ここでは、管理サーバの設定を変更する方法について説明します。
以下の手順で、管理サーバの管理IPアドレスを変更します。
OSの管理者権限で管理サーバにログインします。
マネージャを停止します。
「5.1 マネージャ」を参照し、マネージャを停止してください。
マネジメントブレードとLANスイッチブレードのSNMPトラップ送信先を変更します。
SNMPトラップ送信先を変更後の管理サーバの管理IPアドレスに変更してください。
注意
使用するLANスイッチブレードによっては、SNMPトラップの送信先を設定することで、LANスイッチに対するSNMPアクセスが制限される場合があります。
マネージャをクラスタで運用して、このようなLANスイッチブレードを管理対象にする場合、SNMPトラップの送信先としてプライマリノードとセカンダリノードの物理IPアドレスをそれぞれ設定してください。
また、LANスイッチブレードに送信元IPアドレスによってアクセス制限を行う場合、SNMPトラップの送信先と同様にプライマリノードとセカンダリノードの物理IPアドレスをそれぞれ設定してください。
詳細については、使用するLANスイッチブレードのマニュアルを参照してください。
OSのIPアドレスを変更します。
OSのマニュアルに従って、IPアドレスを変更してください。
管理LANが冗長化されている場合は、以下のLAN冗長化ソフトウェアの設定手順に従って変更します。
PRIMECLUSTER GLS
BACS
Intel PROSet
使用方法については、それぞれの製品のマニュアルを参照してください。
マネージャをクラスタで運用している場合、「マネージャをクラスタで運用している場合のIPアドレス変更」を参照して、OSのIPアドレスを変更してください。
マネージャのIPアドレスの設定を変更します。
変更後のIPアドレスを指定してrcxadm mgrctl modifyコマンドを実行してください。
【Windows】
>"インストールフォルダ\Manager\bin\rcxadm" mgrctl modify -ip IPアドレス <RETURN> |
【Linux】
# /opt/FJSVrcvmr/bin/rcxadm mgrctl modify -ip IPアドレス <RETURN> |
マネージャをクラスタで運用している場合、「マネージャをクラスタで運用している場合の設定」を参照し、マネージャのIPアドレスの設定を変更してください。
OSの管理者権限で管理対象サーバにログインします。
管理対象サーバのServerView Agentの設定を変更します。
ServerView Agentのマニュアルを参照し、SNMP TRAPの送信先を変更してください。
管理対象サーバのエージェントを停止します。【Windows/Hyper-V】【Linux/Xen】
「5.2 エージェント」を参照し、エージェントを停止してください。
エージェントの設定を変更します。【Windows/Hyper-V】【Linux/Xen】
変更後のマネージャのIPアドレスを指定してrcxadm agtctl modifyコマンドを実行してください。
【Windows/Hyper-V】
>"インストールフォルダ\Agent\bin\rcxadm" agtctl modify -manager IPアドレス <RETURN> |
【Linux/Xen】
# /opt/FJSVrcxat/bin/rcxadm agtctl modify -manager IPアドレス <RETURN> |
管理対象サーバのエージェントを再起動します。【Windows/Hyper-V】【Linux/Xen】
「5.2 エージェント」を参照し、エージェントを起動してください。
エージェントが動作しているすべての管理対象サーバについて、手順6.~11.を繰り返し行ってください。
マネージャを再起動します。
「5.1 マネージャ」を参照し、マネージャを起動してください。
HBA address rename設定サービスを変更します。
HBA address renameを利用している場合は、「6.2.2.1 HBA address rename設定サービスの設定」を参照し、HBA address rename設定サービスに設定している管理サーバのIPアドレスを変更してください。
管理対象サーバをバックアップします。
管理対象サーバのシステムイメージを採取している場合は、設定変更を保存するために、「ServerView Resource Coordinator VE 運用ガイド」の「8.2 バックアップ」の手順に従って、バックアップを採取してください。
