XMLアプリケーションにおける新機能について説明します。
SQL/XML対応
SQL/XMLのサポートにより、Symfowareデータベースに格納されたXMLデータに対し、SQLインタフェースでの検索を行えるようになりました。
これにより、SQLの標準的なインタフェースを使用してXMLデータへのアクセスができるため、従来のアプリケーションの流用が可能になります。
また、検索条件として、XMLデータの内容だけでなく、リレーショナルデータを指定し、双方を併用した検索ができるので、その都度要件の変わるXMLデータ検索を柔軟に行うことが可能です。
検索には、パターンマッチング方式を採用しており、インデックスを作成せずに、大量データの高速検索を実現します。また、XMLデータを解析せずに格納するので、通常のリレーショナルデータベースとデータ格納性能が変わりません。
参照
詳細は、“アプリケーション開発ガイド(共通編)”の“XMLデータを操作する方法”を参照してください。
CまたはCOBOLアプリケーションにおける新機能について説明します。
埋込みC言語での8バイト2進数使用
埋込みSQLでの複数行の一括挿入の機能拡張
SQL埋込みCプログラムで、データベースとの入出力を行うC言語の型としてlong long型を使用できるようになり、長桁の整数データを扱うアプリケーションの開発が容易になります。
参照
詳細は、“アプリケーション開発ガイド(埋込みSQL編)”の“ホスト変数および標識変数の指定方法”を参照してください。
構造体配列のアドレスを、複数行の一括挿入の入力データとして使用できるようになり、アプリケーションでの領域コピー処理が不要となります。
参照
詳細は、“アプリケーション開発ガイド(埋込みSQL編)”の“構造体として宣言したホスト変数の使用方法”を参照してください。
Javaアプリケーションにおける新機能について説明します。
APIサポート範囲の拡張
JDBC4.0のサポートにより、JDBCインタフェース使用時に以下の機能の利用が可能となりました。これらにより、アプリケーションの移植性、生産性が向上します。
RowIdサポート
未サポートAPIの改善
文字ストリームのサポート
タイムゾーン機能
サポートするJavaのデータ型の拡張
フェッチサイズの指定機能
ResultSetの更新機能
複数のResultSetに対する同時操作機能
スクロール可能なResultSet機能のサポートAPI拡張
バッチ更新機能
RowIdに関するAPIをサポートしました。
これにより、行識別子を検索条件とするアクセスが可能となり、データベース中の単一行へ最速にアクセスすることができます。
参照
詳細は、“アプリケーション開発ガイド(JDBCドライバ編)”の“行識別子(SQL ROWID)を利用したデータ操作”を参照してください。
従来、未サポートAPIが呼び出された場合、SQLExceptionが返却されていましたが、JDBC4.0の規約に準拠し、SQLFeatureNotSupportedExceptionが返却されるように、未サポートAPIに対する動作を変更します。
参照
詳細は、“Java APIリファレンス”を参照してください。
従来、データベースと文字列データのやり取りを行う手段は、Stringオブジェクトのみでしたが、文字列データを文字ストリームとして扱った操作(取得、更新、挿入)ができるようになりました。
参照
詳細は、“アプリケーション開発ガイド(JDBCドライバ編)”の“国際化に対応したアプリケーションについて”を参照してください。
日時値データを、指定したタイムゾーンの日時値に変更して、設定および取得することができるようになりました。
これにより、複数のタイムゾーンにまたがるデータベースシステムを利用する場合など、容易にタイムゾーンを統一してデータベースに格納できます。
参照
詳細は、“アプリケーション開発ガイド(JDBCドライバ編)”の“国際化に対応したアプリケーションについて”を参照してください。
以下に示す、大きいサイズのオブジェクトを扱えるデータ型および外部データを扱えるJavaのデータ型に対応したAPIを利用することができるようになりました。
BLOB型
CLOB型
REF型
STRUCT型
ARRAY型
DATALINK/URL型
オブジェクト型
参照
詳細は、“Java APIリファレンス”を参照してください。
フェッチサイズ(1回のフェッチで取得される結果の件数)を指定できるようになりました。
参照
詳細は、“Java APIリファレンス”の“Statement”インタフェースの“setFetchSize”メソッドおよび“getFetchSize”メソッドを参照してください。
従来、データベースにデータを挿入、更新および削除する手段はSQL文のみでしたが、JDBCのAPIで操作できるようになりました。
参照
詳細は、“アプリケーション開発ガイド(JDBCドライバ編)”の“ResultSetの更新”を参照してください。
SQLの実行後に返却される複数のResultSetを同時に操作できるようになりました。
参照
詳細は、“アプリケーション開発ガイド(JDBCドライバ編)”の“ResultSetの同時複数操作”を参照してください。
ODBC対応アプリケーションにおける新機能について説明します。
APIサポート範囲の拡張
以下のAPIをサポートしました。
SQLColumnPrivileges
SQLForeignKeys
SQLTablePrivileges
また、以下のAPIのプロパティを拡張しました。
SQLSetStmtAttr
SQLSetStmtOption
参照
詳細は、“アプリケーション開発ガイド(ODBCドライバ編)”の“APIリファレンス”を参照してください。
.NET Data Provider対応アプリケーションにおける新機能について説明します。
APIサポート範囲の拡張
データベーススキーマ情報を取得するための以下のAPIをサポートしました。
SymfowareConnection.GetSchema
参照
詳細は、“アプリケーション開発ガイド(.NET Data Provider編)”の“APIリファレンス”を参照してください。
SQL文における新機能および改善項目について説明します。
INSERT文のVALUES句に値式を指定できるようになりました。
これにより、SQL文中でデータを加工してからデータベースにデータを挿入を更新できるようになるため、データ加工処理を標準化したり、アプリケーションの処理を簡素化することができます。
参照
詳細は、“SQLリファレンス”の“INSERT文”を参照してください。
トランザクションモニタとの連携における新機能について説明します。
XAインタフェースの3階層モデルへの対応
XAインタフェースが、3階層モデルで利用可能となりました。
参照
詳細は、“RDB運用ガイド”の“トランザクションモニタとの連携”を参照してください。
アプリケーション開発環境における新機能について説明します。
Visual Studio 2008およびVisual Studio 2010対応
Visual C++ 2010対応
.NET Framework 3.5および.NET Framework 4対応
Office 2007およびOffice 2010対応
Visual Studio 2008およびVisual Studio 2010対応
Windows(R)のSymfoware Server クライアント機能の開発環境としてVisual Studio 2008およびVisual Studio 2010に対応します。
参照
詳細は、“インストールガイド(クライアント編)”の“関連ソフトウェア”を参照してください。
Windows(R)のSymfoware Server クライアント機能の開発環境としてVisual C++ 2010に対応します。
参照
詳細は、“インストールガイド(クライアント編)”の“関連ソフトウェア”を参照してください。
.NET Framework 3.5および.NET Framework 4対応
Windows(R)のSymfoware Server クライアント機能の開発環境として.NET Framework 3.5および.NET Framework 4に対応します。
参照
詳細は、“インストールガイド(クライアント編)”の“関連ソフトウェア”を参照してください。
Windows(R)のSymfoware Server クライアント機能の開発環境としてOffice 2007およびOffice 2010に対応します。
参照
詳細は、“インストールガイド(クライアント編)”の“関連ソフトウェア”を参照してください。