ユーザ定義属性(UDA)に格納された情報で、外部データベースのデータを更新できます。また、データベースに対してデータの挿入や削除を行うことができます。
前提条件は以下です。
外部データベースがデータソースとして登録済みである。詳細については、「12.6.1 データベースアクション用のInterstage BPMの設定」を参照してください。
外部データベースのデータモデルが既知であり、SQL文の記述方法を理解している。
外部データベースのデータを更新、挿入、削除するには、以下の手順に従います。
[プロパティー]ビューを表示するために、プロセス定義エディタ内の空のスペースをクリック、または、Java Actionを設定するノードを選択します。
[アクションセット]タブを選択します。Java Actionを追加する場所に対応する[追加]をクリックします。[アクションタイプリスト]ダイアログが表示されます。
[アクションタイプ一覧]ダイアログが表示されたら、[データベースアクション]を展開します。
[Update SQL]など、実行するデータベースアクションをダブルクリックします。[UDAからSQLを更新]ダイアログが表示されます。
[更新ステートメントの入力]タブにおいて、[データソースの選択]コンボボックスで、DataSourceDefinition.xmlに定義されたデータソースを選択します。
注意
定義したデータソースがこのリストに表示されない場合は、DataSourceDefinition.xmlでの設定を確認してください。
SQL文を入力します。
このSQL文では、入力変数を疑問符として記述できます。後でそれぞれの入力変数をUDAに関連付けます。
以下の例は、外部データベース内の従業員の給与を更新するSQL UPDATE文を示しています。empは、給与情報を格納したデータベーステーブルです。
update emp set salary=? where empid=?
図12.40 データソースとSQL文の指定
[データマッピング]タブを選択します。SQL文を変更すると、[データマッピング]タブの情報がクリアされるので注意してください。
SQL文で使用する値を提供するUDAを選択します。
以下の例では、EmployeeSalaryというUDAに、外部データベースで更新される給与が格納されています。データを更新する対象の従業員は、EmployeeName UDAによって決まります。
図12.41 値を提供するUDAの指定
オプション: [詳細]タブで、[アクション名]にJava Actionのわかりやすい名前と[ノート]にメモを入力します。
[OK]をクリックします。