Symfoware Serverの運用に関する新機能および改善項目について説明します。
従来、データベース構築においては、複数のコマンドと複数の定義ファイルを組み合わせて構築する必要がありましたが、rdbexecsqlコマンドのみでデータベースを構築できるようになりました。これに伴い、CREATE DSI文で表のDSIおよびインデックスのDSIを初期化するFORMAT指定ができるようになりました。
また、入力ファイルを指定して実行する場合は、入力ファイル内のSQL文の可変要素をコマンドに指定した引数で切り替えることができるようになったため、従来、構築する環境数分必要だった入力ファイルをテンプレート化することができます。
これらにより、データベースの構築作業の負担が軽減されます。
参照
詳細は、“SQLTOOLユーザーズガイド”の“データベースを構築する”、および“コマンドリファレンス”の“rdbexecsql”を参照してください。
従来、rdbexecsqlコマンドでは、SQL文の実行でエラーが発生したか否かを、外部のスクリプトなどから判断することができませんでした。
これを改善するため、rdbexecsqlコマンドの終了ステータスとして、SQL文の実行でエラーが発生したか否かを返却する機能を提供します。
参照
詳細は、“SQLTOOLユーザーズガイド”の“SQL文でのエラー発生時の対処”を参照してください。
従来、SQL文を対話的に実行するrdbexecsqlコマンドの実行結果は、1レコードのデータが列ごとに改行されて出力されていました。
この表示形式は、文字列長の長いデータの出力には適していますが、数値データのように比較的長さが短いデータを列ごとに比較するなどの、レコード間のデータを比較する場合には適していませんでした。
これを改善するため、実行結果を表形式で出力する機能を提供します。
参照
詳細は、“SQLTOOLユーザーズガイド”の“出力形式”を参照してください。
以下のシステム表を新たに提供します。
DSI情報
コネクションの動作環境のパラメタ設定情報
システムの動作環境のパラメタ設定情報
コネクション情報
表定義拡張情報
インデックス拡張情報
ルーチン定義拡張情報
参照
詳細は、“アプリケーション開発ガイド(共通編)”の“システム表”を参照してください。
従来、Symfoware/RDBを停止せずにWindows(R)をシャットダウンした場合、Symfoware/RDBが強制停止されるため、次回Symfoware/RDBを起動したときにダウンリカバリが行われていましたが、Windows(R)のシャットダウン時に、Symfoware/RDBを正常に停止するように改善したため、ダウンリカバリを行わずにSymfoware/RDBが起動されるようになりました。
参照
詳細は、“セットアップガイド”の“自動起動停止の設定”を参照してください。