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Interstage Service Integrator V9.2.0 運用ガイド

1.2.8 順番保証

互換モードのISIサーバで順番保証機能を使用した運用をしている場合に、異常が発生したキューまたはサービスエンドポイントの一覧を表示します。メッセージ処理中に異常が発生した場合、メッセージの順番を保証するために、後続のメッセージの受信処理を中断します。
順番保証による中断が発生した場合は、メッセージ蓄積機能などでリカバリを行い、その後、受信処理を再開させます。
互換モードを使用する条件については、“ISI 導入ガイド”の“互換モードのセットアップ”を参照して下さい。

順番保証には、以下の方式があります。

再送中にエラーが発生した場合、以下のメッセージの再送を中断します。

再送エラーが発生した時点から再送する場合は、[順番保証状態表示]画面から再送するサービスエンドポイントまたはキューを選択して再送ボタンを押してください。このとき、蓄積メッセージの状態が「再送済」となっているメッセージの再送は行われません。

蓄積メッセージの状態が「再送済」となっているメッセージを含めて再送をする場合は[エラーと後続メッセージ一覧]画面に移動して、すべてのメッセージを選択して再送を行ってください。

[順番保証状態表示]画面から再送をし、1番目に処理が行われたメッセージが再送の対象外にされた場合、[再送受付完了]画面で[参照]ボタンを押下したとき、以下のメッセージを表示し、[再送結果参照]画面は表示しません。

ADMIN-03031 1件目のメッセージの再送は不要のため、再送は実行されませんでした。他のメッセージの再送結果を参照したい場合は、メッセージ蓄積画面から履歴検索を行ってください。

  


  

順番保証状態表示

異常が発生しているキューまたはサービスエンドポイントの一覧を表示します。
[順番保証状態表示]画面の画面例と項目について説明します。

図1.58 [順番保証状態表示]画面の例

表示内容
ワークユニット名

異常が発生しているワークユニット名を表示します。

キュー名/サービスエンドポイント名

異常が発生しているキュー名またはサービスエンドポイント名を表示します。

保証単位

順番保証単位(キューまたはサービスエンドポイント)を表示します。

エラー発生時刻

異常が発生した時刻を表示します。

エラー原因メッセージNo

エラーの原因となったメッセージの番号(メッセージNo)を表示します。エラー原因メッセージNoをクリックすると、再送エラー詳細情報を表示します。詳細情報については、“順番保証エラー詳細の表示”を参照してください。

状態

受信中断状態であることを表示します。

ボタン操作
[すべて選択]ボタン

[対象]チェックボックスがすべてオンになります。このボタンは、異常が2件以上ある場合に表示されます。

[すべてクリア]ボタン

[対象]チェックボックスがすべてオフになります。このボタンは、異常がある場合に表示されます。

[再送]ボタン

[対象]チェックボックスでチェックされた保証単位のエラー原因メッセージとその後続メッセージを再送します。
[再送履歴入力]画面が表示されます。

このボタンは、異常がある場合に表示されます。

[再送対象外]ボタン

[対象]チェックボックスでチェックされた保証単位のエラー原因メッセージとその後続メッセージを再送の対象外とします。

[再送対象外履歴入力]画面が表示されます。

このボタンは、異常がある場合に表示されます。

[戻る]ボタン

[メッセージ検索]画面に戻ります。

受信再開[実行]ボタン

メッセージの受信処理を再開します。

[状態再取得]ボタン

状態を再取得して表示します。


順番保証エラー詳細の表示

[順番保証状態表示]画面で指定したエラー原因メッセージNo のメッセージが処理された時に発生したエラー情報を表示します。表示対象となるログは以下のとおりです。

[エラー詳細]画面の画面例と項目について説明します。

図1.59 [エラー詳細]画面の例

表示内容
トレースログ

対象メッセージNoが関連するトレースログを出力日時の古い順に表示します。リンク元となった(エラー原因)メッセージNoが出力されているすべてのログが表示されます。

トランスレーションログ

対象メッセージNoが関連するトランスレーションログを出力日時の古い順に表示します。トレースログに出力されているすべてのメッセージNoに対して実行された時のトランスレーションログが表示されます。データ情報部分は表示されません。

ボタン操作
[閉じる]ボタン

画面を閉じます。