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Interstage Service Integrator V9.2.0 運用ガイド

1.2.4 実行モニタ

実行モニタでは、シーケンスの実行状況とキューの滞留件数を確認できます。

  


  

シーケンス実行状況の表示

シーケンスの実行状況についての情報が表示されます。
シーケンス名、サービスエンドポイント名は、ISIサーバに配置されて実行できる状態のものが表示されます。(シーケンスが一度も実行されていない場合でも表示されます。)
[シーケンス実行状況]画面の画面例と項目について説明します。

図1.26 [シーケンス実行状況]画面(シーケンス名で表示)の例

図1.27 [実行モニタ]画面(受信側サービスエンドポイント名で表示)の例

図1.28 [実行モニタ]画面(送信側サービスエンドポイント名で表示)の例

表示内容
モニタ開始時刻

シーケンスの実行状況をリセット後、シーケンスエンジンを最初に実行した時刻が、「YYYY/MM/DD HH:MM:SS」の形式で表示されます。
モニタが開始されていない場合は、「-」が表示されます。

積算時間

モニタ開始時刻から、最後に実行した時刻までの積算値が、「HH:MM:SS」の形式で表示されます。
[リセット]ボタンをクリックすると、積算時間が「0」となります。
モニタが開始されていない場合は、「-」が表示されます。

サーバ

実行状況を表示するサーバをドロップダウンリストボックスから選択します。
「シーケンス名で表示」の場合だけ、表示されます。デフォルトは、「すべて」です。

シーケンス名

シーケンス名をクリックすると、そのシーケンスの実行状況の詳細が表示されます。詳細情報は“シーケンス実行状況の詳細表示”を参照してください。

受信側サービスエンドポイント名

受信側のサービスエンドポイント名です。

送信側サービスエンドポイント名

送信側のサービスエンドポイント名です。

実行件数
総件数

すべてのシーケンスおよび各シーケンスの実行総件数を表示します。シーケンスが実行されていないときは、「0」と表示されます。

正常

実行が成功したすべてのシーケンスおよび各シーケンスの実行件数が表示されます。

異常

実行が失敗したすべてのシーケンスおよび各シーケンスの実行件数が表示されます。

実行時間(ミリ秒)
平均

シーケンスの実行時間の平均(ミリ秒)が表示されます。

最小

シーケンスの実行時間の最小(ミリ秒)が表示されます。

最大

シーケンスの実行時間の最大(ミリ秒)が表示されます。

ペイロードサイズ(バイト)
平均

シーケンス開始時のペイロードサイズの平均(バイト)が表示されます。

最小

シーケンス開始時のペイロードサイズの最小(バイト)が表示されます。

最大

シーケンス開始時のペイロードサイズの最大(バイト)が表示されます。

順番保証状態

[受信側サービスエンドポイント名で表示]タブをクリックし、受信側のサービスエンドポイント名で[シーケンス実行状況]画面を表示している場合に表示されます。互換モードのISIサーバで順番保証機能を使用した運用を行っている場合に、順番保証状態を表示します。互換モードのISIサーバで順番保証機能を使用した運用以外の場合、順番保証状態は正常が表示されます。

  • 正常
    通常運用中、またはサービスエンドポイント単位の順番保証を使用していない。

  • 受信中断
    異常を検出したため、メッセージの順番を保証するために受信を中断中。

    順番保証において、異常を検出しているサービスエンドポイントは、「受信中断」と表示されます。
    「受信中断」をクリックすると、[順番保証状態表示]画面が表示されます。

ボタン操作
[キューの滞留件数を表示]ボタン

キューの滞留件数が表示されます。
キューの滞留件数については、“キュー滞留件数の表示”を参照してください。

[リセット]ボタン

シーケンスの実行状況をリセットします。すべてのサーバが対象です。

[状態再取得]ボタン

最新の状態が表示されます。

タブ操作
[シーケンス名で表示]タブ

シーケンス名をキーに、シーケンスの実行状況が表示されます。

[受信側サービスエンドポイント名で表示]タブ

受信側のサービスエンドポイント名をキーに、シーケンスの実行状況が表示されます。

[送信側サービスエンドポイント名で表示]タブ

送信側のサービスエンドポイント名をキーに、シーケンスの実行状況が表示されます。

  


  

キュー滞留件数の表示

キューに滞留している件数を表示します。
[キュー滞留件数]画面の画面例と項目について説明します。

図1.29 [キュー滞留件数]画面の例

表示内容
キュー名

キュー名が表示されます。
キュー名をクリックすると、昇順、降順が切り替わります。

キュー読み込みの稼働状態

キュー読み込みの稼働状態が表示されます。

  • 起動
    キュー読み込みは、起動しています。[停止]ボタンをクリックすると、キュー読み込みを停止します。

  • 停止
    キュー読み込みは、停止しています。[起動]ボタンをクリックすると、キュー読み込みを起動します。

キュー読み込みは、以下の機能を動作させるため特定のキューに付随して動作しています。

  • キューにメッセージが格納されたのを契機にISIを動作させる機能(サービス利用側から非同期でISIを呼び出す機能)

  • キューにメッセージが格納されたのを契機にサービス提供側にメッセージを送信する機能(ISIからサービス利用側を非同期で呼び出す機能)

キュー読み込みの起動/停止により、上記機能が起動/停止されます。キューが再起動された場合、キュー読み込みは起動状態になります。

種別

キューの種別が表示されます。
種別をクリックすると、昇順、降順が切り替わります。

件数

キュー名に滞留しているキューの件数が表示されます。
件数をクリックすると、昇順、降順が切り替わります。

順番保証状態

互換モードのISIサーバで順番保証機能を使用した運用を行っている場合に、順番保証状態を表示します。互換モードのISIサーバで順番保証機能を使用した運用以外の場合、順番保証状態は正常が表示されます。

