MQDを使用するためには、事前に以下の環境変数を設定しておく必要があります。
メッセージ格納ファイルとしてデータベースを使用する場合は、データベース管理システムで使用される環境変数も設定しておく必要があります。データベース管理システムで使用される環境変数の設定方法は、“Symfoware Server RDB管理者ガイド”を参照してください。
表3.1 環境変数一覧に環境変数の意味と設定内容を示します。
環境変数名 | 意味 | 設定内容 | 設定内容の説明 |
---|---|---|---|
PATH | 実行パス名 |
| ACM連携サービスの文字コード変換機能を使用する場合に必要です。 |
| MQDコマンドを実行するために必要です。 | ||
Symfowareのコマンド格納パス名 | メッセージ格納ファイルとしてデータベースを使用する場合に必要です。 | ||
RDBNAME | RDBIIシステム名 | 使用するRDBIIシステム名 | メッセージ格納ファイルとしてデフォルト以外のRDBIIシステムを使用する場合に必要です。 |
OD_CODE_SET | 自サーバのコード系 |
| イベントチャネル連携サービスでコード変換機能を使用する場合に必要です。 |
環境変数名 | 意味 | 設定内容 | 設定内容の説明 |
---|---|---|---|
LANG | 使用言語 | ja | メッセージを日本語で表示するために必要です。なお、本値は/etc/default/initで指定するデフォルトのLANGと同じ値にしてください。 |
ja_JP.PCK | メッセージをシフトJISコードの日本語で表示するために必要です。なお、本値は/etc/default/initで指定するデフォルトのLANGと同じ値にしてください。 | ||
LD_LIBRARY_PATH | ライブラリパス名 | FSUNiconvのライブラリ格納パス名 | ACM連携サービスの文字コード変換機能を使用する場合、メッセージ格納ファイルとしてデータベースを使用する場合に必要です。 |
Symfowareのライブラリ格納パス名 | メッセージ格納ファイルとしてデータベースを使用する場合に必要です。 | ||
IS_SYSTEM | マルチシステムのシステム名 | マルチシステムのシステム名 | イベントチャネル連携サービスをマルチシステム機能の拡張システムで使用する場合に必要です。(イベントチャネル連携サービスの環境作成時および運用時) |
サーバの文字コードと同一の設定をしてください。
受信側のサーバの場合、“11.3.2.6 イベントチャネル連携サービスのCORBAサービスへの登録”で指定する値と同一の値を設定してください。