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ETERNUS SF AdvancedCopy Manager 14.2 運用手引書テープバックアップ連携編

6.2.4 バックアップボリュームの準備

バックアップボリュームを準備します。

AdvancedCopy Managerでは、業務ボリュームのバックアップ先スライスのことを「バックアップボリューム」と呼びます。バックアップボリュームは、ETERNUS ディスクアレイに配置する必要があります。

バックアップボリュームのサイズは、業務ボリュームと同じである必要があります。また、バックアップボリュームの数は、バックアップの運用によって、以下のように異なります。

表6.1 バックアップボリュームの数

バックアップ運用

必要バックアップボリューム数

スナップショット型高速バックアップ運用の場合

保存世代数 本

同期型高速バックアップ運用の場合

(保存世代数+1)本

すでに複数の業務ボリュームにバックアップポリシーが設定されている状態で、新たに登録された業務ボリュームにバックアップポリシーを登録する場合、以下の本数のバックアップボリュームが必要です。

表6.2 新しいバックアップポリシーを考慮したバックアップボリュームの数

バックアップ運用

必要バックアップボリューム数

スナップショット型高速バックアップ運用の場合

(登録されているバックアップポリシーの保存世代数の総和+新たに設定するバックアップポリシーの保存世代数)本

同期型高速バックアップ運用の場合

(登録されているバックアップポリシーの保存世代数の総和+登録されている業務ボリューム数+新たに設定するバックアップポリシーの保存世代数+1)本

ロググループを指定してバックアップポリシーを設定する場合、以下の本数のバックアップボリュームが必要です。

表6.3 ロググループを考慮したバックアップボリュームの数

バックアップ運用

必要バックアップボリューム数

スナップショット型高速バックアップ運用の場合

(ロググループに含まれる業務ボリュームの数)×(設定するバックアップポリシーの保存世代数)本

同期型高速バックアップ運用の場合

(ロググループに含まれる業務ボリュームの数)×(設定するバックアップポリシーの保存世代数+1)本

注意

バックアップボリュームは以下のようにスライスの割当てを行う必要があります。

  • VTOCを含まないようにスライスを作成してください。

  • 同一ディスク内には、重複しないようにスライスを作成してください。バックアップボリューム内には、通常のスライス2のようなボリューム全体を意味するスライスは作成する必要はありません。