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ETERNUS SF Storage Cruiser 14.2 ユーザーズガイド仮想ストレージ管理編

B.1.3 registlvコマンド

名前

registlv - 実ディスクの登録


形式

[Solaris OS/Linux OS]

/opt/FJSVssmgr/sbin/vscmcmd registlv -p virtual-storage-pool-name [-e physical-disk-name] 
-w wwpn1:host-lun1[,wwpn2:host-lun2[,...]] 
 [-k storage-name] [-u logical-volume]
/opt/FJSVssmgr/sbin/vscmcmd registlv -h

[Windows OS版]

$INS_DIR\Manager\opt\FJSVssmgr\sbin\vscmcmd.exe registlv -p virtual-storage-pool-name
 [-e physical-disk-name] -w wwpn1:host-lun1[,wwpn2:host-lun2[,...]] 
 [-k storage-name] [-u logical-volume]
$INS_DIR\Manager\opt\FJSVssmgr\sbin\vscmcmd.exe registlv -h

($INS_DIR は、マネージャーをインストールした時の「プログラムディレクトリ」です。)


機能説明

指定した仮想ストレージプールに実ディスクを登録します。

実ディスクの登録は、以下の3つの方法があります。

  1. 仮想ストレージプールに登録する実ディスクの名前を自動的に生成します。

  2. 仮想ストレージプールに登録する実ディスクの名前を任意に指定します。

  3. 仮想ストレージプールに登録する実ディスクの情報として、実ディスクが搭載されているストレージ装置の名前と実ディスクのlogical volume番号を任意に指定します。

本コマンドは、OSの管理者(administrator 権限、root権限)で実行します。


オプション

-p virtual-storage-pool-name

実ディスクを登録する仮想ストレージプールの名前を指定します。

-e physical-disk-name

仮想ストレージプールに登録する実ディスクの名前を指定します。

半角英数字とアンダースコアで構成された1から32文字までの任意の文字列を指定します。

-eオプションを省略した場合は、自動的に実ディスクの名前を定義します。

実ディスクの名前の規約は以下のとおりです。

仮想ストレージプール名 + R + 5桁の数字(例:Pool001R00001)

-w wwpn1:host-lun1[,wwpn2:host-lun2,...]

実ディスクのCAポートのWWPNとLUNを指定します。

LUNは、10進数で指定します。

-k storage-name

実ディスクが搭載されているストレージ装置の名前を指定します。

富士通製ストレージ装置以外の場合だけ本オプションを指定してください。

-kオプションを指定する場合は、必ず-uオプションを同時に指定してください。

-u logical-volume

登録する実ディスクのlogical volume番号を指定します。

logical volume番号は、16進数で指定します。

富士通製ストレージ装置以外の場合だけ本オプションを指定してください。

-uオプションを指定する場合は、必ず-kオプションを同時に指定してください。

-h

コマンドの使用方法を表示します。


使用

仮想ストレージプール(POOL)に登録する実ディスクの名前を自動的に生成します。

実ディスクの経路情報は、WWPNが210000e000a80382でLUNが1、WWPNが210000e000a80383でLUNが1です。

# /opt/FJSVssmgr/sbin/vscmcmd registlv -p POOL -w 210000e000a80382:1,210000e000a80383:1
PhysicalDiskName POOLR00001
Command terminated normally.

仮想ストレージプール(POOL)に登録する実ディスクの名前(RDISK001)を任意に指定します。

実ディスクの経路情報は、WWPNが210000e000a80382でLUNが1、WWPNが210000e000a80383でLUNが1です。

# /opt/FJSVssmgr/sbin/vscmcmd registlv -p POOL -e RDISK001 -w 210000e000a80382:1,210000e000a80383:1
PhysicalDiskName RDISK001
Command terminated normally.

仮想ストレージプールに登録する実ディスクの情報として、実ディスクの名前(RDISK001)、実ディスクが搭載されているストレージ装置の名前(Storage001)と実ディスクのlogical volume番号(0x001a)を任意に指定します。

実ディスクの経路情報は、WWPNが210000e000a80382でLUNが1、WWPNが210000e000a80383でLUNが1です。

# /opt/FJSVssmgr/sbin/vscmcmd registlv -p POOL -e RDISK001  -w 210000e000a80382:1,210000e000a80383:1 -k Storage001 -u 1a
PhysicalDiskName RDISK001
Command terminated normally.

終了ステータス

0:実ディスクの登録が正常終了しました。

1:実ディスクの登録が異常終了しました。


関連項目

B.1.15 getvpコマンドB.1.3 registlvコマンド