管理サーバの管理IPアドレスを変更したあとは、変更する前に採取したシステムイメージを配付できなくなります。変更する前に採取したシステムイメージが不要になった場合は、削除してください。
クローニングマスタを採取します。【Windows/Linux】
管理対象サーバのクローニングマスタを採取している場合は、設定変更を反映するために、「8.2 採取」の手順に従ってクローニングマスタを採取してください。
管理サーバの管理IPアドレスを変更したあとは、変更する前に採取したクローニングマスタを配付できなくなります。変更する前に採取したクローニングマスタが不要になった場合は、削除してください。
注意
登録済みの管理LANサブネットに属するIPアドレスには変更できません。
管理サーバと同一サブネットに属する管理対象サーバが存在していた場合、その管理対象サーバを削除するか、管理対象サーバの管理IPアドレスを手動で変更する必要があります。管理対象サーバのIPアドレスを変更せずに、そのサーバが属するサブネット情報を登録することや、そのサーバが属するサブネットへのサブネット情報の変更はできません。
マネージャをクラスタで運用している場合のIPアドレス変更
マネージャをクラスタで運用している場合、以下の手順でIPアドレスを変更します。
【Windows】
[フェールオーバー クラスタ管理]画面で変更してください。
【Linux】
マネージャのクラスタサービス(クラスタアプリケーション)を停止します。
クラスタシステムの運用管理ビュー(Cluster Admin)を使用してマネージャのクラスタサービスを停止してください。
プライマリノードの管理サーバにログインします。
OSの管理者権限でプライマリノードの管理サーバにログインしてください。
共用ディスクをプライマリノードにマウントします。
管理サーバ用の共用ディスクをプライマリノードにマウントしてください。
引継ぎ論理IPアドレスを変更します。
PRIMECLUSTER GLSの仮想インタフェース情報を、PRIMECLUSTER用のリソースから削除し、PRIMECLUSTER GLSの構成情報を変更してください。
詳細については、PRIMECLUSTER Global Link Servicesのマニュアルを参照してください。
引継ぎ論理IPアドレスを活性化します。
PRIMECLUSTER GLSのCLIを使用して、引継ぎ論理IPアドレスを活性化してください。
詳細については、PRIMECLUSTER Global Link Servicesのマニュアルを参照してください。
マネージャをクラスタで運用している場合の設定
マネージャをクラスタで運用している場合、以下の手順で変更します。
【Windows】
レジストリのレプリケーション設定を削除します。
プライマリノードで、マネージャの共有ディスクとIPアドレスをオンライン、その他のクラスタリソースはすべてオフラインにしてください。
そのあと、クラスタリソースに登録されている"PXE Services"リソースのレジストリのレプリケーション設定から、以下のレジストリキーを削除してください。
x64の場合
SOFTWARE\Wow6432Node\Fujitsu\SystemcastWizard\DHCP
x86の場合
SOFTWARE\Fujitsu\SystemcastWizard\DHCP
以下の手順で、削除を行います。
[フェールオーバー クラスタ管理]画面の画面中央に表示される"RC-manager の概要"の"その他のリソース"の "PXE Services"リソースを右クリックし、表示されたメニューで[プロパティ(R)]を選択します。
[PXE Servicesのプロパティ]画面が表示されます。
[レジストリのレプリケーション]タブで、上記のレジストリキーを選択し<削除(R)>ボタンをクリックします。
[ルート レジストリ キー]一覧から削除されます。
レジストリキーの削除が終わったら、<適用(A)>ボタンをクリックします。
設定が適用されたら<OK>ボタンをクリックし、ダイアログを閉じます。
プライマリノードで、マネージャのIPアドレスの設定を変更します。
プライマリノードで、変更後のIPアドレスを指定してrcxadm mgrctl modifyコマンドを実行してください。
>"インストールフォルダ\Manager\bin\rcxadm" mgrctl modify -ip IPアドレス <RETURN> |
レジストリのレプリケーション設定を行います。
手順1.で削除した上記のレジストリキーを、"PXE Services"リソースのレジストリのレプリケーション設定に再設定します。
以下の手順で設定を行います。
