レコード終端可変長フォーマットとは、「ヘッダ部」、「明細部」、「レコード終端文字」で構成されており、明細部が繰り返されるフォーマットです。
明細部の繰返しは無制限で、レコードごとに繰返し数が異なってもかまいません。
ただし、繰返しの最終明細部の直後に、ここで明細部が終わることを示す識別記号(レコード終端文字)が付加されている必要があります。識別記号には、「改行マーク」(UNIXの場合は、「LF」、Windowsの場合は 「CR+LF」)などを使用します。
識別記号と同じ文字列が、データとして明細部のデータ中に現れても問題ありませんが、明細部の先頭には現れてはなりません。なお、レコード長に識別記号は含まれません。
図C.5 レコード終端可変長フォーマット
デザインシートの定義概要
以下の内容をデザインシートに定義します。
繰返し開始項目(データ構造定義)
レコード終端文字(フォーマット定義)
どの項目から繰返しが始まるかを「繰返し開始項目」に指定します。「繰返し開始項目」からデータ構造定義に定義した最後の項目までの範囲が上述の明細部です。レコード終端の判別は、CSV形式のデータの場合、改行コード(Windows:CRLF、Solarisi/Linux:LF)までとなります。バイナリ形式のデータの場合、フォーマット定義のレコード終端文字の指定値で終端を判別します。
定義方法の詳細は、“デザインシート操作ヘルプ”を参照してください。