  • 正常
    通常運用中、またはキュー単位の順番保証を使用していない。

  • 受信中断
    異常を検出したため、メッセージの順番を保証するために受信を中断中。

順番保証において、異常を検出しているキューは、「受信中断」と表示されます。
「受信中断」をクリックすると、[順番保証状態表示]画面が表示されます。

ボタン操作
[シーケンスの実行状況を表示]ボタン

シーケンスの実行状況が表示されます。
シーケンスの実行状況については、“シーケンス実行状況の表示”を参照してください。

[状態再取得]ボタン

最新の状態が表示されます。

以下の条件が重なった場合、件数の表示応答が悪くなることがあります。

初期表示は、キューの滞留件数でソート(昇順)された順に表示されます。


シーケンス実行状況の詳細表示

シーケンスの実行状況の詳細を表示します。

[シーケンス実行状況]画面で、「シーケンス名で表示」をしているときに、シーケンス名をクリックすると、本画面が表示されます。本画面では、[シーケンス実行状況]画面で指定したシーケンスの、ESIMessageIDとその処理日時、処理ルート、およびステータスを見ることができます。

ESIMessageIDごとに、日時でソートして古いほうから新しいほうへ時系列に、最大10件までが表示されます。前後の状況を見るには、処理日時を指定し直して、検索します。
検索条件の[ステータス]を[エラー]にすることで、エラーのシーケンス実行詳細だけを表示することもできます。

図1.30 [シーケンス実行状況詳細]画面の例

表示内容
モニタ開始時刻

シーケンスの実行状況をリセット後、シーケンスエンジンを最初に実行した時刻が、「YYYY-MM-DD hh:mm:ss」の形式で表示されます。
モニタが開始されていない場合は、「-」が表示されます。

モニタ最終更新時刻

モニタが最後に更新された時刻が、「YYYY-MM-DD hh:mm:ss」の形式で表示されます。
モニタが開始されていない、または開始時刻からの積算時間が「0」の場合は、「-」が表示されます。

シーケンス名

対象のシーケンス名が表示されます。すべてのシーケンスの実行結果一覧を表示する場合、半角ハイフン(「-」)が表示されます。

シーケンスの説明

シーケンスの説明が表示されます。すべてのシーケンスの実行結果一覧を表示する場合、またはシーケンス定義でシーケンス情報の[説明]が定義されていない場合は半角ハイフン(「-」)が表示されます。

サーバ名

シーケンスを処理したサーバ名が表示されます。すべてのサーバのシーケンス実行結果一覧を表示する場合、[処理サーバ名]欄は“すべて”が表示されます。

処理日時

シーケンスの実行が終了した処理日時の年月日を入力します。

モニタ開始時刻から最終更新時刻までの間で指定します。この間を越えている場合は検索できません。エラーになります。
指定された日のシーケンス実行状況を検索・表示します。日付をまたぐ結果は検索・表示されません。日付を変更して、検索し直す必要があります。
処理年月日のみで検索を実行した場合、処理時刻を「00:00:00.000」として検索します。

半角数字と半角ハイフン(「-」)を使って入力してください。
秒(「ss.SSS」)は省略できます。省略値は「00.000」です。

初期値は、[モニタ開始時刻]です。

ステータス(上の検索条件部)

シーケンスの実行ステータスをドロップダウンリストボックスから指定します。

  • すべて
    すべてのステータスのシーケンスを指定します。

  • 正常
    正常終了したシーケンスを指定します。

  • エラー
    エラー終了したシーケンスを指定します。

必ず指定してください。
デフォルトは、「すべて」です。

ESIMessageID

ESIMessageIDです。

ステータス(下の検索結果一覧部)

各ステップの実行ステータスが表示されます。

  • 正常
    正常終了しました。

  • エラー
    エラー終了しました。[エラー]文字列をクリックすると、[エラー詳細]画面が表示され、該当ESIMessageIDに関連するトレースログ、トランスレーションログを見ることができます。

エラーのときは、目立つように、背景が赤またはピンクで表示されます。
文字列「エラー」にはリンクが設定されて、クリックすると「エラー詳細」画面が表示されます。

受信側EP

入力元のサービスエンドポイント名が表示されます。サービスエンドポイント名が設定されていない場合は、半角ハイフン(「-」)が表示されます。

送信側EP

出力先のサービスエンドポイント名が表示されます。サービスエンドポイント名が設定されていない場合は、半角ハイフン(「-」)が表示されます。

ユーザデータ

ユーザデータが表示されます。
ユーザデータはログ出力項目カスタマイズ機能を利用することでトレースログおよびシーケンスログに出力することができます。ユーザデータが設定されていない場合は、半角ハイフン(「-」)が表示されます。

ボタン操作
[戻る]ボタン

遷移元の画面へ遷移します。

[検索]ボタン

処理日時に指定された日時に該当するシーケンス実行詳細を検索して、表示します。

[クリア]ボタン

処理日時の値を消去します。


シーケンスエラー詳細の表示

[シーケンス実行状況詳細]画面で指定したESIMessageIDに対してシーケンスが実行された時のシーケンスエラー情報をまとめて表示します。表示対象となるログは以下のとおりです。

[エラー詳細]画面の画面例と項目を説明します。

図1.31 [エラー詳細]画面の例

表示内容
トレースログ

対象ESIMessageIDが関連するトレースログを出力日時の古い順に表示します。

トランスレーションログ

対象ESIMessageIDが関連するトランスレーションログを出力日時の古い順に表示します。

ボタン操作
[閉じる]ボタン

画面を閉じます。