バックアップデータから、配信フォルダ、配信フォルダ配下の帳票、印刷資源、および配信データベースを、退避時の状態まで復元する手順を説明します。
注:配信データベースがList Worksサーバとは異なるサーバにある場合に行います。
配信データベースの復元では、以下のスクリプトを使用します。
List Worksのインストール先フォルダ\db\symfo\LWLDSTDB\restoreLWLDSTDB.bat
手順1:スクリプトの複写(配信データベースがList Worksサーバとは異なるサーバにある場合)
配信データベースがList Worksサーバとは異なるサーバ(データベースサーバ)に存在する場合は、スクリプト(restoreLWLDSTDB.bat)をデータベースサーバへ複写後、修正します。
手順2:スクリプトの修正
スクリプト(restoreLWLDSTDB.bat)を修正します。
復元する退避ファイルの格納先に合わせ、スクリプトの以下の箇所(太字下線)を修正します。
@rem /*-----------------------------------------------------------------------*/
@rem /* リストアする退避ファイルの格納先を指定します。 */
@rem /*-----------------------------------------------------------------------*/
@SET RESTORE_DATA_FILE_PATH="C:\TEMP\LWLDSTDB_BAK"
配信データベースのRDBシステム名をLWLDSTDB以外に変更している場合は、スクリプトの以下の箇所(太字下線)を環境に合わせて修正します。
@rem /*----------------------------------------------------------------------*/
@rem /* 配信データベースのRDBシステム名を指定します。 */
@rem /* RDBシステム名をLWLDSTDB以外にしている場合は、環境に合わせて変更して */
@rem /* ください。 */
@rem /*----------------------------------------------------------------------*/
@set RDBNAME=LWLDSTDB
手順3:配信出力サービスの停止
配信出力サービスを停止します。
注意
配信出力サービスを停止する際は、配信出力先一覧画面で、すべての配信出力先に印刷ジョブがないことを確認してください。印刷ジョブが存在する場合は、処理状況照会画面で印刷ジョブの状態を確認し、印刷が完了するまで待つか、不要な印刷ジョブを削除してください。
印刷ジョブがある状態で配信出力サービスを停止すると、印刷ジョブの出力状態が、失敗に変わる場合があります。
配信出力サービスの停止の詳細は、“10.1.1 配信出力サービスの開始/停止”を参照してください。 |
手順4:配信管理サービスの停止
配信管理サービスを停止します。
注意
配信管理サーバの環境設定用のコマンドおよび運用用のコマンドが実行中でないことを確認してください。
配信管理サービスの停止の詳細は、“10.1.2 配信管理サービスの開始/停止”を参照してください。 |
手順5:List Worksサービスの停止
【スタート】メニューの【管理ツール】-【サービス】から「List Works」のプロパティ画面を起動し、List Worksサービスを停止します。
注意
List Worksサービスを停止する際は、帳票保管活用機能を利用した業務を運用していないことを確認してください。
保管フォルダの共有運用を行っている場合は、すべてのサーバにおいて、List Worksサービスを停止する必要があります。
List Worksサービスの他に、以下のサービスについても起動している場合は停止します。
Print Spooler (注1)
FUJITSU帳票管理 (注2)
List Works Filing Service (注3)
List Works Watch Service
List Works Assort Service (注4)
注1:サービス「Print Spooler」に依存するサービスも停止されます。依存関係にあるサービスについては、サービスのプロパティで確認できます。
注2:サービス「Print Spooler」を停止すると自動的に停止します。
注3:リストファイリングサーバをインストールしている場合のみ
注4:EEの場合のみ
手順6:配信フォルダ、帳票、印刷資源の復元
以下の手順で、配信フォルダを復元します。配信フォルダには、オーバレイなどの印刷資源や帳票が含まれます。
lwdstmgrenvコマンドで、印刷配信の環境設定の内容を表示します。
→「folder.rootpath」キーに設定されているフォルダが、復元先となる配信フォルダの格納場所です。
エクスプローラなどを使用して、退避フォルダや媒体から復元先のフォルダに複写(復元)します。
なお、フォルダの階層構造は崩さないでください。
手順7:配信データベースの復元
“手順2:スクリプトの修正”で修正したスクリプト(restoreLWLDSTDB.bat)を実行します。
スクリプトの実行中にエラーが発生した場合は、ログファイル(restorelog_LWLDSTDB.txt)を参照し、エラーメッセージを確認します。ログファイルは、スクリプトを実行したカレントフォルダに出力されます。
配信データベースの復元処理時に出力される可能性の高いメッセージを、“保守手引書”に抜粋して説明しています。メッセージ中の「LWDB」を「LWLDSTDB」に置き換え、参考にしてください。 また、詳細なメッセージの説明については、“Symfowareのマニュアル”を参照してください。 |
注意
印刷ジョブが存在する状態で配信データベースを退避、復元した場合は、印刷ジョブは削除されます。
手順8:List Worksサービスの開始
【スタート】メニューの【管理ツール】-【サービス】から「List Works」のプロパティ画面を起動し、List Worksサービスを開始します。
保管フォルダの共有運用を行っている場合は、すべてのサーバにおいて、List Worksサービスを開始します。
List Worksサービスの他に、以下のサービスについても開始します。
Print Spooler (注1)
FUJITSU帳票管理
List Works Filing Service (注2)
List Works Watch Service (注3)
List Works Assort Service (注4)
注1:サービス「Print Spooler」に依存するサービスも開始してください。
注2:リストファイリングサーバをインストールしている場合のみ
注3:本サービスを使用する場合に開始してください。
注4:EEの場合のみ
手順9:配信出力サービスの開始
手順10:配信管理サービスの開始
配信管理サービスを開始します。
配信管理サービスの開始の詳細は、“10.1.2 配信管理サービスの開始/停止”を参照してください。 |