セットアップに関する新機能および改善項目について説明します。
Symfoware Serverの動作環境に対して、以下で設定するパラメタのデフォルト値を適切な値に変更しました。
RDB構成パラメタファイル
システム用の動作環境ファイル
クライアント用の動作環境ファイル
JDBCデータソース
ODBCデータソース
.NET Data Provider
この改善により、導入時の見積りや設定が必要なパラメタの数が削減されるため、導入コストが削減されます。
参照
変更したパラメタの詳細は、“3.5 パラメタの省略値”を参照してください。
サーバ機能のパラメタの詳細は、“セットアップガイド”の“Symfoware/RDB運用パラメタの定義”を参照してください。
クライアント機能のパラメタの詳細は、“アプリケーション開発ガイド(共通編)”の“アプリケーションの動作環境”を参照してください。
従来、JDBCドライバ利用時の接続情報やチューニングオプションを変更する場合、以下のいずれかの操作となり、操作ミスが起きやすい手順となっていました。
開発環境で設定したデータソースをエクスポートし、実行環境にインポート後に接続情報を変更する
開発環境で設定したチューニング情報を、実行環境で再設定する
これを改善するため、JDBCドライバの動作環境をクライアント用の動作環境ファイルで設定できるようになりました。
クライアント用の動作環境ファイルを、複数の環境で利用することで、動作環境の設定誤りを抑止し、チューニングの設定・反映作業を軽減することができます。
参照
詳細は、“アプリケーション開発ガイド(JDBCドライバ編)”の“クライアント用の動作環境ファイルの指定について”を参照してください。