RMfOディスクは、運用環境に応じて、適切な本数・容量を用意する必要があります。参考として、RMfOディスクの見積もり方法を説明します。
注意
RMfOディスクは、環境設定情報に設定されたデータベース情報やバックアップ基本情報などの情報と、登録された合計ディスク数によって、使用用途や配置されるバックアップ資源が自動的に割り当てられます。
以下の見積もり方法は、あくまでも参考であり、算出したとおりにディスク資源が配置されないこともあります。
正確なRMfOディスク資源配置については、「ETERNUS SF Recovery Manager for Oracle 14.x トラブルシューティング」を参照してください。
オンライン運用の場合
クラスタ構成(HA)の場合
バックアップ方法にRMANを使用する場合
「オンライン運用:HA:RMANの場合」を参照してください。
バックアップ方法にACMを使用する場合
「オンライン運用:HA:ACMの場合」を参照してください。
クラスタ構成(RAC)の場合
バックアップ方法にRMANを使用する場合
「オンライン運用:RAC:RMANの場合」を参照してください。
バックアップ方法にACMを使用する場合
「オンライン運用:RAC:ACMの場合」を参照してください。
オフライン運用の場合
「オフライン運用の場合」を参照してください。
オンライン運用:HA:RMANの場合
以下のボリュームを用意してください。
用意したボリュームに、ufsでファイルシステムを作成しておいてください。
各ボリュームに、マウントポイントを用意してください。ボリュームをマウントしておく必要はありません。
ディスク種別 | サイズ | 本数 |
---|---|---|
プライマリディスク | 3GB以上 | 1 |
バックアップディスク |
| バックアップ管理世代数(*4) ×負荷分散度(*2) |
アーカイブログバックアップディスク | アーカイブログ出力先領域サイズ以上(*3) | 1 |
(*1) 古いバックアップの前削除・後削除については、「3.7.1 バックアップ資源の管理について」を参照してください。
(*2) 1回のバックアップにおけるバックアップ先領域の数です。1から5までの範囲で設定できます。
・Oracle EditionがEnterprise Editionの場合
負荷分散度を2以上の値で算出したバックアップ先を設定すると、1回のバックアップを複数の領域に分散できます。ただし、その場合、各出力先に出力されるデータサイズは均等ではありません。本製品では、1世代分のバックアップ先を1つの領域にまとめる(負荷分散度を1にする)ことを推奨します。
・Oracle EditionがStandard Editionの場合
負荷分散はできません。そのため、負荷分散度は必ず1になります。
(*3) 記載の容量は、最小値です。見積もりサイズ以上の十分な領域を用意してください。
(*4) バックアップ管理世代数:運用環境設定で設定するバックアップ管理世代数です。1~3世代が選択可能です。
(*5) 1世代分のデータファイルバックアップ容量を、最大データファイルサイズ × すべてのデータファイル数として計算してください。ただし、見積もりサイズ以上の十分な領域を用意することを推奨します。
注意
RMfOディスク用のボリュームおよびマウントポイントは、バックアップ運用専用の領域として用意し、他のファイルなどを格納しないでください。
RMfOディスク領域は、バックアップ・リカバリー実行時に、運用環境設定情報に指定されたマウントポイントに自動的にマウントされ、処理完了後は自動的にアンマウントされます。そのため、通常はアンマウント状態にして、システム起動時に自動マウントされないようにしてください。
RMANバックアップセットのサイズは、バックアップ元のファイルサイズとは異なります。バックアップ元のファイルサイズより大きくなることも考えられますので、バックアップディスクおよびアーカイブログバックアップディスクには、見積もりサイズ以上の十分な領域を用意することを推奨します。
複数のデータベースのバックアップ・リカバリー運用を行っている場合は、データベースごとにRMfOディスクを区別してください。
ポイント
HAクラスタ構成では、RMfOディスク構成が負荷構成になることはありません。
オンライン運用:HA:ACMの場合
以下のボリュームを用意してください。
用意したボリュームに、ufsでファイルシステムを作成しておいてください。
各ボリュームに、マウントポイントを用意してください。ボリュームをマウントしておく必要はありません。
ディスク種別 | サイズ | 本数 |
---|---|---|
プライマリディスク | 3GB以上 | 1 |
バックアップディスク | 1ボリュームにつき、500MB (*1) 以上 | バックアップ管理世代数(*2) |
アーカイブログバックアップディスク | アーカイブログ出力先領域サイズ以上(*1) | 1 |
(*1) 記載の容量は、最小値です。見積もりサイズ以上の十分な領域を用意してください。
(*2) バックアップ管理世代数:運用環境設定で設定するバックアップ管理世代数です。1~3世代が選択可能です。
注意
RMfOディスク用のボリュームおよびマウントポイントは、バックアップ運用専用の領域として用意し、他のファイルなどを格納しないでください。
RMfOディスク領域は、バックアップ・リカバリー実行時に、運用環境設定情報に指定されたマウントポイントに自動的にマウントされ、処理完了後は自動的にアンマウントされます。そのため、通常はアンマウント状態にして、システム起動時に自動マウントされないようにしてください。
RMANバックアップセットのサイズは、バックアップ元のファイルサイズとは異なります。バックアップ元のファイルサイズより大きくなることも考えられますので、バックアップディスクおよびアーカイブログバックアップディスクには、見積もりサイズ以上の十分な領域を用意することを推奨します。
複数のデータベースのバックアップ・リカバリー運用を行っている場合は、データベースごとにRMfOディスクを区別してください。
ポイント
