クラスタ環境を構築する場合には、クラスタセットアップコマンドを実行する必要があります。
以下、クラスタセットアップコマンドの仕様について説明します。
ポイント
本コマンドは、Managerで実行できます。
【名前】
sqcsetupclp - クラスタ環境構築(現用系)
sqcsetupcls - クラスタ環境構築(待機系)
【形式】
【Windows版】
(現用系)
<インストールディレクトリ>\bin\sqcsetupclp -m <共用ディスク> -h <論理ホスト名> |
(待機系)
<インストールディレクトリ>\bin\sqcsetupcls -m <共用ディスク> |
【Solaris版】【Linux版】
(現用系)
/opt/FJSVssqc/bin/>/bin/sqcsetupclp -m <マウントポイント> -h <論理ホスト名> |
(待機系)
/opt/FJSVssqc/bin/>/bin/sqcsetupcls -m <マウントポイント> |
【機能説明】
ETERNUS SF Disk Space Monitorのクラスタ環境を構築します。
【オプション】
【Windows版】
オプション | 意味 |
---|---|
-m <共用ディスク> | クラスタ運用で利用する共用ディスク装置のドライブを指定します。 |
-h <論理ホスト名> | クラスタ運用で利用する論理ホスト名または論理IPアドレスを指定します。 |
【Solaris版】【Linux版】
オプション | 意味 |
---|---|
-m <マウントポイント> | クラスタ運用で利用する共用ディスク装置のマウントポイントを指定します。 |
-h <論理ホスト名> | クラスタ運用で利用する論理ホスト名または論理IPアドレスを指定します。 |
【終了ステータス】
正常終了 0
異常終了 1
正常終了した場合には、以下のメッセージを出力します。
Cluster setup succeeded
【使用例】
【Windows版】
(現用系 sqcsetupclp)
C:\>cd C:\Program Files\DiskSpaceMonitor\bin C:\Program Files\DiskSpaceMonitor\bin>sqcsetupclp.exe -m F:\ -h hostname 126 個のファイルをコピーしました 0 個のファイルをコピーしました 0 個のファイルをコピーしました 0 個のファイルをコピーしました 0 個のファイルをコピーしました 0 個のファイルをコピーしました 0 個のファイルをコピーしました 0 個のファイルをコピーしました 0 個のファイルをコピーしました 0 個のファイルをコピーしました 0 個のファイルをコピーしました 0 個のファイルをコピーしました 0 個のファイルをコピーしました Cluster setup succeeded C:\Program Files\DiskSpaceMonitor\bin> |
(待機系 sqcsetupcls)
C:\>cd C:\Program Files\DiskSpaceMonitor\bin C:\Program Files\DiskSpaceMonitor\bin>sqcsetupcls.exe -m F:\ Cluster setup succeeded C:\Program Files\DiskSpaceMonitor\bin> |
【Solaris版】【Linux版】
(現用系 sqcsetupclp)
# cd /opt/FJSVssqc/bin/ # ./sqcsetupclp -m /share -h hostname Cluster setup succeeded # |
(待機系 sqcsetupcls)
# cd /opt/FJSVssqc/bin/ # ./sqcsetupcls -m /share Cluster setup succeeded # |
【注意事項】
本コマンドは、Administratorの権限で実行してください。
【Solaris版】【Linux版】
本コマンドは、スーパ・ユーザの権限(root権限)で実行してください。