[フェールオーバー クラスタ管理]画面の画面中央に表示される"RC-manager の概要"の"その他のリソース"の "PXE Services"リソースを右クリックし、表示されたメニューで[プロパティ(R)]を選択します。
[PXE Servicesのプロパティ]画面が表示されます。
[レジストリのレプリケーション]タブの<追加(D)>ボタンをクリックします。
[レジストリ キー]画面が表示されます。
"ルート レジストリ キー(R)"に上記のレジストリキーを設定し、<OK>ボタンをクリックします。
レジストリキーの設定が終わったら、<適用(A)>ボタンをクリックします。
設定が適用されたら<OK>ボタンをクリックし、ダイアログを閉じます。
マネージャの共有ディスクとIPアドレスをセカンダリノードに割り当てます。
フェールオーバー クラスタ管理ツリーの[サービスとアプリケーション]-[RC-manager]を右クリックし、表示されたメニューで[このサービスまたはアプリケーションを別のノードに移動(O)]-[1 - ノード ノード名 に移動]を選択します。
ノード名には、セカンダリノードの名前が表示されます。
セカンダリノードで、マネージャのIPアドレスの設定を変更します。
セカンダリノードで、変更後のIPアドレスを指定してrcxadm mgrctl modifyコマンドを実行します。
手順2.で指定したIPアドレスと同じIPアドレスを指定します。
マネージャの共有ディスクとIPアドレスをプライマリノードに割り当てます。
フェールオーバー クラスタ管理ツリーの[サービスとアプリケーション]-[RC-manager]を右クリックし、表示されたメニューで[このサービスまたはアプリケーションを別のノードに移動(O)]-[1 - ノード ノード名 に移動]を選択します。
ノード名には、プライマリノードの名前が表示されます。
プライマリノードで、マネージャの共有ディスクとIPアドレスをオフラインにします。
【Linux】
管理LANのIPアドレスを変更
プライマリノードで、変更後のIPアドレスを指定して以下を実行してください。
# /opt/FJSVrcvmr/bin/rcxadm mgrctl modify -ip IPアドレス <RETURN> |
管理サーバ用の引継ぎ論理IPアドレスを非活性化します。
PRIMECLUSTER GLSのCLIを使用して、引継ぎ論理IPアドレスを非活性化してください。
詳細については、PRIMECLUSTER Global Link Servicesのマニュアルを参照してください。
引継ぎ論理IPアドレスをPRIMECLUSTERのリソースとして登録します。
PRIMECLUSTER GLSのCLIを使用して、仮想インタフェースをPRIMECLUSTERのリソースとして登録してください。
詳細については、PRIMECLUSTER Global Link Servicesのマニュアルを参照してください。
共用ディスクをアンマウントします。
共用ディスクをプライマリノードからアンマウントしてください。
セカンダリノードの管理サーバにログインします。
OSの管理者権限でセカンダリノードの管理サーバにログインしてください。
引継ぎ論理IPアドレスを変更します。
PRIMECLUSTER GLSのCLIを使用して、仮想インタフェース情報をPRIMECLUSTER用のリソースから削除したあと、リソースを登録し、PRIMECLUSTER GLSの構成情報を変更してください。
詳細については、PRIMECLUSTER Global Link Servicesのマニュアルを参照してください。
コンフィグレーションを変更します。
クラスタシステムのRMS Wizardを使用して、クラスタを構成するどれかのノードに対してクラスタサービス(クラスタアプリケーション)内のGLSリソースを変更してください。
設定の変更が完了したあと、変更を保存して以下の操作を行ってください。
Configuration-Generate
Configuration-Activate
マネージャのクラスタサービスを起動します。
クラスタシステムの運用管理ビュー(Cluster Admin)を使用してマネージャのクラスタサービスを起動してください。
本製品では、以下のサービスが起動されている必要があります。サービスの起動にあたり、他のアプリケーションや他サービスが使用するポート番号と競合しないように、ポート番号を変更してください。
【Windows】
マネージャ本体
Resource Coordinator Manager
Resource Coordinator Task Manager
Resource Coordinator Web Server(Apache)
Resource Coordinator Sub Web Server(Mongrel)
