各ポリシー配付グループに対する、配付先サーバ情報をポリシー配付定義ファイル(Distribute.ini)に定義します。
ポリシー配付定義ファイル(Distribute.ini)は、ポリシー配付グループ用のフォルダごとに作成し、ポリシー配付グループに対する配付先の定義を行います。
予めポリシー配付定義を作成しておくことで、ポリシー配付時に定義した配付先へ自動的には配付されます。
ポリシー配付定義ファイル(Distribute.ini)の作成は必須ではありませんが、初回の導入時に定義ファイルを作成してポリシー配付した場合は、運用中の収集ポリシー変更が発生した際にも、影響を受けるポリシー配付先サーバに一括して再配付することが可能となるため運用負担も軽減します。
■格納場所
ポリシー配付定義ファイル(Distribute.ini)は、テキストファイルです。ファイルの作成と編集は、メモ帳などのテキストエディタを使用してください。
【Windows版】
<運用管理クライアントインストールディレクトリ>\Policy_ROOT\GROUP\<ポリシー配付グループ>\Distribute.ini |
■ファイル形式
[POLICY_DEF] DISTHOST = |
■説明
セクションのDISTHOSTキーでポリシー定義情報の配付先サーバを定義します。
ポリシー配付グループに対する、配付先サーバをシステム名で定義します。配付先サーバはカンマ' , '区切りで複数指定することが可能です。
ポイント
ポリシー定義情報配付コマンドの、パラメタで配付先サーバを直接指定することで、ポリシー配付が可能となりますが、本定義ファイルを作成しておくことで運用中の収集ポリシー変更時の運用負担が軽減できます。
■使用例
あるポリシー配付グループの配付先がHOSTA,HOSTB,HOSTC,HOSTDの場合、HOSTA,HOSTB,HOSTC,HOSTDを定義ファイルに定義しておくことで、収集ポリシー変更時も配付先サーバの再指定が不要となり、指定漏れも無くなります。
[POLICY_DEF]セクションのDISTHOSTキーでポリシー定義情報の配付先サーバを定義します。DISTHOSTにシステム名を定義してください。
複数のシステム名を指定する場合は、カンマ区切りで指定します。
#[POLICY_DEF] #DISTHOST = AAAA,BBBBB,CCCC,DDDDD [POLICY_DEF] DISTHOST = HOSTA,HOSTB,HOSTC,HOSTD,HOSTE,HOSTF,HOSTG,HOSTH,HOSTI,HOSTJ,HOSTL |