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Systemwalker Service Quality Coordinator 使用手引書(コンソール編)

2.1.2 基本的な操作方法


左側のモニタツリーで表示対象のモニタを選択することで、右側にモニタコンテンツが表示されます。

コンテンツ作成中は、ステータスバーに「現在コンテンツを作成中です.」とのメッセージが表示されます。

当メッセージ表示中は、更新および自動更新ボタンの操作はキャンセルされます。


2.1.2.1 更新/自動更新

モニタは最新情報への更新や、自動更新を行うことが可能です。

その際には以下のオプションが指定できます。


オプション

説明

基点

モニタを表示させる基点を選択します。

選択可能な基点は以下です。

現在,指定日時

現在を選択した場合は、現在を基点としてモニタが表示されます。

指定日時を選択した場合は、現在時刻から3日間までの日時について基点として選択可能です。

範囲/表示件数

モニタの表示範囲を、現在から遡って何時間表示するかを選択します。

選択可能な表示範囲は以下です。

1, 2, 4, 8, 12, 18, 24時間

デフォルトでは2時間です。

また、表示件数は任意指定及び全件指定が可能です。

ポイント

表示件数を設定した場合、性能値が高いことにより問題が発生する可能性がある項目(CPU使用率など)については上位を、その逆については下位を表示します。

グラフで表示可能な件数は20件程度までです。

(自動更新)間隔

自動更新を行う場合の更新間隔を選択します。

選択可能な更新間隔は以下です。

1, 3, 5, 10分

デフォルトは10分です。

なお、コンテンツの表示が更新間隔に間に合わなかった場合、その回の更新は実行されずに次の回までスキップします。


これらのオプションは、何度も同じ指定を行う必要が無いように、一度指定して表示を行うと、別のモニタに移った場合にも継承されます。

ポイント

複数のコンソールを開き、種類の異なるモニタを同時に表示して、異なる自動更新間隔で参照したい場合などは、Internet Explorerをお使いであれば、別途スタートメニューからInternet Explorerを起動することで、異なるオプションを指定することが出来ます。コンソールのツールバーから新規コンソールを開いた場合は、開いた親のオプションが継承されます。

注意

PDBに保持されるAgentのモニタデータは、Agentから受信したモニタデータの最新の保持期間分(最大)です。管理コンソールのモニタ表示では、PDBに保持されているモニタデータを表示するためAgentが停止していた場合、停止していないAgentと比べ、表示期間に差異が出る事があります。

注意

コンソールのモニタ表示・ドリルダウン表示、およびレポート画面において、表示ボタンや作成ボタンにより目的のコンテンツ(グラフや表)を表示しようとすると、以下のような現象が発生する場合があります。

  • エラーコード 1572864 で終了する。

  • グラフの画像が抜け落ちる(グラフのみ表示されない)。

  • 次のエラーメッセージが表示される。

    "The specified CGI application misbehaved by not returning a complete set of HTTP headers. The headers it did return are: Unable to register TclNotifier window class"

    "ohd_update error."

    "Ohd file create error."


この現象は、原因として運用管理クライアントのDesktop heap(デスクトップヒープ)が不足していることが考えられます。「3.11.1 コンテンツ表示エラーについて」を参照して、Desktop heapを拡張してください。


2.1.2.2 対象をドリルダウンで開く

モニタコンテンツを表示すると、右上に「対象をドリルダウンで開く」というリンクが表示されます。

このリンクを選択することで、モニタで選択されている対象が、ドリルダウンで選択された状態でコンソールを開くことができます。

これにより、モニタで問題が見つかった対象のドリルダウンを、すばやく開くことが可能です。