Resource Coordinator Sub Web Server(Mongrel2)
Resource Coordinator DB Server(PostgreSQL)
イメージファイルの採取・配付とサーバ起動制御
Deployment Service
TFTP Service
PXE Services
DHCP Server
【Linux】
マネージャ本体
rcxmanager
rcxtaskmgr
rcxmongrel1
rcxmongrel2
rcxhttpd
rcxdb
イメージファイルの採取・配付とサーバ起動制御
scwdepsvd
scwpxesvd
scwtftpd
使用するポート番号が、他のアプリケーションまたはサービスと競合する可能性がある場合、ポート番号を変更してください。
また、Windowsでephemeralポート番号の最大値(デフォルトは5000)を変更している場合、ephemeralポートと使用するポートが競合する可能性があります。この場合も、ポート番号を変更し、ephemeralポートの上限値よりも大きい値にしてください。
ここでは、マネージャ本体と、イメージファイルの採取・配付とサーバ起動制御で利用するポート番号の変更方法について説明します。
ServerView Operations Managerのポート番号の変更方法については、ServerView Operations Managerのマニュアルを参照してください。SNMPとサーバ起動制御については、標準プロトコルであり、ハードウェア側で固定されているため、変更できません。
本製品が使用するポートについては、「付録C ポート一覧」を参照してください。
OSのファイアウォール設定が有効になっているシステムや、ネットワーク上にファイアウォールを設置している環境では、変更したポートでの通信が問題なく行われるように、ファイアウォールの設定を変更してください。
マネージャ本体
以下の手順で、マネージャ本体で利用する管理サーバのポート番号を変更します。
マネージャを停止します。
「5.1 マネージャ」を参照し、マネージャを停止してください。
ポート番号を変更します。
変更するポート名と変更後のポート番号を指定してrcxadm mgrctl modifyコマンドを実行してください。
【Windows】
>"インストールフォルダ\Manager\bin\rcxadm" mgrctl modify -port name=number <RETURN> |
【Linux】
# /opt/FJSVrcvmr/bin/rcxadm mgrctl modify -port name=number <RETURN> |
マネージャをクラスタで運用している場合、マネージャの共有ディスクとIPアドレス以外のクラスタリソースはすべてオフラインにし、クラスタリソースをプライマリノードとセカンダリノードに切り替えてから、クラスタリソースを保持するそれぞれのノード上でrcxadm mgrctl modifyコマンドを実行してください。
マネージャを再起動します。
「5.1 マネージャ」を参照し、マネージャを起動してください。
注意
"rcxweb"のポート番号を変更した場合は、以下のポート番号も同じ値に変更してください。
管理クライアント
Webブラウザに指定するURLのポート番号を"rcxweb"のポート番号に変更します。
URLをWebブラウザの"お気に入り"などに保存している場合は、それらのURLについてもポート番号を変更します。
HBA address rename設定サービス
HBA address rename設定サービスを起動している場合は、「6.3.3.2 管理サーバと通信するためのポート番号の変更」を参照し、管理サーバと通信するためのポート番号を"rcxweb"のポート番号に変更してください。
【Windows】
マネージャのRCコンソール起動用ショートカット
管理サーバ上で以下のフォルダを開きます。
インストールフォルダ\Manager
"RC Console"アイコンを右クリックし、表示されたメニューで[プロパティ(R)]を選択します。
[Web ドキュメント]タブの"URL(U)"の欄に表示される以下のURLのポート番号を変更してください。
URL: https://localhost:23461/ |
<OK>ボタンをクリックしてください。
"nfagent"のポート番号を変更した場合は、管理対象サーバでもポート番号を変更してください。
「6.3.2.6 ポート番号の変更」を参照し、同じポート番号に変更してください。
変更前にバックアップされたシステムイメージ、および採取されたクローニングマスタは使用できません。削除してください。
