バックアップを行いたいSymfowareのデータベーススペースを構築したスライスを業務ボリューム、バックアップ先となるボリュームをバックアップボリュームとして定義します。
業務ボリュームの設定
14.2.1.3 acmdevinfoset(デバイス情報設定コマンド)を用いて、バックアップを行いたいSymfowareのデータベーススペースを構築したスライスを、業務ボリュームとして定義します。
ロググループの場合は、ロググループに含まれるすべてのデータベーススペースが配置されているスライスを、それぞれ個別に業務ボリュームとして登録する必要があります。ひとつでも登録から漏れるとAdvancedCopy Managerは登録から漏れたデータベーススペースをバックアップすることができず、データベースのリカバリ時に表間のリレーションの整合性が保てなくなります。
Symfowareのデータベーススペースが設定されていないデバイスを、Symfoware用の業務ボリュームとして設定することはできません。
注意
Symfoware用の業務ボリュームに割り当てられたRDBシステム名やデータベーススペース名、ロググループ名等を変更した場合は、以下の手順で業務ボリュームとして登録しなおしてください。
既に登録した業務ボリュームのバックアップ履歴情報を14.2.2.10 acmhistdel(履歴情報削除コマンド)ですべて削除します。
既に登録した業務ボリュームのバックアップポリシーをすべて削除します。
14.2.1.3 acmdevinfoset(デバイス情報設定コマンド)を使用して業務ボリュームの登録から削除します。
再度、6.4.3 Storageサーバ配下のデバイス情報の取り込みを行います。
14.2.1.3 acmdevinfoset(デバイス情報設定コマンド)を使用して業務ボリュームとして登録し直します。
ロググループに含まれる業務ボリュームを登録から削除する場合は、その業務ボリュームのバックアップポリシーおよびバックアップ履歴情報をすべて削除してから、業務ボリュームの登録から削除してください。
バックアップボリュームの設定
14.2.1.3 acmdevinfoset(デバイス情報設定コマンド)を用いて、バックアップ先とするバックアップボリュームを設定してください。既にバックアップボリュームを登録してある場合は、この操作は不要です。
バックアップ管理が必要とするバックアップボリュームの本数については、「6.2.4 バックアップボリュームの準備」を参照してください。
注意
バックアップボリュームとして登録したパーティション(スライス)の構成などを変更する場合は、構成を変更する前に一旦バックアップボリュームの登録から削除し、構成変更後に再度Storageサーバ配下のデバイス情報の取り込みを行ってから、14.2.1.3 acmdevinfoset(デバイス情報設定コマンド)で登録する必要があります。