トレースログファイルは、以下の位置に出力されます。
<INSDIR>\var\log\trace\
/opt/FJSVesi/var/log/trace/
このディレクトリ配下に、ISIのコンポーネントごとに、以下のトレースログファイルが出力されます。
トレースログファイルの欄に表記されているパスの区切り文字は、/(スラッシュ)に読み替えてください。
トレースログファイル | 出力するコンポーネント |
---|---|
trace.log | ISIのコマンド実行時に出力されます。 |
ESIServer\trace.log | ISIサーバ動作時に出力されます。 「ESIServer_xxx」はISIサーバ名(ワークユニット名)を意味します。 |
ESISOAPServer\trace.log | SOAPサーバ動作時に出力されます。 「ESISOAPServer_xxx」はSOAPサーバ名(ワークユニット名)を意味します。 |
ESICORBARcv\trace.log | CORBA受信サーバ。 「ESICorbaRcv_xxx」はCORBA受信サーバ名(ワークユニット名)を意味します。 |
trace_net.log |
|
バックアップファイル
トレースログのバックアップファイルは、トレースログの切り替えサイズを超えた場合に作成されます。以下のようにバージョンがファイル名に付加されます。
<INSDIR>\var\log\trace\trace.log.<バージョン>
/opt/FJSVesi/var/log/trace/trace.log.<バージョン>
バックアップされるトレースログの世代。
トレースログの出力レベル・切り替えサイズ・バックアップ数は、環境設定ファイルで指定できます。環境設定ファイルについては、“ISI 導入ガイド”を参照してください。
出力形式
日時 ラベル トレース種別 メッセージ番号 ESI-MessageID ユーザデータ メッセージNo メッセージ本文[Throwableのバックトレース] |
各項目の説明
項目 | 説明 |
---|---|
日時 | トレースログ採取時の日時です。「yyyy-MM-dd HH:mm:ss,SSS」の形式で表示されます。 |
ラベル | 「ESI」が表示されます。 |
トレース種別 | ログの種別に対応したトレース種別です。
|
メッセージ番号 | メッセージ番号です。メッセージ番号が設定されていない場合は、「###」が表示されます。 |
ESI-MessageID | ESIMessageのIDです。IDが設定されていない場合は、「###」が表示されます。 |
ユーザデータ | ログ出力項目カスタマイズ機能を利用して埋め込まれるユーザデータです。ユーザデータが埋め込まれた場合だけ表示されます。 ログ出力項目カスタマイズ機能の詳細については、“3.4 ログ出力項目カスタマイズ”を参照してください。 |
メッセージNo | メッセージ蓄積データベースに格納されたメッセージを特定するメッセージNoが表示されます。メッセージNoが設定されていない場合は、「###」が表示されます。 |
メッセージ本文 | メッセージの内容です。 |
Throwableのバックトレース | バックトレースです。Throwableが指定された場合に、Throwableのバックトレースが表示されます。 |
出力例
2009-08-10 11:31:51,640 ESI ERROR SEQ-ENGINE-50008 ESI-soap_sync_call-20090810113149250-30070 ### メディエータファンクション呼び出し中にエラーが発生しました。[ステップ名=SyncServiceCall1,定義上のメソッド名=send,呼び出しメソッド=send(ESIMessage,soap_call,false),詳細エラーコード=SENDMSG-50000,詳細エラーメッセージ=サービス呼び出しに失敗しました。[エンドポイント=soap_call]] |