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Interstage Information StorageV10.0.0 運用ガイド

1.5.2 抽出プロパティファイルの作成

dfbselectコマンドの実行には、抽出条件を記述した抽出プロパティファイルを作成する必要があります。

Interstage Information Storageクライアントをインストールしたサーバ上で、実行する抽出条件式に合わせて以下のサンプルファイルを編集してください。

/opt/FJSViisap/sample/properties_file_sample

抽出プロパティファイルに記述する項目を以下に示します。

項目名

意味

説明

characterCode

抽出対象ファイルの文字コード

抽出対象ファイルの文字コードを指定します。設定値は"UTF-8"固定です。

comment

抽出プロパティファイルのコメント

抽出プロパティファイルを利用者が識別するためのコメントを記述します。

categoryName

抽出対象となるカテゴリ名

抽出対象となるカテゴリ名を指定します。

extractionTargetFileName

抽出対象となるファイル名

抽出対象ファイルを直接指定する場合に記述します。

ファイル自動選択機能を使用する場合は記述しないでください。

fileType

抽出対象となるファイルのデータ形式

抽出対象となるファイルのデータ形式を指定します。

抽出対象となるカテゴリで管理しているデータ形式と一致させてください。

ANKmix

抽出時の半角英字大小区別の有無

抽出時に、半角英字の大文字・小文字を区別するかしないかを指定します。

KNJmix

抽出時の全角英字大小区別の有無

抽出時に、全角英字の大文字・小文字を区別するかしないかを指定します。

labelLine

抽出時の見出し行出力の有無

抽出結果ファイルの先頭に見出し行を出力するかどうかを指定します。

skipCharacter

検索対象外文字列の指定

抽出時の検索対象外となる文字列を指定します。

改行やタブ、空白など抽出対象となるデータのデータ形式や書式に合わせて設定してください。

separateCharacter

ワード検索区切り文字の指定

抽出条件式にワード検索またはワード間隔指定検索を含む場合に、ワードの区切りとなる文字を指定します。

英文におけるスペースなどが該当します。

対象となるデータの書式に合わせて設定してください。

convertQuery

抽出条件式

抽出条件式を記述します。

convertReturnItem

返却項目の指定

レコードのうち、抽出結果ファイルに出力する項目をリターン式を使って指定します。

省略するとすべての項目が出力されます。


参照

抽出条件式の詳細は"アプリケーション開発ガイド"の"第3章 条件の書式"を参照してください。

抽出プロパティファイルの記述方法は"解説書"の"付録A 抽出プロパティファイルの書式"を参照してください。