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Systemwalker Centric Manager 使用手引書 リモート操作機能編 Connect管理者ガイド

3.2.5 Live Help Clientの運用について

Clientは起動するだけで、Expertからの接続待受け状態となります。Live Help Connectを利用しないIPアドレス指定接続の場合、Clientは待受け状態では他のコンピュータとの通信が発生しません。しかし、Live Help Connectを利用する場合、Live Help Clientは起動時からLive Help Connectに接続して待受け状態となります。このため、サービス自動起動設定で、OS起動時にClientが起動するようにしておくと、OS起動中は常にインターネット経由でLive Help Connectへの通信状態となります。サービス自動起動のメリットとデメリットを“サービス自動起動のメリットとデメリット”にて示します。基本的に、サポート対象のClientコンピュータにエンドユーザがいるような運用の場合は、サービス自動起動による運用ではなく、必要な時に随時エンドユーザにClientを起動してもらう運用を推奨いたします。また、無人サーバをサービス自動起動でサポートする場合は、Client側にDMZを構築することを推奨いたします。

表3.5 サービス自動起動のメリットとデメリット

メリット

無人サーバを操作できる。

デメリット

OS起動中は常にインターネットに接続し課金が発生する。
OS起動中は常にLive Help Connectと接続するため、ネットワーク負荷が発生する。
OS起動中は常にLive Help Connectと接続するため、接続数64のうち1つを常に占める。

図3.8 Client起動時の接続状態