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Interstage Service Integrator V9.2.0 運用ガイド

1.1.12 Interstage BPM Analytics連携の運用とリカバリ

Interstage BPM Analytics連携の運用とリカバリについて説明します。

1.1.12.1 運用

Interstage BPM Analytics連携を運用するために、ISIサーバでは以下の環境設定・定義が必要です。

前提条件

Interstage BPM Analyticsの実行環境を用意します。Interstage BPM Analyticsの実行環境の構築については、Interstage BPM Analyticsのマニュアルを参照してください。

次に、ISIサーバの以下の環境設定を行います。
環境設定ファイルのcom.fujitsu.esi.bpmmonitoring.cooperationに「true」を指定します。
または、ISI運用管理コンソールのシステム環境設定で、[BPM Analytics連携]に「ON」を指定します。

ISIサーバの稼働状況を監視する場合

上記の環境設定が必要です。

サービス(ステップ)の実行状況を監視する場合

シーケンス定義でシーケンス情報の[ステップログ]に「取得する」を指定します。「取得する」を指定すると、各ステップの実行ログが採取されるようになります。
シーケンス定義でステップ情報の[モニタリング]に「実行する」を指定します。「実行する」を指定すると、各ステップの[モニタリング]の設定が有効になります。

ユーザデータを監視する場合

シーケンス定義へ「Interstage BPM Analytics」ステップを挿入し、監視するユーザデータの定義が必要です。

必要な設定・定義のまとめ

上記の設定をまとめると、以下になります。

表1.3 必要な設定・定義

  

システム環境設定

シーケンス定義

シーケンス情報の[ステップログ]

ステップ情報の[モニタリング]

Interstage BPM Analyticsステップ

ISIサーバの稼働状況の監視

サービス(ステップ)の処理状況の監視

ユーザデータの監視

Interstage BPM Analytics連携を行うためには、Interstage BPM Analytics側でも定義が必要です。
Interstage BPM Analyticsの詳細は、Interstage BPM Analyticsのマニュアルを参照してください。

「Interstage BPM Analytics」ステップの定義内容に変更があった場合、Interstage BPM Analytics側で再定義が必要です。Interstage BPM AnalyticsのモニタリングデザイナでISIの定義を再度読み込み、Interstage BPM Analytics側の定義を行ってください。

1.1.12.2 リカバリ

Interstage BPM Analytics連携用のJMSキューへのイベントデータの書込みが何らかの理由により失敗した場合、リカバリファイルをもとに、再度Interstage BPM Analytics連携用のJMSキューに書込むことができます。
Interstage BPM Analytics連携でリカバリが必要なケースは、以下のとおりです。

esirecoverybpmmコマンドを使用して、Interstage BPM Analytics連携用のJMSキューへ再書込みを実行します。
esirecoverybpmmコマンドの詳細は、“ISI リファレンス”を参照してください。