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Symfoware Server V10.1.0 アップデート情報

1.3.5 性能

性能に関する新機能について説明します。

1.3.5.1 ASSIST指定

アプリケーションの性能をチューニングする際、SQL文ごとにアクセスモデルを指定(ASSIST指定)できるようになりました。

これにより、データベースへのアクセス手順をSQL文単位で固定化することができ、データベースへのアクセス性能を保持することができます。

参照

詳細は、“アプリケーション開発ガイド(共通編)”の“ASSIST指定でアクセスモデルを指定する”を参照してください。

1.3.5.2 ROWNUMのサポート

SQL文の検索結果を制御する機能として、ROWNUMをサポートします。

また、ROWNUMと組み合わせて使用できるように、導出表にORDER BY句を指定可能にします。

ROWNUMを使用することで、以下のような操作を行うことができます。

これにより、それぞれ以下のような効果があります。

結果として取り出す件数を限定する

探索条件に従ったレコードを読み込むだけのような単純なカーソルの場合、ROWNUMに指定した“検索結果として取り出す件数”に比例して、検索レスポンスが良くなります。しかし、ソートやワークを使うような複雑なカーソルの場合は効果がありません。

また、COUNT関数で検索結果件数を求めるようなSQL文の場合、ROWNUMに“読み込み件数の上限値”を指定すると、最大でも上限値までの検索レスポンスになります。

結果として取り出す行に1から順に番号を割り振る

順番号を生成して付加するアプリケーションの処理を省けます。

結果として取り出す行を途中から読み込む

アプリケーションで読み飛ばす処理を省けます。


参照

詳細は、“アプリケーション開発ガイド(共通編)”の“ROWNUMを使用してデータを操作する”および“SQLリファレンス”の“ROWNUM”を参照してください。