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Interstage Information StorageV10.0.0 運用ガイド

3.2.8 ファイルシステムの再作成

この節では、DSS ファイルシステムを修復する、またはフラグメントを解消する目的でバックアップからすべてのファイルをリストアするために、ファイルシステムを再作成する手順を説明します。


図3.8 ファイルシステムの再作成の操作の流れ


3.2.8.1 アンマウント

DSS ファイルシステムを再作成するためには、ファイルシステムをアンマウントする必要があります。

参照

アンマウントの詳細については、本書の“3.2.4.1 アンマウント”を参照してください。


3.2.8.2 ファイルシステム再作成

ファイルシステムの再作成を行う場合、sfcmkfs(8) を使用します。sfcmkfs(8) の -o force オプションを使用することにより、ファイルシステムを削除せずに、以前の構成のままファイルシステムを再作成できます。対象ファイルシステムの DSS サーバで行います。


参照

sfcmkfs(8) のオプションの詳細については、“コマンドリファレンス”を参照してください。


シングルパーティション構成のファイルシステムの再作成を、以下の環境を例に説明します。

代表パーティション

:/dev/disk/by-id/scsi-1FUJITSU_300000370106

プライマリ DSS サーバ

:mikan

セカンダリ DSS サーバ

:karin


# sfcmkfs -o force,node=mikan,karin /dev/disk/by-id/scsi-1FUJITSU_300000370106 <Enter>

注意

ファイルシステムの再作成では、旧ファイルシステムのデータは削除されます。必要に応じてバックアップを採取してください。


3.2.8.3 マウント

DSS ファイルシステムの再作成が完了した後、対象ファイルシステムをマウントします。


参照

DSSサーバでのファイルシステムのマウント方法の詳細については、“導入ガイド”の“6.3.2.6 DSSファイルシステムのマウント” を参照してください。

また、DSSクライアントでのファイルシステムのマウント方法の詳細については、“導入ガイド”の“6.6.1.2 DSSファイルシステムのマウント” を参照してください。