マネージャは、管理サーバを起動することで、自動的に起動します。
ここでは、マネージャを意図的に起動、停止する方法、および起動状態の確認方法について説明します。
【Windows】
マネージャは、以下のWindowsのサービスから構成されています。
マネージャ本体
Resource Coordinator Manager
Resource Coordinator Task Manager
Resource Coordinator Web Server(Apache)
Resource Coordinator Sub Web Server(Mongrel)
Resource Coordinator Sub Web Server(Mongrel2)
Resource Coordinator DB Server(PostgreSQL)
イメージファイルの採取・配付とサーバ起動制御
Deployment Service
TFTP Service
PXE Services
DHCP Server (*1)
*1: 管理サーバと異なるサブネットに属する管理対象サーバが存在する場合に必要です。
Windowsのコントロール パネルで"管理ツール"から"サービス"を開き、[サービス]画面で、それぞれのサービス状態を確認できます。
サービスの起動と停止は、rcxadm mgrctlコマンドのstart、stopサブコマンドを使用します。マネージャ本体と、イメージファイルの採取・配付とサーバ起動制御を構成するサービスをまとめて起動、停止してください。
コマンドについては、「ServerView Resource Coordinator VE コマンドリファレンス」の「5.7 rcxadm mgrctl」を参照してください。
なお、クラスタ運用におけるサービスの起動と停止は、フェールオーバー クラスタ管理ツリーで、マネージャ用の"サービスまたはアプリケーション"を右クリックし、表示されたメニューで[このサービスまたはアプリケーションをオンラインにする(B)]または[このサービスまたはアプリケーションをオフラインにする(T)]を選択します。
【Linux】
マネージャは、以下のLinuxのサービスから構成されています。
マネージャ本体
rcvmr
また、本サービスは以下のデーモンから構成されています。
rcxmanager
rcxtaskmgr
rcxmongrel1
rcxmongrel2
rcxhttpd
イメージファイルの採取・配付とサーバ起動制御
scwdepsvd
scwpxesvd
scwtftpd
以下のように、serviceコマンドでそれぞれのサービス状態を確認できます。
# service rcvmr status <RETURN> |
サービスの起動と停止は、rcxadm mgrctlコマンドのstart、stopサブコマンドを使用します。マネージャ本体と、イメージファイルの採取・配付とサーバ起動制御を構成するサービスをまとめて起動、停止してください。
コマンドについては、「ServerView Resource Coordinator VE コマンドリファレンス」の「5.7 rcxadm mgrctl」を参照してください。
なお、クラスタ運用におけるサービスの起動と停止は、クラスタシステムの運用管理ビュー(Cluster Admin)を使用して行います。
詳細については、PRIMECLUSTERのマニュアルを参照してください。
注意
マネージャを構成するサービスのうち、一部を停止した状態では運用できません。必ず、すべてのサービスが動作している状態で運用してください。
マネージャ起動時に、ケーブルが抜けているなどの理由で管理LANによる通信ができない状態になっていると、PXE Servicesが自動的に起動しない場合があります。PXE Servicesが停止していた場合は、管理LANのネットワークインタフェースを調査し、外部と通信できることを確認してください。
通信できなかった場合は、管理LANを復旧したあとに、再度マネージャを起動してください。