Symfoware Server Mirroring Controller セットアップガイド |
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第2章 セットアップ | > 2.2 動作環境の設定 | > 2.2.8 データベース定義およびデータの創成 |
副系ノードでは、正系ノードに定義されているすべてのデータベースの定義をSymfoware/RDBのrdbddlexコマンドにより定義します。
DBミラーリングシステムでは、両ノードで同じ資源名のデータベースの定義が必要です。また、これらの定義については、最終的な定義内容だけでなく、定義の変更履歴も含めて一致が必要なものがあります。たとえば、表の列定義などについては、最終的な列の定義順序だけでなく、列の追加や削除などの変更操作履歴も完全に一致している必要があります。
以下では、副系ノードでのデータベースの定義の一致性を説明します。
正系ノードから副系ノードへの切替えに備えて、両ノードで同じデータベースの定義が行われていることが必要です。
DBミラーリングシステムのサポート対象資源を以下に示します。
DSIのデータ(表・インデックス)
順序
対象資源に関係する以下の資源に関して、DBミラーリングシステムのデータベース二重化処理が動作するために、副系ノードと正系ノードでデータベース定義の一致が必要です。
データベース定義
データベーススペース定義
スキーマ定義
表定義(DSO定義・DSI定義を含む)
インデックス定義(DSO定義・DSI定義を含む)
順序定義
データベーススペース定義およびDSI定義の割り付け対象(ALLOCATE句)は、運用中の容量追加などノードごとにタイミングをずらして実施することが可能です(ノード間の物理構成を柔軟に運用することが可能)。
上記で説明した資源は、DBミラーリングシステムのデータベース二重化処理が動作するために一致が必要です。これ以外の資源(ビュー定義、トリガ定義、権限情報など)についても、ノード切替え運用を考慮した場合にノード間で同じ定義をしておく必要があります。このため、両ノードでのデータベース定義(RDBシステム名、監査ログを除く)は必ず一致させてください。なお、特に上記で説明した資源は定義の変更履歴を含めてノード間で一致が必要です。
定義の属性には制約があるものがあります。
データベース資源の一致の必要性については、“両ノードのデータベース環境”を参照してください。
DBミラーリングシステムのサポート対象資源については、“サポート対象資源”を参照してください。
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