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Systemwalker Service Quality Coordinator 使用手引書

9.2.2 ポリシー定義情報ファイルの作成

性能情報の収集(サーバ内リソース情報/レスポンス・稼働情報)や、しきい値監視を行なうサーバに配付するための定義情報ファイルの作成を行ないます。


■ポリシー定義情報ファイル

ポリシー配付機能では、収集ポリシーおよび、しきい値監視定義を配付することができます。これらの定義を総称して、ポリシー定義情報と呼びます。

収集ポリシー

  • サーバ内リソース情報(サーバ情報/ミドルウェア情報)

    • 管理対象構成情報(リソース構成情報)

    • テンプレート(常時収集する情報)

  • レスポンス・稼働情報

    • 管理対象構成情報 (レスポンス・稼働管理対象構成情報)

    • テンプレート(常時収集する情報)

  

しきい値監視定義

  • しきい値監視定義


注意

収集ポリシーについては、複数の定義ファイルから構成されていますが、他社製品との連携(Oracle,SAP等)の設定ファイルの一部については、配付は行わず各サーバ上でローカルに設定する必要があります。これは、認証情報が必要な場合、定義情報を運用管理サーバで設定、保持および、ネットワーク上で送信することは、セキュリティ管理のリスク要因となるためです。


■手順

  1. 配付するポリシー定義情報ファイルのコピー

    ポリシー定義情報ファイルのテンプレートが以下に格納されています。

    格納先

    <運用管理クライアントインストールディレクトリ>\template

    必要なポリシー定義情報のテンプレートをコピーし、「9.2.1 ポリシー配付グループの作成」で作成したポリシー配付グループに格納します。

    配付可能ファイルは以下です。下記以外のファイルは配付できません。


    ファイル名

    使用用途

    マニュアル参照先

    ServiceConf.xml

    エンドユーザレスポンスの管理用

    第3章 エンドユーザレスポンス管理

    サービス稼働状況の管理用

    第5章 レスポンス・稼働管理対象構成情報(ServiceConf.xml)

    alertconfig.txt

    しきい値監視定義用

    第6章 しきい値監視

    threshold.bat
    (Windows版)

    アラームアクション定義用

    6.3 アラームアクション定義

    threshold.sh
    (UNIX版)

    アラームアクション定義用

    6.3 アラームアクション定義

    tlawatch.ini

    Webトランザクション量の管理用

    第7章 Webトランザクション量管理

    cntrcconf.ini

    Systemwalker Centric Manager との連携用

    1.6 Systemwalker Centric Managerとの連携

    jla.ini

    Systemwalker Operation Manager との連携用

    1.7 Systemwalker Operation Managerとの連携

    snmconf.ini

    Systemwalker Network Manager との連携用

    1.8 Systemwalker Network Managerとの連携

    template.dat

    Microsoft SQL Server

    1.12 Microsoft SQL Serverとの連携

    Microsoft .NET Server

    1.13 Microsoft .NETとの連携


  2. コピーしたポリシー定義情報ファイルの編集

    各ファイルの定義方法については、上記マニュアル参照先で確認してください。

    注意

    ポリシー配付機能により配付された定義ファイルは、配付先サーバですでに存在している定義ファイルを上書きします。