必要に応じて、再度、システムイメージのバックアップ、またはクローニングマスタの採取を行ってください。
イメージファイルの採取・配付とサーバ起動制御
以下の手順で、イメージファイルの採取・配付とサーバ起動制御で使用するポート番号を変更します。
【Windows】
ポート番号を変更します。
レジストリ エディタを使用してレジストリを開き、以下のサブキーを検索します。
32ビットバージョンのWindowsの場合
キー名: HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Fujitsu\SystemcastWizard\CLONE
64ビットバージョンのWindowsの場合
キー名: HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Wow6432Node\Fujitsu\SystemcastWizard\CLONE
サブキーに含まれるレジストリ エントリから、PortBaseを選択します。
メニューから、[編集(E)]-[修正(M)]を選択します。
"DWORD 値の編集"ダイアログが表示されます。
表記の"10 進(D)"を選択したあと、<OK>ボタンをクリックします。
イメージファイルの採取と配付で使用するポート番号の先頭値を設定します。
ただし、イメージファイルの採取・配付とサーバ起動制御で使用するポート番号は最大16個分必要なため、PortBaseからPortBase + 15までの連続したポート番号すべてが、他と競合しないよう注意してください。また、設定したポート番号の最大値であるPortBase + 15が、有効なポート番号の最大値65534を超えないように、PortBaseは65519以下の値にしてください。
マネージャをクラスタで運用している場合、プライマリノードとセカンダリノードの両方を変更してください。
ポート番号を変更したサーバを再起動します。
【Linux】
ポート番号を変更します。
/etc/opt/FJSVscw-common/scwconf.reg ファイルのセクション
HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Fujitsu\SystemcastWizard\CLONEにあるPortBaseの値に、イメージファイルの作成と配付で使用するポート番号の先頭値を16進数で設定します。PortBase には、ephemeralポートとの競合を避けるため、net.ipv4.ip_local_port_rangeで指定した下限値よりも小さいポート番号、または上限値よりも大きいポート番号を指定します。
ただし、イメージファイルの作成と配付で使用するポート番号は最大16個分必要なため、PortBaseからPortBase + 15までの連続したポート番号領域が、ephemeralポートやwell-knownポートと競合しないよう注意してください。
これにより、net.ipv4.ip_local_port_rangeで指定した範囲外のポートを用いて、バックアップ、リストアが実行されます。
また、設定したポート番号の最大値であるPortBase + 15が、有効なポート番号の最大値65534を超えないように、PortBaseは65519以下の値にしてください。
マネージャをクラスタで運用している場合、プライマリノードとセカンダリノードの両方を変更してください。
ポート番号を変更したサーバを再起動します。
参考
イメージファイルの採取・配付とサーバ起動制御を行うサービスは、バックアップ・リストアとクローニングを行う際に、管理対象サーバを管理サーバのモジュールでネットワークブートします。
ここで変更したポート番号は、この状態の通信で使われるため、管理サーバの設定だけを変更すれば、管理対象サーバの設定を変更する必要はありません。
以下の手順で、システムイメージの保存世代数を変更します。
システムイメージの保存世代数を変更します。
システムイメージの保存世代数を確認します。
システムイメージの保存世代数の変更と確認の方法については、「ServerView Resource Coordinator VE コマンドリファレンス」の「5.5 rcxadm imagemgr」を参照してください。
注意
変更後の保存世代数よりも多い世代のシステムイメージがすでにある場合、古い世代のシステムイメージは自動的に消えません。また、この状態で同じサーバに対してバックアップを行った場合は、最も古い世代のシステムイメージが1つだけ削除されます。
