非同期通信においてメッセージ処理中に異常が発生し、シーケンスが完了できなかった場合、異常時に出力されるリカバリメッセージを検索し、再実行または削除します。リカバリメッセージを再実行または削除する前に、メッセージの詳細を確認することもできます。
リカバリメッセージ
検索条件を指定し、リカバリメッセージを検索します。
[リカバリメッセージ]画面の検索条件の例と項目について説明します。
図1.32 [リカバリメッセージ]画面 検索条件部分の例
シーケンス名の一部を指定します。
指定した文字列を含むシーケンスのリカバリメッセージを検索します。
JMSCorrelationIDを指定します。
指定した文字列を含むJMSCorrelationIDが付与されたリカバリメッセージを検索します。
リカバリメッセージを検索するキューを指定します。以下から選択します。
すべて
すべてのキューを検索します。
InboundQueue
受信側のキューを検索します。
SendQueue
送信側のキューを検索します。
指定した条件で検索します。
一覧に表示できる最大件数は、100件です。
100件を超える場合は、先頭から100件までを表示します。
リカバリメッセージの再実行と削除
検索結果を確認し、リカバリメッセージを再実行または削除します。
[リカバリメッセージ]画面の検索結果の例と項目について説明します。
図1.33 [リカバリメッセージ]画面 検索結果の例
検索条件に合ったリカバリメッセージのJMSCorrelationIDが表示されます。JMSCorrelationIDが付与されていないメッセージは{no_id}と表示されます。
JMSCorrelationIDをクリックすると、リカバリメッセージの詳細情報が表示されます。
詳細情報は、“リカバリメッセージの詳細表示”を参照してください。
リカバリメッセージの生成日時が「YYYY/MM/DD HH:MM:SS」の形式で表示されます。
シーケンス名が表示されます。
キュー名が表示されます。
リカバリメッセージをリトライします。JMSCorrelationID横のチェックボックスをチェックし、[再実行]ボタンをクリックします。
リカバリメッセージを削除します。JMSCorrelationID横のチェックボックスをチェックし、[削除]ボタンをクリックします。
オン(選択)状態にすると、検索結果に表示されているすべてのリカバリメッセージのチェックボックスがオンになります。
オフ(選択解除)状態にすると、検索結果に表示されているすべてのリカバリメッセージのチェックボックスがオフになります。
シーケンス名にカーソルを合わせると、定義の説明が表示されます。
リカバリメッセージ生成日時でソート(昇順)された順に、一覧表示されます。
リカバリメッセージの詳細表示
リカバリメッセージの詳細情報が表示されます。
[リカバリメッセージ詳細]画面の画面例と項目について説明します。
図1.34 [リカバリメッセージ詳細]画面の例
ヘッダ情報(規定)
シーケンス名が表示されます。
キュー名が表示されます。
ESIMessageIDが表示されます。
受信側のサービスエンドポイント名が表示されます。
送信側のサービスエンドポイント名が表示されます。
終了の状態が表示されます。
・SUCCESS :正常終了です。
・FAILURE :異常終了です。
メッセージラベルとコードが表示されます。
エラーとなったステップ名が表示されます。
エラーとなったメソッド名が表示されます。
シーケンスログの有無が表示されます。
・ON :シーケンスログが採取されています。
・OFF :シーケンスログは採取されていません。
[表示]リンクをクリックすると、共通メッセージのヘッダ情報(JMSパラメタ)の詳細情報が表示されます。
詳細情報は、“ヘッダ情報(JMSパラメタ)の表示”を参照してください。
[表示]リンクをクリックすると、共通メッセージのヘッダ情報(ユーザ設定)の詳細情報が表示されます。
詳細情報は、“ヘッダ情報(ユーザ設定)の表示”を参照してください。
文字列に変換されたペイロードの内容が表示されます。
[リカバリメッセージ詳細]画面を閉じます。
ヘッダ情報(JMSパラメタ)の表示
共通メッセージのヘッダ情報(JMSパラメタ)の情報が表示されます。
ヘッダ情報(JMSパラメタ)の詳細情報の画面例と項目について説明します。
図1.35 詳細情報の画面例
JMSCorrelationIDが表示されます。
JMSExpirationが表示されます。
非同期メッセージのJMSMessageIDです。同期の場合は、“###”が表示されます。
JMSPriorityが表示されます。
JMSRedeliveredが表示されます。
JMSTimestampが表示されます。
JMSTypeが表示されます。
JMSStringが表示されます。
ヘッダ情報(ユーザ設定)の表示
共通メッセージのヘッダ情報(ユーザ設定)の情報が表示されます。
ヘッダ情報(ユーザ設定)の詳細情報の画面例と項目について説明します。
図1.36 詳細情報の画面例
ユーザが設定した情報が表示されます。
使用するISIの機能によって、ユーザ設定以外の項目が表示される場合があります。
「com.fujitsu.esi」で始まる項目は、ISIの内部処理で使用されます。項目の詳細は、Java APIドキュメントを参照してください。