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Interstage Service Integrator V9.2.0 運用ガイド

3.4 ログ出力項目カスタマイズ

ログに出力される項目のカスタマイズ方法について説明します。
ISIが出力するログに、規定の出力項目以外のユーザデータ(たとえば、サービス利用側のアプリケーションで採番したメッセージ番号)を埋め込むことができます。指定できるユーザデータは、5つまでです。
ログに出力するユーザデータを指定するには、以下の方法があります。

ログ出力項目カスタマイズの主な特長は、以下のとおりです。

図3.1 ログ出力項目カスタマイズの機能

grep機能を利用すると、ログに出力されたユーザデータをキーワードに、エラー情報のトレースが容易にできます。シーケンスログのステップログ採取を利用すると、各ステップの実行成功/失敗が出力されるので、ISIの正常動作を判断しやすくなります。

出力形式

最大5つまでのユーザデータが、以下の形式で出力されます。ユーザデータが出力される位置は、ESI-MessageIDの次です。

USERDATA[ユーザデータ1,ユーザデータ2,…]USERDATA

出力例(シーケンスログ)

2009-09-16T20:25:02.703 1208777102703 xxx null ### SEQUENCE-START ### ESI-xxx-20090916000121148-12785 USERDATA[aaa,bbb]USERDATA ### ### ### 1773 ### ###
2009-09-16T20:25:02.703 1208777102703 xxx null ### INITIALIZE-START ### ESI-xxx-20090916000121148-12785 USERDATA[aaa,bbb]USERDATA ### ### ### 1773 ### ###
2009-09-16T20:25:02.875 1208777102875 xxx null ### INITIALIZE-END SUCCESS ESI-xxx-20090916000121148-12785 USERDATA[aaa,bbb,ccc]USERDATA ### ### ### 1773 ### ###
2009-09-16T20:25:02.937 1208777102937 xxx null ### SEQUENCE-END FAILURE ESI-xxx-20090916000121148-12785 USERDATA[aaa,bbb,ccc]USERDATA ### ### ### 1773 ### ###