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SystemwalkerRunbook Automation V14g リファレンスガイド
Systemwalker

3.3.3 接続ユーザーと実行ユーザーが異なる場合の注意事項

接続ユーザーと実行ユーザーが異なる場合、sudoコマンドを利用しています。Systemwalker Runbook Automationでは、対話型のコマンドが実行できないため、sudoコマンドでのパスワード入力を省略するため、業務サーバで以下の設定が必要です。

  1. SSH通信により、業務サーバにログインします。

  2. 管理者権限を持つユーザー(root)になります。

  3. sudoの設定ファイルを編集します。

    # visudo
  4. 以下のように編集します。

    root ALL=(ALL) ALL
    user1 ALL=(ALL) NOPASSWD:ALL              # user1のパスワード入力を省略
    user2 ALL=(ALL) PASSWD:ALL                # user2はパスワード入力が必要
    user3 ALL=(ALL) NOPASSWD:/sbin/           # user3のパスワード入力を省略(/sbin/以下のコマンドのみ)
    user4 ALL=(ALL) NOPASSWD:/sbin/shutdown   # user4のパスワード入力を省略(/sbin/shutdownコマンドのみ)
    • 上記の設定は、Systemwalker Runbook Automationの実行以外にも影響するため、設定の際は注意してください。

    • 業務サーバがWindowsの場合、sudoコマンドが存在しないため、接続ユーザーと実行ユーザーが異なる場合はエラーとなります。そのため、業務サーバがWindowsの場合は接続ユーザーと実行ユーザーに同じユーザーを指定してください。