HAクラスタ構成では、RMfOディスク構成が負荷構成になることはありません。
オンライン運用:RAC:RMANの場合
以下のボリュームを用意してください。
用意したボリュームに、ufsでファイルシステムを作成しておいてください。
各ボリュームに、マウントポイントを用意してください。ボリュームをマウントしておく必要はありません。
ディスク種別 | サイズ | 本数 |
---|---|---|
プライマリディスク | 3GB以上 | 1 |
バックアップディスク |
| バックアップ管理世代数(*4) ×負荷分散度(*2) |
アーカイブログバックアップディスク | アーカイブログ出力先領域サイズ以上(*3) |
|
(*1) 古いバックアップの前削除・後削除については、「3.7.1 バックアップ資源の管理について」を参照してください。
(*2) 1回のバックアップにおけるバックアップ先領域の数です。1から5までの範囲で設定できます。負荷分散度を2以上の値で算出したバックアップ先を設定すると、1回のバックアップを複数の領域に分散できます。ただし、その場合、各出力先に出力されるデータサイズは均等ではありません。本製品では、1世代分のバックアップ先を1つの領域にまとめる(負荷分散度を1にする)ことを推奨します。
(*3) 記載の容量は、最小値です。見積もりサイズ以上の十分な領域を用意してください。
(*4) バックアップ管理世代数 : 運用環境設定で設定するバックアップ管理世代数です。1~3世代が選択可能です。
(*5) クラスタノード数 : クラスタを構成するノード数です。運用環境設定情報では、「データベース情報」の「ノード数」として設定する値で、2~4ノードまで選択可能です。
(*6) 1世代分のデータファイルバックアップ容量を、最大データファイルサイズ × すべてのデータファイル数として計算してください。ただし、見積もりサイズ以上の十分な領域を用意することを推奨します。
注意
RMfOディスク用のボリュームおよびマウントポイントは、バックアップ運用専用の領域として用意し、他のファイルなどを格納しないでください。
RMfOディスク領域は、バックアップ・リカバリー実行時に、運用環境設定情報に指定されたマウントポイントに自動的にマウントされ、処理完了後は自動的にアンマウントされます。そのため、通常はアンマウント状態にして、システム起動時に自動マウントされないようにしてください。
RMANバックアップセットのサイズは、バックアップ元のファイルサイズとは異なります。バックアップ元のファイルサイズより大きくなることも考えられますので、バックアップディスクおよびアーカイブログバックアップディスクには、見積もりサイズ以上の十分な領域を用意することを推奨します。
複数のデータベースのバックアップ・リカバリー運用を行っている場合は、データベースごとにRMfOディスクを区別してください。
ポイント
RAC構成では、負荷構成のRMfOディスク構成も可能ですが、本製品では通常構成を推奨します。
オンライン運用:RAC:ACMの場合
以下のボリュームを用意してください。
用意したボリュームに、ufsでファイルシステムを作成しておいてください。
各ボリュームに、マウントポイントを用意してください。ボリュームをマウントしておく必要はありません。
ディスク種別 | サイズ | 本数 |
---|---|---|
プライマリディスク | 3GB以上 | 1 |
バックアップディスク | 1ボリュームにつき、500MB (*1) 以上 | バックアップ管理世代数(*2) |
アーカイブログバックアップディスク | アーカイブログ出力先領域サイズ以上(*1) |
|
(*1) 記載の容量は、最小値です。見積もりサイズ以上の十分な領域を用意してください。
(*2) バックアップ管理世代数 : 運用環境設定で設定するバックアップ管理世代数です。1~3世代が選択可能です。
(*3) クラスタノード数 : クラスタを構成するノード数です。運用環境設定情報では、「データベース情報」の「ノード数」として設定する値で、2~4ノードまで選択可能です。
注意
RMfOディスク用のボリュームおよびマウントポイントは、バックアップ運用専用の領域として用意し、他のファイルなどを格納しないでください。
RMfOディスク領域は、バックアップ・リカバリー実行時に、運用環境設定情報に指定されたマウントポイントに自動的にマウントされ、処理完了後は自動的にアンマウントされます。そのため、通常はアンマウント状態にして、システム起動時に自動マウントされないようにしてください。
RMANバックアップセットのサイズは、バックアップ元のファイルサイズとは異なります。バックアップ元のファイルサイズより大きくなることも考えられますので、バックアップディスクおよびアーカイブログバックアップディスクには、見積もりサイズ以上の十分な領域を用意することを推奨します。
複数のデータベースのバックアップ・リカバリー運用を行っている場合は、データベースごとにRMfOディスクを区別してください。
ポイント
RAC構成では、負荷構成のRMfOディスク構成も可能ですが、本製品では通常構成を推奨します。
オフライン運用の場合
以下のボリュームを用意してください。
用意したボリュームに、ufsでファイルシステムを作成しておいてください。
各ボリュームに、マウントポイントを用意してください。ボリュームをマウントしておく必要はありません。
ディスク種別 | サイズ | 本数 |
---|---|---|
プライマリディスク | 500MB以上 | 1 |
注意
RMfOディスク用のボリュームおよびマウントポイントは、バックアップ運用専用の領域として用意し、他のファイルなどを格納しないでください。
RMfOディスク領域は、バックアップ・リストア実行時に、運用環境設定情報に指定されたマウントポイントに自動的にマウントされ、処理完了後は自動的にアンマウントされます。そのため、通常はアンマウント状態にして、システム起動時に自動マウントされないようにしてください。
複数のデータベースのバックアップ・リストア運用を行っている場合は、データベースごとにRMfOディスクを区別してください。