Interstage BPM Analytics連携の運用とリカバリについて説明します。
Interstage BPM Analytics連携を運用するために、ISIサーバでは以下の環境設定・定義が必要です。
前提条件
Interstage BPM Analyticsの実行環境を用意します。Interstage BPM Analyticsの実行環境の構築については、Interstage BPM Analyticsのマニュアルを参照してください。
次に、ISIサーバの以下の環境設定を行います。
環境設定ファイルのcom.fujitsu.esi.bpmmonitoring.cooperationに「true」を指定します。
または、ISI運用管理コンソールのシステム環境設定で、[BPM Analytics連携]に「ON」を指定します。
ISIサーバの稼働状況を監視する場合
上記の環境設定が必要です。
サービス(ステップ)の実行状況を監視する場合
シーケンス定義でシーケンス情報の[ステップログ]に「取得する」を指定します。「取得する」を指定すると、各ステップの実行ログが採取されるようになります。
シーケンス定義でステップ情報の[モニタリング]に「実行する」を指定します。「実行する」を指定すると、各ステップの[モニタリング]の設定が有効になります。
ユーザデータを監視する場合
シーケンス定義へ「Interstage BPM Analytics」ステップを挿入し、監視するユーザデータの定義が必要です。
必要な設定・定義のまとめ
上記の設定をまとめると、以下になります。
| システム環境設定 | シーケンス定義 | ||
---|---|---|---|---|
シーケンス情報の[ステップログ] | ステップ情報の[モニタリング] | Interstage BPM Analyticsステップ | ||
ISIサーバの稼働状況の監視 | ○ | - | - | - |
サービス(ステップ)の処理状況の監視 | ○ | ○ | ○ | - |
ユーザデータの監視 | ○ | - | - | ○ |
Interstage BPM Analytics連携を行うためには、Interstage BPM Analytics側でも定義が必要です。
Interstage BPM Analyticsの詳細は、Interstage BPM Analyticsのマニュアルを参照してください。
「Interstage BPM Analytics」ステップの定義内容に変更があった場合、Interstage BPM Analytics側で再定義が必要です。Interstage BPM AnalyticsのモニタリングデザイナでISIの定義を再度読み込み、Interstage BPM Analytics側の定義を行ってください。
Interstage BPM Analytics連携用のJMSキューへのイベントデータの書込みが何らかの理由により失敗した場合、リカバリファイルをもとに、再度Interstage BPM Analytics連携用のJMSキューに書込むことができます。
Interstage BPM Analytics連携でリカバリが必要なケースは、以下のとおりです。
シーケンスのイベントデータの書込みに失敗した場合
サービス(ステップ)のイベントデータの書込みに失敗した場合
esirecoverybpmmコマンドを使用して、Interstage BPM Analytics連携用のJMSキューへ再書込みを実行します。
esirecoverybpmmコマンドの詳細は、“ISI リファレンス”を参照してください。