画面部品で共通のプロパティを、以下に示します。
表の項目の意味は、“Text”の“プロパティ”を参照してください。
名前 | データ型 | 説明 | 省略 | 省略値 |
---|---|---|---|---|
id | String | 部品のIDを指定します。(注)
先頭および末尾の空白は、無視されます。上記以外の文字が指定された場合、エラーとなります。また、空文字列を指定することはできません。 | 可 | 部品名_連番 |
type | String | 部品タイプを指定します。 | 不可 | なし |
styleClass | String | スタイルのクラス名を指定します。 | 可 | "" |
注) HTMLのid属性とは異なります。HTMLのid属性を指定する場合は、このrcf:id属性とは別に、id属性を指定してください。
UDAで指定できるプロパティのタイプ
以下にidプロパティにUDAを指定できる部品を示します。
部品名 | プロパティ | 指定できるUDAのタイプ |
---|---|---|
Text | value | STRING, BOOLEAN, INTEGER, LONG, FLOAT, BIGDECIMAL, XML |
TextInput | value | STRING, BOOLEAN, INTEGER, LONG, FLOAT, BIGDECIMAL |
CheckBox | value | STRING, BOOLEAN |
RadioButton | value | STRING, BOOLEAN |
TextArea | value | STRING, BOOLEAN, INTEGER, LONG, FLOAT, BIGDECIMAL, XML |
Select | selectedIndex, selectedIndexes | STRING, INTEGER, LONG, FLOAT, BIGDECIMAL (注) |
ComboBox | value | STRING, INTEGER, LONG, FLOAT, BIGDECIMAL |
DateInput | date | DATE |
NumberInput | number | INTEGER, LONG, FLOAT, BIGDECIMAL |
SelectList | selectedIndex, selectedIndexes | STRING, INTEGER, LONG, FLOAT, BIGDECIMAL (注) |
CheckList | selectedIndex, selectedIndexes | STRING, INTEGER, LONG, FLOAT, BIGDECIMAL (注) |
Panel | label | STRING, BOOLEAN, DATE, INTEGER, LONG, FLOAT, BIGDECIMAL, XML |
ViewStack | selectedIndex | INTEGER |
TabPanel | selectedIndex | INTEGER |
FragmentContainer | src | STRING |
Calendar | selectedDates | DATE, LONG |
PopupCalendar | selectedDate | DATE, LONG |
注) 複数選択の場合、指定できるUDAのタイプはString型だけです。
プロパティにUDAを指定する方法
Systemwalker Runbook Automation Studioでは、部品をUDAに関連付けることができます。
指定方法は以下の通りです。
rcf:<プロパティ名>="uda_<UDAの識別子>"
例えば、Select部品を"Value1"と"Options"という識別子を持つUDAに関連付ける場合は、以下のように記述します。
<div rcf:type="IBPMSelect" rcf:id="uda_Value1" rcf:prop_options="uda_Options"...></div>
上記の例では、
Value1には選択した値が格納されます。UI部品のオプションのindexではありません。
複数選択の場合は、選択したすべての値がValue1に格納されます。区切り文字は、カンマです。
注意
prop_optionsプロパティ(Select、SelectListとCheckList UI部品)とprop_list(ComboBox UI部品)に関連付けたUDAの値には、選択項目を表す値を指定します。選択項目の区切り文字として、カンマを使用します。
optionsプロパティ(Select、SelectListとCheckList UI部品)とlist(ComboBox UI部品)には、選択項目を表す値を指定します。選択項目の区切り文字として、セミコロンを使用します。
prop_optionsプロパティ(Select、SelectListとCheckList UI部品)とprop_list(ComboBox UI部品)に関連付けたUDAの値について、以下の注意があります。
このUDAの値の末尾がカンマの場合、選択項目の末尾に空の選択項目が表示されます。
このUDAの値が空文字列、ブランク文字列のみの場合は、空の選択項目が表示されます。
Select UI部品のprop_optionsプロパティに定義したUDAの値を、空文字列またはブランク文字列にすることはできません。
空文字列またはブランク文字列の項目を選択した場合、各UI部品のidプロパティに定義されたUDAの値には、空文字列が設定されます。
UI部品とUDAの関連付けについて
UI部品に誤ったUDA(存在しないUDA、未サポートタイプのUDAなど)を関連付けた場合、各プロパティ(valueなど)は、上書きされません。
DateInputに誤ったUDAを関連付けた場合、初期値として空文字列が表示されます。
ViewStack、TabPanelに関連付けたINTEGER型のUDAの値が、利用可能なインデックスの範囲外の場合は、何も表示されません。
TabPanelに追加したFragmentContainerの処理でエラーが発生した場合、TabPanelのその他のTabも使用できません。
UDAの値について
この値が、前後にブランクを含んだ文字列の場合、その文字列がUI部品に表示されます。
UI部品に入力した値を保存する処理において、前後のブランクが削除(トリム)されてサーバに保存されます。
複数選択可能なUI部品(Select, SelectList, CheckList)の場合、選択項目の文字列を区切り文字(カンマ)で結合した後の文字列をトリムして、サーバに保存します。
エラーメッセージ表示領域について
パレットで以下の画面部品を選択し、Ajaxページエディタに配置すると、エラーメッセージ表示領域も一緒に定義されます。
TextInput
TextArea
Select
ComboBox
DateInput
NumberInput
SelectList
CheckList
Webコンソールで以下の操作を行ったときに、エラーメッセージ表示領域にエラーメッセージが表示されます。
画面部品のmandatoryプロパティにtrueを指定し、Webコンソールでユーザがこの部品への入力を省略した場合
指定できないタイプのUDAを、画面部品に関連付けた場合 など
この場合、対象となる画面部品をUDAに関連付け、エラーフィールド用Textのidプロパティには、以下の形式でUDAを指定する必要があります。
rcf:id="error_<UDAの識別子>"
注意
Select UI部品のmultipulプロパティにtrueを指定した場合、この部品とエラーメッセージ表示域が重なるので、エラーメッセージ表示域を移動する必要があります。