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ServerView Resource Coordinator VE 導入ガイド

6.3.2 シャーシと管理対象サーバの変更

ここでは、シャーシと管理対象サーバの設定を変更する方法について説明します。
管理対象サーバのシステムイメージやクローニングマスタを採取している場合は、管理対象サーバの設定変更が終わったあと、バックアップやクローニングマスタを採取して、変更を保存してください。
バックアップについては、「ServerView Resource Coordinator VE 運用ガイド」の「8.2 バックアップ」を参照してください。
クローニングマスタの採取については、「8.2 採取」を参照してください。

注意

  • VMゲストの設定変更は、サーバ仮想化ソフトウェアの管理画面で行ってください。

  • 登録済みの管理対象サーバは別スロットに移動できません。
    サーバを別スロットに移す場合は、管理対象サーバを削除して、別スロットに移動したあと、サーバを再登録してください。


6.3.2.1 シャーシ名の変更

ここでは、シャーシ名の変更について説明します。
以下の手順で、シャーシの名前を変更します。

  1. RCコンソールのサーバリソースツリーで、対象のシャーシを右クリックし、表示されたメニューで[設定変更]-[基本情報]を選択します。

    [シャーシの設定変更]ダイアログが表示されます。

  2. [シャーシの設定変更]ダイアログで以下の項目を変更します。

    シャーシ名

    先頭文字を英字とし、半角英数字とハイフン("-")で構成された10文字以内の文字列を入力します。

  3. <OK>ボタンをクリックします。

    シャーシ名が変更されます。


6.3.2.2 サーバ名の変更

ここでは、物理サーバ名の変更について説明します。
物理OS、VMホストまたはVMゲストの名前は、それぞれに管理者権限でログインして名前を変更することで、自動的に反映されます。

以下の手順で、物理サーバ名を変更します。

  1. RCコンソールのサーバリソースツリーで、対象のサーバを右クリックし、表示されたメニューで[設定変更]-[基本情報]を選択します。

    [サーバの設定変更]ダイアログが表示されます。

  2. [サーバの設定変更]ダイアログで、以下の項目を変更します。

    物理サーバ名

    先頭文字を英字とし、半角英数字とハイフン("-")で構成された15文字以内の文字列を入力します。

  3. <OK>ボタンをクリックします。

    サーバ名が変更されます。

  4. クローニングマスタの配付でネットワークパラメタ自動設定機能を利用している場合、定義ファイルで設定している"物理サーバ名"も変更する必要があります。

    ネットワークパラメタ自動設定機能については、「8.6 クローニングマスタに定義できるネットワークパラメタ自動設定機能」を参照してください。


6.3.2.3 管理IPアドレスの変更

ここでは、管理IPアドレスの変更について説明します。

リモートマネジメントコントローラの管理IPアドレスの変更については「6.3.2.5 サーバ管理装置の設定変更」を参照してください。


シャーシ

以下の手順で、シャーシの管理IPアドレスを変更します。

  1. マネジメントブレードのIPアドレスを変更します。

  2. RCコンソールのサーバリソースツリーで、対象のシャーシを右クリックし、表示されたメニューで[設定変更]-[基本情報]を選択します。

    [シャーシの設定変更]ダイアログが表示されます。

  3. [シャーシの設定変更]ダイアログで"管理LAN(IPアドレス)"を変更します。

  4. <OK>ボタンをクリックします。

    シャーシの管理IPアドレスが変更されます。


管理対象サーバ

以下の手順で、管理対象サーバの管理IPアドレスを変更します。
管理IPアドレス、業務IPアドレス兼用時も同じ操作が必要です。なお、業務IPアドレスだけを変更する場合は、本操作は必要ありません。

  1. 管理対象サーバに、OSの管理者権限でログインします。

  2. OSのIPアドレスを変更します。

    OSのマニュアルを参照し、IPアドレスを変更してください。
    管理LANが冗長化されている場合は、以下のLAN冗長化ソフトウェアの設定手順に従って変更します。

    使用方法については、それぞれの製品のマニュアルを参照してください。

    【Windows】
    PRIMECLUSTER GLS
    BACS
    Intel PROSet

    【Linux/Solaris】
    PRIMECLUSTER GLSの"NIC切替え方式の物理IP引継ぎ"

