 | ○ | × | |
システム間での複写用ローデバイスの対応付け | ○ | × | |
RDB構成パラメタファイルの編集 | ○ | ○ | |
BC構成パラメタファイルの編集 | ○ | ○ | |
クラスタアプリケーションの停止 | ○ | × | |
GDSリソースの活性 | ○ | × | |
ACMの起動 | ○ | × | |
BCログ管理ファイルの作成 | ○ | × | |
RLP定義ファイルの編集 | ○ | × | |
RLP動作環境ファイルの編集 | ○ | ○ | |
RLMおよびRLCの作成 | ○ | × | |
ACMの停止 | ○ | × | |
GDSリソースの非活性 | ○ | × | |
データベース環境の複写 | ○ | × | |
BC管理DBの作成 | ○ | × | |
RERUNログ引継ぎファイルの作成 | ○ | × | |
資源の関連付け | ○ | × |
○:実施必要
×:実施不要