Manager上には、データベース(PDB)ファイルがあります。バックアップ/リストアの方法としては、以下に示す二つの方法がありますので、必要に合わせて組み合わせて運用してください。
注意
4.3 Managerの二重化運用モデルを行っている場合は、各Manager上でバックアップを実施してください。また、4.4 クラスタシステム運用モデルを行っている場合は、現用系(管理業務を運用するノード)でバックアップを実施してください。
データベースファイルそのものをバックアップする方法です。リストアする場合も、バックアップしたファイルを同じ場所に配置して下さい。
【Windows版】
<可変ファイル格納ディレクトリ>\data\ |
【Solaris版】【Linux版】
/var/opt/FJSVssqc/PDB/ |
上記ディレクトリ配下に、以下のファイルが生成されます。
ファイル名 | 説明 |
---|---|
pdb.dat | 管理用のデータが格納される単一ファイルです。 |
pdb_SUMMARY.dat | モニタデータが格納される単一ファイルです。なお、PDBファイルはUTC標準時で切り替わります。 |
pdb_10MIN_yyyymmdd.dat | リソースデータ(10分間隔)が格納されるファイルです。1日ごとに生成され、ファイル名のyyyymmddは、ファイルが作成された日の日付になります。なお、PDBファイルはUTC標準時で切り替わります。 |
pdb_1HR_yyyymmdd.dat | リソースデータ(1時間間隔)が格納されるファイルです。一週間ごとに生成され、ファイル名のyyyymmddは、ファイルが作成された週の日曜日の日付になります。なお、PDBファイルはUTC標準時で切り替わります。 |
pdb_1DAY_yyyymmdd.dat | リソースデータ(1日間隔)が格納されるファイルです。一月ごとに生成され、ファイル名のyyyymmddは、ファイルが作成された月の月初めの日付になります。なお、PDBファイルはUTC標準時で切り替わります。 |
pdb_other.dat | 制御用のデータが格納される単一ファイルです。 |
ポイント
PDBファイルは、上記ディレクトリ内の、全ての *.dat ファイルを一緒に移動させてください。
移動させた*.datファイルのファイル名は変更しないでください。
バックアップ用に出力されたアーカイブファイルをバックアップする方法です。このファイルは、毎日バックアップすることを想定したファイルです。
【Windows版】
<可変ファイル格納ディレクトリ>\spool\BackupPDBinsert |
【Solaris版】【Linux版】
/var/opt/FJSVssqc/BackupPDBinsert |
上記ディレクトリ配下に、以下のファイルが出力されます。
pdbinsert_%SYSTEM%_%N%.txt |
%SYSTEM% : システム名
%N% : ファイル番号
本アーカイブファイルは、24時間間隔、または、DCMのサービス/デーモンが起動する度に新たに生成されます。ただし、ファイル番号(%N%)が1~3の間で、サイクリックに使用されます。したがって、最大三日間の情報がアーカイブされることになります。
本アーカイブファイルをリストアする場合は、ファイルの拡張子を.txtから.tmpに変換した後、以下のディレクトリに配置してください。
【Windows版】
<可変ファイル格納ディレクトリ>\transfer\DsaPDBWriter |
【Solaris版】【Linux版】
/var/opt/FJSVssqc/temp/DsaPDBWriter |
注意
バックアップ/リストアの作業時は、DCMのサービス/デーモンを停止しておく必要があります。起動/停止方法については、「第5章 常駐プロセス、起動と停止」を参照してください。