  3. 管理対象サーバを再起動します。

  4. RCコンソールのサーバリソースツリーで、対象のサーバを右クリックし、表示されたメニューで[設定変更]-[基本情報]を選択します。

    [サーバの設定変更]ダイアログが表示されます。

  5. [サーバの設定変更]ダイアログで"管理LAN(IPアドレス)"を変更します。

  6. <OK>ボタンをクリックします。

    管理対象サーバの管理IPアドレスが変更されます。

注意

予備サーバ情報を設定している管理対象サーバ(運用サーバ)、および予備サーバに設定されている管理対象サーバは、異なるサブネットのIPアドレスに変更できません。


6.3.2.4 SNMPコミュニティ名の変更

ここでは、SNMPコミュニティ名の変更について説明します。

6.3.2.5 サーバ管理装置の設定変更

ここでは、サーバ管理装置の設定変更について説明します。

6.3.2.6 ポート番号の変更

ここでは、ポート番号の変更について説明します。

エージェントのポート番号を変更する場合は、マネージャの"nfagent"のポート番号も変更する必要があります。「6.3.1.2 ポート番号の変更」の手順に従って変更してください。
ポート番号については、「付録C ポート一覧」を参照してください。

以下の手順で、管理対象サーバのポート番号を変更します。

  1. ポート番号を変更します。

    【Windows/Hyper-V】
    メモ帳などのテキストエディタを使用して、Windowsシステムフォルダ\system32\drivers\etc\servicesファイルの以下の行を変更します。

    # サービス名  ポート番号/プロトコル名
    nfagent       23458/tcp

    【Linux/VMware/Xen】
    viコマンドなどを使用して、/etc/servicesファイルの以下の行を変更します。

    # サービス名  ポート番号/プロトコル名
    nfagent       23458/tcp

    【Solaris】
    viコマンドなどを使用して、/etc/servicesファイルの以下の行を変更します。

    # サービス名  ポート番号/プロトコル名
    rcvat         23458/tcp
  2. ポート番号を変更したサーバを再起動します。


6.3.2.7 VMホストのログインアカウント情報の変更

ここでは、VMホストのログインアカウント情報の変更について説明します。

VMホスト登録時に入力したVMホストのログインアカウント情報(ユーザ名とパスワード)について、VMホスト上で変更した場合は、本製品で登録したVMホストのログインアカウント情報を変更してください。

以下の手順で、VMホストのログインアカウント情報を変更します。

  1. RCコンソールのサーバリソースツリーで、対象のVMホストを右クリックし、表示されたメニューで[設定変更]-[VMホストログインアカウント情報]を選択します。

    [ログイン情報の変更]ダイアログが表示されます。

  2. [ログイン情報の変更]ダイアログで、VMホスト上で変更したあとのログインアカウント情報を入力します。

    ユーザ名

    VMホストにログインするユーザ名を入力します。ユーザ名は、VMホストの管理者権限を持つユーザを指定してください。

    パスワード

    VMホストにログインするユーザのパスワードを入力します。

  3. <OK>ボタンをクリックします。

    VMホストのログインアカウント情報が変更されます。


6.3.2.8 LANスイッチのVLANの設定変更

ここでは、LANスイッチのVLANの設定変更について説明します。
物理サーバに接続するLANスイッチブレードのポートに対するVLANの設定は、再設定することで変更できます。
設定方法については、「6.2.1.2 内部ポートのVLAN設定」を参照してください。


6.3.2.9 HBA address renameの設定変更

ここでは、HBA address renameの設定変更について説明します。

HBA address renameで設定するWWNとHBAポート数は、再設定することで変更できます。
設定方法については、「6.2.2 HBA address renameの設定」を参照してください。


6.3.2.10 ブートオプションの変更

ここでは、ブートオプション設定の変更について説明します。

PRIMERGYパーティションモデルに設定するブートオプションは、再設定することで変更できます。
以下の手順で、ブートオプションの設定を行います。

  1. RCコンソールのサーバリソースツリーで、対象のサーバを右クリックし、表示されたメニューで[設定変更]‐[基本情報]を選択します。

    [サーバの設定変更]ダイアログが表示されます。

  2. [サーバの設定変更]ダイアログで以下の項目を設定します。

    ブートオプション

    UEFIの場合
    "UEFI"を選択します。

    レガシーブートの場合
    "Legacy boot"を選択します。

注意

ブートオプションの変更では、本製品に登録されている情報が変更されます。
実際のブートオプションは変更されないため、本設定と併せてBIOS設定も変更する必要があります。