ポリシー配付機能は、運用管理クライアント上で定義します。
ここでは以下の定義を格納する、ポリシー管理フォルダのディレクトリ構成について説明します。
性能情報の収集(サーバ内リソース情報/レスポンス・稼働情報)やしきい値監視を行なうための、ポリシー定義情報ファイルの作成
ポリシー定義情報ファイルの配付サーバを定義するポリシー配付定義ファイル(Distribute.ini)を作成します。
■格納先
ポリシー管理フォルダは、運用管理クライアントに格納されています。
<運用管理クライアントインストールディレクトリ>\Policy_ROOT |
ポリシー配付グループフォルダの格納先です。
ポリシー管理フォルダ(Policy_ROOT)には、ポリシー配付先サーバの接続情報を指定する接続先定義ファイル(agentlist.cfg)が格納されています。
Defaultフォルダは、各ポリシーグループのベースとなるフォルダで、インストール時から用意されています。
Defaultフォルダをポリシー配付グループとして利用したり、コピーして複数のポリシー配付グループを作成します。ポリシー配付グループのフォルダ(Default)には、配付先を指定するポリシー配付定義ファイル(Distribute.ini)が格納されています。
インストール後は、Defaultフォルダしか存在しません。
ポリシー配付グループを追加する場合は、GROUPフォルダの配下にDefaultフォルダをコピー、リネイムしてポリシー配付グループを作成します。作成するフォルダ名は、ポリシー配付時にポリシー配付グループを指定する際に使用します。
また、ポリシー配付グループフォルダにはサーバに配付する、ポリシー定義情報ファイルも格納します。
配付するポリシー定義情報ファイルのテンプレートが、各バージョンレベル、各OSごとにパッケージ単位で格納されています。配付先のバージョンレベル、OSに合わせて、ポリシー配付グループにコピーして使用します。
しきい値監視および、Webトランザクション量管理に使用する定義ファイル例が格納されています。これらのファイルは、予め設定された定義ファイルでフォルダにコピーすることで使用できます。定義例は、Agentに格納されている定義例と同じものです。
定義内容については、「6.2 しきい値監視定義サンプルファイル/7.4 トランザクションログ定義サンプルファイル」を参照してください。
注意
ポリシー配付機能を使用して、しきい値監視および、Webトランザクション量管理をする場合は、サンプルフォルダ(sample)に格納されている定義ファイル例を使用してください。
ポイント
配付される定義情報は暗号化されません。このため、パスワードの定義が必要となる、Oracle Database Server、SAP NetWeaverとの連携機能を使用する場合はポリシー配付を行なわないでください。
定義情報ファイルの詳細は、「9.2.2 ポリシー定義情報ファイルの作成」を参照してください。