古い世代のシステムイメージが不要な場合は削除してください。削除の手順については「ServerView Resource Coordinator VE 運用ガイド」の「8.5 削除」を参照してください。
RCコンソールを起動している場合は、保存世代数の変更後にWebブラウザを更新してください。
以下の手順で、クローニングマスタの保存世代数を変更します。
クローニングマスタの保存世代数を変更します。
クローニングマスタの保存世代数を確認します。
クローニングマスタの保存世代数の変更と確認の方法については、「ServerView Resource Coordinator VE コマンドリファレンス」の「5.5 rcxadm imagemgr」を参照してください。
注意
変更後の保存世代数よりも多い世代のクローニングマスタがすでにある場合、古い世代のクローニングマスタは自動的に消えません。また、この状態で同じ名前のクローニングマスタの採取を行った場合は、削除するクローニングマスタを選択する必要があります。
古い世代のクローニングマスタが不要な場合は削除してください。削除の手順については、「8.5 削除」を参照してください。
RCコンソールを起動している場合は、保存世代数の変更後にWebブラウザを更新してください。
以下の手順で、イメージファイル格納フォルダのパスを変更します。
RCコンソールの[イメージ一覧]タブに表示されているイメージを確認します。
OSの管理者権限で管理サーバにログインします。
マネージャを停止します。
「5.1 マネージャ」を参照し、マネージャを停止してください。
イメージファイル格納フォルダのパス変更を行います。
「ServerView Resource Coordinator VE コマンドリファレンス」の「5.5 rcxadm imagemgr」を参照し、イメージファイル格納フォルダのパスを変更します。
イメージファイルがコピーされるため、時間がかかる場合があります。
マネージャをクラスタで運用している場合、「マネージャをクラスタで運用している場合の設定」を参照し、イメージファイル格納フォルダのパスを変更してください。
マネージャを起動します。
「5.1 マネージャ」を参照し、マネージャを起動してください。
RCコンソールの[イメージ一覧]タブに表示されているイメージが変更前と同じか確認します。
マネージャをクラスタで運用している場合の設定
使用しているマネージャのOSによって、処理が異なります。
【Windows】
レジストリのレプリケーション設定を削除します。
マネージャの共有ディスクをオンライン、共有ディスク以外のクラスタリソースはすべてオフラインにしてください。
そのあと、クラスタリソースに登録されている"Deployment Service"リソースのレジストリのレプリケーション設定から、以下のレジストリキーを削除してください。
x64の場合
SOFTWARE\Wow6432Node\Fujitsu\SystemcastWizard\ResourceDepot
x86の場合
SOFTWARE\Fujitsu\SystemcastWizard\ResourceDepot
以下の手順で、削除を行います。
[フェールオーバー クラスタ管理]画面の画面中央に表示される"RC-manager の概要"の"その他のリソース"の "Deployment Service"リソースを右クリックし、表示されたメニューで[プロパティ(R)]を選択します。
[Deployment Serviceのプロパティ]画面が表示されます。
[レジストリのレプリケーション]タブで、上記のレジストリキーを選択し<削除(R)>ボタンをクリックします。
[ルート レジストリ キー]一覧から削除されます。
レジストリ キーの削除が終わったら、<適用(A)>ボタンをクリックします。
設定が適用されたら<OK>ボタンをクリックし、ダイアログを閉じます。
イメージファイル格納フォルダのパス変更を行います。
「ServerView Resource Coordinator VE コマンドリファレンス」の「5.5 rcxadm imagemgr」を参照し、イメージファイル格納フォルダのパスを変更します。
イメージファイルがコピーされるため、時間がかかる場合があります。
クラスタリソースを保持するどちらか一方のノード上で、rcxadm imagemgrコマンドを実行してください。
また、変更後のイメージファイル格納フォルダは、共有ディスク上のフォルダを指定してください。
レジストリのレプリケーション設定を設定します。
手順1.で削除した上記のレジストリキーを、"Deployment Service"リソースのレジストリのレプリケーション設定に再設定します。
以下の手順で設定を行います。
