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SystemwalkerRunbook Automation V14g リファレンスガイド
Systemwalker

3.1.17 圧縮ファイルを解凍する

機能説明

圧縮したファイルを解凍します。圧縮ファイルの形式はzip形式です。

オプション

基本オプション

(1) hostname

ファイルを解凍するホスト名またはIPアドレスです。

管理サーバでファイルを解凍する場合、'localhost'または'127.0.0.1'を指定します。

ホスト名またはIPアドレスを省略した場合、引数エラーとなります。

ホスト名またはIPアドレスの文字数の上限は、1024文字です。それ以上の場合、引数エラーとなります。

(2) compfilename

解凍する圧縮ファイルの名前(絶対パス)です。

ファイル名を省略した場合、引数エラーとなります。

圧縮ファイル名の文字数の上限は、1024文字です。それ以上の場合、引数エラーとなります。

拡張オプション

(1) directoryname

解凍先ディレクトリの名前(絶対パス)です。

ディレクトリが存在しない場合は作成します。

ディレクトリ名を省略した場合、compfilenameと同じディレクトリに解凍します。

ディレクトリ名の文字列の上限は、1024文字です。それ以上の場合、引数エラーとなります。

(2) ostype

ファイルを解凍するホストのOS種別です。

Windows、Linuxを指定します。

OS種別の入力を省略した場合、指定したホスト名またはIPアドレスを元に構成管理データベース(CMDB)を検索し、取得したOS種別の値をSystemwalker Runbook Automationが自動的に設定します。

OS種別の文字列の上限は、1024文字です。それ以上の場合、引数エラーとなります。

(3) username

ファイルを解凍するホストへSSHを利用して接続するユーザー名です。

接続ユーザー名の入力を省略した場合、指定したホスト名またはIPアドレスを元に構成管理データベース(CMDB)を検索し、取得した接続ユーザー名の値をSystemwalker Runbook Automationが自動的に設定します。

ファイル転送基盤を利用して接続する場合は、ユーザー名を指定しても無効になります。

接続ユーザー名の文字列の上限は、1024文字です。それ以上の場合、引数エラーとなります。

(4) password

ファイルを解凍するホストへSSHを利用して接続するユーザーのパスワードです。

接続に必要なパスワードの入力を省略した場合、指定したホスト名またはIPアドレスを元に構成管理データベース(CMDB)を検索し、取得した接続パスワードの値をSystemwalker Runbook Automationが自動的に設定します。

ファイル転送基盤を利用して接続する場合は、パスワードを指定しても無効になります。

接続に必要なパスワードの文字列の上限は、1024文字です。それ以上の場合、引数エラーとなります。

(5) execusername

ファイルを解凍するホストでファイルを解凍するユーザー名です。

実行ユーザー名の入力を省略した場合、指定したホスト名またはIPアドレスを元に構成管理データベース(CMDB)を検索し、取得した管理者ユーザーの値をSystemwalker Runbook Automationが自動的に設定します。

実行ユーザー名の文字列の上限は、1024文字です。それ以上の場合、引数エラーとなります。

(6) execpassword

ファイルを解凍するホストでファイルを解凍するユーザーのパスワードです。

実行に必要なパスワードの入力を省略した場合、指定したホスト名またはIPアドレスを元に構成管理データベース(CMDB)を検索し、取得した管理者ユーザーのパスワードの値をSystemwalker Runbook Automationが自動的に設定します。

実行に必要なパスワードの文字列の上限は、1024文字です。それ以上の場合、引数エラーとなります。

(7) timeout

運用操作部品の実行の完了待ち合わせ時間(秒)です。

300~86,400(1日)の範囲で指定が可能です。

(例) 完了待ち合わせを10分間行う場合:600

指定した時間を経過しても運用操作部品の実行が完了しない場合は、運用操作部品の処理を復帰値:201で中断します。

完了待ち合わせ時間を省略した場合や、上記の範囲外の値を入力した場合は、運用操作部品実行定義ファイルで指定した値が有効になります。詳細は、“2.5 運用操作部品実行定義ファイル”を参照してください。

(8) retry

運用操作部品の実行の起動リトライ回数です。

運用操作部品が復帰値:161で終了した場合に、起動リトライを行う回数を指定します。0~5の範囲で指定が可能です。

起動リトライにより再実行した結果、運用操作部品が161以外の復帰値で終了した場合は、指定した起動リトライ回数に達していなくても運用操作部品の実行は終了します。運用操作部品の復帰値は最後に実行した値になります。

(例) 起動リトライを2回行う場合:2

起動リトライ回数を省略した場合や、上記の範囲外の値を入力した場合は、運用操作部品実行定義ファイルで指定した値が有効になります。詳細は、“2.5 運用操作部品実行定義ファイル”を参照してください。

(9) retry_interval

運用操作部品のリトライ間隔(秒)です。

運用操作部品が復帰値:161で終了した場合に、起動リトライを行うまでの間隔を指定します。1~14400の範囲で指定が可能です。

(例) 300秒間隔でリトライを行う場合:300

リトライ間隔を省略した場合や、上記の範囲外の値を入力した場合は、運用操作部品実行定義ファイルで指定した値が有効になります。詳細は、“2.5 運用操作部品実行定義ファイル”を参照してください。

復帰値

復帰値

意味

0

ファイルの解凍に成功しました。

161

ファイルの解凍に失敗しました。リトライ回数を指定した場合、リトライします。

177

ファイルのアクセスに失敗しました。

187

RBAエージェントが導入されていない業務サーバに対して運用操作部品による操作を実施する際、業務サーバにネットワーク接続(SSH通信)時の認証に失敗しました。

188

RBAエージェントが導入されていない業務サーバに対して運用操作部品による操作を実施中に、業務サーバとのネットワーク通信(SSH通信)が切断されました。

189

RBAエージェントが導入されていない業務サーバに対して運用操作部品による操作を実施する際、業務サーバにネットワーク接続(SSH通信)できませんでした。

または、RBAエージェントが導入されている業務サーバに対して運用操作部品による操作を実施する際に、業務サーバとの通信処理(ファイル転送基盤)で異常が発生しました。標準エラー出力にファイル転送基盤のエラーコードを出力します。エラーコードについては、“3.5 ファイル転送基盤の詳細コード”を参照してください。

197

入力情報に誤りがありました。

198

オプションの指定に誤りがありました。

200

ファイルの解凍が異常終了しました。

201

運用操作部品の実行がタイムアウトしました。

202

運用操作部品が実行されませんでした。運用操作部品を実行するための設定に問題があります。

203

運用操作部品を正常に実行できませんでした。管理サーバの環境に問題があります。

204

運用操作部品が実行されませんでした。運用操作部品実行定義ファイルに問題があります。

205

運用操作部品が実行されませんでした。運用操作部品の入力パラメーター指定に問題があります。

206

運用操作部品を正常に実行できませんでした。運用操作部品の出力パラメーター指定に問題があります。

207

運用操作部品が実行されませんでした。運用操作部品が管理サーバに登録されていない可能性があります。

標準出力/標準エラー出力

標準出力には、何も出力しません。

ファイルの解凍に成功した場合、“Success”という文字列を標準エラー出力します。

ファイルの解凍に失敗した場合、エラー内容を文字列で標準エラー出力します。

注意事項