[フェールオーバー クラスタ管理]画面の画面中央に表示される"RC-manager の概要"の"その他のリソース"の "Deployment Service"リソースを右クリックし、表示されたメニューで[プロパティ(R)]を選択します。
[Deployment Serviceのプロパティ]画面が表示されます。
[レジストリのレプリケーション]タブの<追加(D)>ボタンをクリックします。
[レジストリ キー]画面が表示されます。
"ルート レジストリ キー(R)"に上記のレジストリキーを設定し、<OK>ボタンをクリックします。
レジストリ キーの設定が終わったら、<適用(A)>ボタンをクリックします。
設定が適用されたら<OK>ボタンをクリックし、ダイアログを閉じます。
【Linux】
共用ディスクをプライマリノードにマウントします。
OSの管理者権限でプライマリノードの管理サーバにログインし、管理サーバ用の共用ディスクをプライマリノードにマウントします。
イメージファイル格納ディレクトリのパス変更を行います。
「ServerView Resource Coordinator VE コマンドリファレンス」の「5.5 rcxadm imagemgr」を参照し、イメージファイル格納ディレクトリのパスを変更します。
イメージファイルがコピーされるため、時間がかかる場合があります。
プライマリノード上で、rcxadm imagemgrコマンドを実行してください。
また、変更後のイメージファイル格納ディレクトリは、共用ディスク上のディレクトリを指定してください。
共用ディスクをプライマリノードからアンマウントします。
手順2.で設定した共用ディスクをプライマリノードからアンマウントします。
以下の手順で、管理LANサブネットを変更します。
RCコンソールのメニューで[設定]-[管理LANサブネット]を選択します。
[管理LANサブネット]ダイアログが表示されます。
[管理LANサブネット]ダイアログで、変更するサブネットを選択し、<変更>ボタンをクリックします。
[管理LANサブネットの変更]ダイアログが表示されます。
[管理LANサブネットの変更]ダイアログで以下の項目を設定します。
先頭文字を英字とし、半角英数字、アンダースコア("_")、ハイフン("-")およびピリオド(".")で構成された16文字以内の文字列を入力します。
ネットワークアドレスとして有効な値を入力します。
サブネットマスクとして有効な値を入力します。
管理サーバの管理LANと通信するためのゲートウェイを設定します。
<OK>ボタンをクリックします。
注意
管理サーバのサブネットと異なるサブネット情報を変更する際は、対象のサブネットに属する管理対象サーバが1台でも存在している場合、"ネットワークアドレス"または"サブネットマスク"は変更できません。
"ネットワークアドレス"または"サブネットマスク"を変更する場合は、「対象サブネットに管理対象サーバが存在している場合の変更手順」を 参照してください。
対象サブネットに管理対象サーバが存在している場合の変更手順
対象サブネットに管理対象サーバが存在している場合、以下の手順でネットワークアドレスまたはサブネットマスクを変更してください。
変更後のネットワークアドレスまたはサブネットマスクを持つサブネット情報を登録します。
変更前のサブネットに属しているすべての管理対象サーバの管理LANのIPアドレスを変更します。
変更方法については、「6.3.2.3 管理IPアドレスの変更」を参照してください。
変更前のサブネットを削除します。
以下の手順で、本製品データベースのパスワードを変更します。
OSの管理者権限で管理サーバにログインします。
マネージャを停止します。
「5.1 マネージャ」を参照し、マネージャを停止してください。
本製品データベースのパスワードを変更します。
rcxadm dbctl modifyコマンドを実行してください。
新しいパスワードは対話形式で入力します。
【Windows】
>"インストールフォルダ\Manager\bin\rcxadm" dbctl modify -passwd <RETURN> |
【Linux】
# /opt/FJSVrcvmr/bin/rcxadm dbctl modify -passwd <RETURN> |
マネージャをクラスタで運用している場合、マネージャの共有ディスク以外のクラスタリソースはすべてオフラインにし、クラスタリソースをプライマリノードとセカンダリノードに切り替えてから、クラスタリソースを保持するそれぞれのノード上でrcxadm dbctl modifyコマンドを実行してください。
マネージャを再起動します。
「5.1 マネージャ」を参照し、マネージャを起動してください。